I Feel Like A Newman/Joe Newman
(Storyville STLP905)
(Storyville STLP905)
Basie楽団は年代によって,そのスタープレーヤーが入れ替わっていきますよね。顔はやはりベイシー本人ですが,リズムを支えたフレディ・グリーンこそがと言われる方もあろうかと思います。ブラス,リードセクションのサド・ジョーンズやフランク・フォスターやフランク・ウェスなども候補にあがるタレントだと思います。さらに、"The Midgets"の作者としても知られるジョー・ニューマンもトランペットセクションを支えた重要なプレイヤーだと思います。
本日アップのストーリービル盤は、最初から12インチとして制作されたアルバムでありますが,初期の彼の傑作として知られるモノです。2つのセッションからなり、4管+ギター入りリズムセクションのオクテット編成のモノ(Newman, Gene Quill, Frank Foster, Billy Byers, Freddie Green, John Lewis, Milton Hinton, Osie Johnson)とクインテット編成のモノ(Newman, Frank Wess, Sir Charles Thompson, Ed Jones, Shadow Wilson)が収録されています。ベイシー色の強いオクテットも良いですが,よりニューマンのプレイにスポット当たったこの5重奏団の演奏を好んで聴いてます。各面前半がオクテット,後半がクインテットの構成でA面の"Sweetie Cake"と"East Of The Sun", B面の"Gee, Baby, Ain't I Good To Me"と"My Blue Heaven"はオープンとカップミュートを駆使したニューマンの唄心あふれるソロが聴かれる快演です。ピアノのトンプソンのプレイも貴重ですよね。
ストーリービルのモノラル盤,オリジナルで石畳と人影の想像力をかき立てるカバーも魅力ですね!