黒鉄重工

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カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その5【2016/5/28】

2020-07-29 22:17:31 | 日常記
シェルビー・コブラ(1967年式)
キャロル・シェルビーが手掛けたスポーツカー。これは知ってるよ!
フォード・フェアレーン用の4.0L V8エンジン(改良でどんどん大排気量になっていくが)を、イギリスのACカーズのシャーシとボディに乗せて生まれた混血児です。
アメリカ各地の草レースで猛威を奮ったとかで。


上記の通りボディはイギリス製なので見た目は全くアメ車らしくないのです。


ステアリングホイールのコブラのバッジが良いですな。


フォード351Wエンジン(5.8L V8)。


マクラフリン・ビュイック・ロードマスター・フェートン(1936年式)
ロバート・マクラフリンという人が1869年に創業したカナダの自動車メーカーで、もともとは馬車製造をしていた会社です。GM創設者となるウィリアム・C・デュラントとマブダチだったので、彼が経営を引き継いだビュイックと早い時期から提携していた模様。で、1908年にGM創設に関わったそうな。


んで、このロードマスター・フェートンというのは、バンクーバー島の金持ち、ダンスミア家(おそらくジェームズ・ダンスミア)が3人の娘用に拵えさせた車で、3台しか作られていません。事実上、特注車です。


エンジンは、オリジナルのビュイック製3.8L OHV式直列8気筒。トランスミッションはスチュードベーカーの3速MTに交換、差動装置(横文字でいうところのディファレンシャル)は高速巡航可能なように1949年マーキュリー製に交換、ブレーキはキャデラック製ドラムブレーキに交換・・・なんだそうな。


1937年9月30日にフランクリン・D・ルーズベルト元大統領がビクトリアの総督官邸を訪れた時に乗車したのがこれなんだそうな。歴史的にも意義のある車です。


ボルボ・1800S(1968年式)
珍しくボルボ車です。ボルボが生産していたスポーツカーです。


うしろ。


ポルシェ・356アウトロー(1964年式)
御存知ポルシェのスポーツカーでござい。



年式からすれば厳密には356Cのはず。アウトローというのはよく分からんちん。


うしろ。ポルシェなのでRRです。


シボレー・インパラ4DHT(1959年式;2代目)
今日一番のオラオラ系自動車です。すごい押し出しの効いたフロントしてますね。


クロームもマシマシで、日本のオラオラ系ミニバンといい勝負できます。


ドアミラーもメッキ掛けは当然として形状も凝っていますね。


内装は青基調で目に優しいです。


フロント以上に衝撃的なのがリアのテールフィンで、こんな翼上に広がった形状はこのインパラの大きな特徴でしょう。これもうどっちがフロントなのか分からなくなるくらい主張してますね。
これのトランクってどこが開くんでしょうね・・・。


シボレー・セダンデリバリー(1937年式)
セダンのボディをバンタイプにしたやつですな。デリバリーはあくまで業務用の荷室なのか、後ろの窓はガラスになっていないですね。


フロント。地味にウィンカー付いているんですね。


エンジンは、305チューンドポートインジェクションエンジン。トランスミッションは、700R型AT。


後ろ。

というところで今日はここまで。


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