スタート 号砲!
トラックを4周まわり、ロードに出る。
周回ごとに『サンタ監督』から沿道でアドバイス受ける。
半分も走らないうちに失速…
体が前に行かない。
走れない…
無理矢理体を動かして走った。
「情けない、つらい、止めたい…」
気持ちがレースモードじゃない。
自分が情けなく、必死で走るのがつらく、生まれて初めて泣きながらレースを走った。
「ラストあと1分余裕ある!とにかく前を見て粘れ!」
『サンタ監督』の声に返事も出来なくなっていた。
「どんな形になってもいいから、最後まで走る!」
2時間12分45秒。
ぎりぎりで予選通過。
ゴール瞬間、泣いていたM見ちゃん…。
感動の涙?
違う気がする。
自分が情けなくて泣いた。
限界ぎりぎりの精神状態から解放されて泣いた?
普段あまり泣かないM見ちゃん!
今日はやはり、いつもと違う。