コボンが小学5年生の頃
「ただいま~」
仕事終えたM見ちゃんは家の鍵を開る。
2階から血相を変えて、バタバタとコボン(息子)が降りてきた。
「お母さん!ほんまに僕の実の母か?」
マジ、不安そうなコボンの顔。
「今日、学校で性教育があってん。先生が、男と女がおらんかったら子供は生まれへんねんでと言った。僕は橋の下で拾われたんか?」
予想外のコボンの反応に驚いた。
普通なら
「僕のオトーサン、どこの誰?」
と、質問するのが普通だと思っていた。
タンスの中に、大切にしまっていた桐の箱に入った『へその緒』をコボンに見せた。
まだコボンが『胎児』の頃のエコーの写真も見せた。
次々とコボンが正真正銘、M見ちゃんの『大事な大事な息子』であることの物的証拠を見せた。
「あ~、良かった♪」
コボンの顔に安堵の色♪
性教育を習い、その実体を知った時、子供の心はショッキングゥ~!
それに輪をかけて、コボンは二重にショッキングゥ~!
きっと、事実を確認するまで、不安で心配でたまらなかったんだろう…
ごめんね。
コボンちゃん…
大学生になり、自由奔放に過ごす、青春真っ只中の現在のコボン・・・
『離婚』をテーマにしたテレビ番組を見ていたら
「つらい時の事、思い出さんでええで。」
と、逆にコボンの方から優しい言葉
小さい頃から添い寝をして、必ずコボンに言った言葉
それは…
「コボンちゃんは、大事な大事な息子やねんで」
添い寝をしなくなった今、そんなセリフを言ったら
「キモイ~!」
と、逃げられるだろう。
子離れトレーニングは難しい…!
うちの上の子は、「本当のお母さんとお父さんはどこ?」と聞いたことがありました。これはつらいぞー。
モンキーパークから帰ろうとした時、もっと遊びたかったのか、見ず知らずのお母さんと手をつないで行ってしまったこともあります。
いろいろありますよね。
大変で~す(x_x;)゜゜゜