67camper's Blog

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超幻だったJRのStudio4盤

2006-10-12 03:12:02 | jazz & vocal
In Action/J.R. Monterose plus The Joe Abodeely Trio
(Studio4 TFJL-38005 jp reissue)


 JR Monteroseは以前は過小評価の代表的ミュージシャンであったといえますが、ブルーノート盤を始め,マイナーレーベルであるJARO盤(ザナドゥ盤),そしてこのStudio4盤の再発盤がリリースされる事になり、もはやアンダーレイテッドと言う言葉は過去のモノとなり、熱心なジャズファンの中には彼の支持者はむしろ多いのではないかと想像します。BN, JARO, Studio4以外では、彼はサイドメンとしてプレーしている直立猿人やドーハムのジャズ・プロフェッツでの演奏が知られていますよね。独特の乾いた男性的音色のテナーは彼の個性であり、ミンガスをディグしていない自分にとってもドーハムとの共演盤は古くから愛聴盤でした。

 さて,本日アップのアルバムはアイオワ州のテンダー・トラップ・クラブという地方のクラブのレギュラートリオを従えてイリノイ州ロックアイランドのStudio4 Recordsに64年にスタジオ録音されたアルバムです。再発盤が出るまでは、このプライベート色もあり、とにかく超幻の部類のアルバムであった訳ですが、JRの魅力が充分に発揮されており共演のJoe Abodeely trioの演奏の素晴らしさもあり、JRを聴くにはマストアイテムとも言えるアルバムと思います。AB面,各3曲ずつで中にA面は"I should Care", B面は"Lover Man"をはさみ前後をJRのオリジナル曲で固める構成です。2曲のスタンダードのバラード演奏もさることながら,オリジナル曲でのJRのハードなソロ,スウィンギーなプレイも捨て難い!ピアノのDale Oehlerのピアノも無名プレーヤーとは思えない好演に思えてしまいます。

 当然の国内盤再発ですが、良いアルバムです。ほんと!