黒鉄重工

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Port Alberniの保存鉄道を目指して ダイジェスト版 【2014/12/14】

2014-12-15 23:04:01 | 日常記
ビクトリアのあるバンクーバー島には現在営業運転を行っている鉄道はひとつもないのですが、保存鉄道はいくつか存在しているようです。
そのひとつがポートアルバーニPort Alberniにあるアルバーニパシフィック鉄道Alberni Pacific Railwayです。旧ポートアルバーニ駅とマクリーン製材所国定史跡を35分で結んでいます。
これに乗ろうというわけですね。ちょうどオフシーズン時にカナダに行ったものですから運転はあまり期待していなかったのですが、クリスマスシーズンだと結構運転されるようです。この機を逃す手はありませんね。というわけで行って来ました。



ポートアルバーニまではレンタカーを使用します。
路線バスがあるにはあるんですが本数は少ない運行時間も都合が悪く前泊だ何だしなければならず不便この上ないです。レンタカーのほうが手軽で安いです。
借りたのは日産アルティマAltimaの5代目(L33)。ティアナの北米仕様のようです。



せっかくレンタカーで行くので、ポートアルバーニに行くまでの間にある静態保存車を見ていきました。
ひとつめはレディスミスLadysmithにある11号機関車。2-8-2テンダー機です。



蒸気機関車の他にも数台の貨車が保存されていますが、機関車含めてほとんど放置されているような状態で荒廃が進んでいました。



ふたつめはクアリカムビーチQualicum Beachにある4号機関車。2-8-2タンク機です。屋根と背の高い有刺鉄線柵によって守られていて、状態は良好に見えます。



機関車のすぐ脇にはVIA鉄道の廃線跡と旧クアリカムビーチ駅の駅舎が残っています。
こちらに来て初めて見た駅舎です。



そして本命であるポートアルバーニへ。到着してすぐに7号機関車が車庫から回送されてきました。生きた蒸気機関車の姿に興奮を隠せません!



旧ポートアルバーニ駅も駅舎が残存していて、他にも貨物用ホームや給水塔などの要素を備えるポイントの高い駅です。



もちろん乗車します。片道35分ほど。最初は町の中を走りますが次第に森のなかへ・・・森林鉄道らしい雰囲気です。



着いたのはマクリーン製材所国定史跡McLean Mill National Historic Site。
こんな山の中になにがあるんだ・・・と思って歩いて行くと、巨大な製材工場と遭遇。ポートアルバーニの主要産業だった林業についてのテーマパークなのでした。
死んでいるように見えますが、ちゃんと動かすことが出来て材木も加工できるそうです。



製材所以外の建築物も復元・保存されています。



帰りも蒸気機関車に乗って戻りました。あとはひたすらハイウェイを走って帰宅です。

思っていたよりも楽しめました。こんな鉄道があったのだとまた新しいことを知れました。
ドライブも面白いですね。日本の道路よりも走りやすいですしガソリンが安いのが素晴らしいwまたドライブに行くことになるかも知れません。

完全版は・・・また数カ月先になるかと思います。気長に待ってください。それでは。