7時過ぎにホテルをチェックアウト。
寒い雨の中、スタート会場へ。
すぐに荷物を預けてトイレに並ぶ。
レースウエアはコンビニで買った500円のレインコートをはおり、半袖シャツにランニングパンツ、腕にはアームウォーマー…!
ウォームアップもできずに8時45分スタートブロックに整列。
スタートまで時間が長い。
次第に体が冷えて震えてくる。
手足の指先が痺れて感覚がなくなり、石原都知事の挨拶の頃には眠気に襲われた。
9時10分号砲
スタートする選手は団子状態。
紙吹雪の中、私も走り出したが意識が遠のく感じ。
山で遭難する人って、こんな感じかな…?
ペースをつかめず無意識に体を動かせているという感じ。
5kmごとのエイドでアミノバリューをとる。
10km走って意識がはっきりしてきたが、同時に体がキツくなる。
練習不足のツケ。
それから見事な失速!
何度も止めたくなる。
「楽しんで。」
「景色を見なさい」
「10年に1回、当選するかどうかの確率で走れるんだから!」
「苦しい、痛いは生きている証拠!感謝しなければ…」
レース前の応援コールを思い出す。
雷門にさしかかった時、ふくらはぎの筋肉が何度もつりかけて、痙攣。
痛い。
思わずゼッケンの安全ピンを外して痛い箇所に刺そうとしたが、寒さで指先動かず諦める。
39km地点。
沿道から
「このまま行ったら3時間30分で行けるよ!」
と言われた。
「今この瞬間を楽しむ!」
とにかく体を前へ!
ものすごくキツかったが、目標のサブフォーで完走できた。
悪コンデション、練習不足なのにそのタイムは立派ですよ。
しばらくゆっくり休養して、また頑張って下さい。
ありがとうございます。
人間は欲深いもので、
完走目標だったのが、終わってみれば・・・
3時間15分をきりたかった~
なんて
ふっと、頭のすみをよぎります。
ものすごくキツかったですが、楽しかったです。