夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

それぞれの親子の絆を観る

2012年10月14日 | 舞と舞踊の会

風が心地よい10月13日「東西名流舞踊鑑賞会」夜の部(16時30分開演)を拝見した。

この会は魅力ある舞踊家さん方、活躍されている方の競演、構成が期待されている。

残念ながら今回は昼の部(13時開演)は失礼したが、パンフレットを拝見すると、

魅力ある演目が~

さて、15分の休憩をはさみ、親子の情や親としての嘆き、心情を表して、静と動を

見事に演じきった山村 若六世宗家。一中節「天鼓」

山村楽正が振り付けた遺作(定かではないが昭和39年?作舞とか)

一方、獅子の世界の親の厳しさ、勇壮そして親子の情愛をあらわした長唄「連獅子」。

今回は尾上流で親娘での共演です。

前者は衣裳つけで、宝塚調のモダンな舞台展開、鼓を象徴する小道具?大道具にも

工夫されていて演者の構成が光る。(暗転が少し長く感じた)

後者は着流し、すっきりとした舞台、手獅子を使い、花道も使い終わりかな?と

思いきや再度花道から登場(獅子の精で)これは効果はなかった様に思う。

その他に吉村古ゆう 地歌『雪』(着流し)

藤間恵都子 清本『玉屋』(衣裳つけ)

花柳寛十郎 長唄『娘道成寺』(着流し)   (各敬称略)

まあそれぞれすこ~し長かったように思ったがが皆楽しめた。

活躍中の舞踊家たちの舞台を観る観客席に空きがあったのはとても残念でしたね。