「古典芸能のツボ 歌舞伎の名作、名舞台」と題して
葛西聖司氏の講座に参加してきました。(NHKカルチャー梅田教室)
流暢な話しぶりに1時間30分はあっという間に過ぎ、昔の歌舞伎座の裏を映した
(多分昔NHKのアナウンサーでしたので放映されたと)フイルムを見せていただきました。
自分が歌舞伎に接し歌舞伎を好きになり、足を運ぶようになった根拠などを話され、今も
村芝居があり、その可笑しさや面白さを身振り手振りで話されていました。
そして、本題の歌舞伎の名作や台詞も熱っぽく語り、同じ演目でも役者や狂言方によってはかなり違いがあるので観てほしいし、観る楽しみを味わってほしいと~
東西の歌舞伎役者の名前や名台詞を実に生き生きとお話しされていた。(南座や新橋演舞場、中村座の話も)
講師の方で用意されていた台詞の数々の内、いくつか皆で言う(読む?)場面もあり
「60点くらいですね」とユーモアも交えた葛西さん。
最近お二人の名アナウンサーに接し違いはあるけどやっぱり歌舞伎(もちろん演劇や宝塚も含めて)を心から愛しているんだなと思いましたね。
最後に葛西聖司さんは映像などでは無く、生の芝居を観てほしいと~。
私は教える事より教わることに専念して、限りある自分の時間を生の舞台やステージに
ふれるようにしています。皆で言った名台詞
「月は朧に白魚の 鑑も篝も霞む春の空 冷てえ風もほろ酔いに 心持良く
うかうかと浮かれ烏のただ一羽 ねぐらへ帰る川端で 竿のしずくか濡れ手で粟
思いがけなく手にいる百両
ほんに今夜は節分か 西の海より川の中 落ちた夜鷹は厄落とし
豆沢山に一文の銭と違った金包み こいつア春から縁起」が良いわエ」(お嬢吉三より)