67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

今年最後のキャンプ、DOの競演

2008-11-22 19:19:01 | キャンプ

 日本列島を襲った11月とは思えない寒波、一昨日には南国高知でも雪でした。今回キャンプした津野町のカワウソ公園と同じこの町の山間部もお約束の降雪でした。「これは寒くなるぞ」って感じで、コールマン製ウィンター用のマミー型シュラフ「TASMAN X-18」持参で望みました。いつも金曜夕方から始まるキャンプですが、この時期キャンプ場に着くともう真っ暗。予想外の時雨もあり、設営には難儀しました。でも8時頃からは雨も上がり(雪にならなくてよかった)、いつものギター/ウクレレキャンプとなりました。翌朝には、ものすごく暖かくなり撤収時には半袖Tシャツ一枚です。画像は朝のキャンプ場、天気もよくって最高です。





 はっきり言ってダッジオーブン(DO)料理は初心者ですが、67camper家では日常でキッチンでDOを使っているのです。そのためシーズニングはバッチリ。今回初めてマル鶏のローストチキンに挑戦しました。肛門から溢れんばかりのニンニクを挿入し塩こしょうをまぶしてトライポッドに吊るして野菜と一緒に焼き上げました。チキンはこうやって食べるのが、やっぱり一番旨いですよね。下手なソースなど要りません。まな板でとりわけ一気に食べつくしました。大成功!パチパチ。新しくユニフレームのDOを入手したTさんの豚バラ肉スモークもいいできでしたね。











 テント内の暖を取る目的もあって、鍋は2つです。ツタちゃんの石狩鍋、Hさん調達の北海道産のタラバ入り寄せ鍋、翌朝はGさんが金曜朝から仕込んだパンと焼きリンゴをDOで焼き上げる超豪華版でした。勿論、夜を徹してギター、ウクレレとやりまくったのは毎回同じです。今回は、キャンプ初心者の我々でも楽しめたDO料理を味わおうという目標は充分に達成できたと思いますね。いい気分でキャンプ場をあとに出来ました。午後そして翌日の仕事もこれで頑張れます!

甘い中音域が魅力のローラのボーカル

2008-11-21 03:22:32 | jazz & vocal
Dreamsville/Lola Albright
(Columbia CS8133)


 女優、歌手、タレント性、美貌どれをとっても文句なしのシンガーがLola Albrightだと思います。シンガーとしては軽くハスキーな中音域が甘く、声を聞いているだけで幸せになれるボーカルですよね。デビュー盤と思われる"Lola Wants You"(Kern盤)も再発盤で所有していますが、本日はTVの”Peter Gun”で親交をえたヘンリー・マンシーニの伴奏で聞かせる"Dreamsville"をアップいたします。

 マンシーニの指揮で、ピアノとバイブラフォンが効果的に使われている伴奏で彼女の女らしいボーカルに絶妙な味わいを醸し出しています。A面、冒頭の"Tow Sleepy People"から彼女の魅力が横溢しており聞き手をぐっと引き込んで行きますね。他にもA-5の"You're Driving Me Crazy"やB面の"Soft Sounds", "It's Always You"や"Just You, Just Me"でも彼女の情感溢れるボーカルが楽しめます。



 女性としての美しさはフロントカバーで納得ですが、軽く腰掛けて煙草を構えたバックカバーのモノクロカバーもいいですね。写真的には断然バックカバーでしょうね。所有盤はコロンビアのプロモ、ステレオ盤でホワイト6eyeラベルです。コロンビアのボーカルではなかなかの人気盤で結構入手困難だったアルバムでもありますね。

ジャケ買い以外あり得ないARTIE SHAWの一枚

2008-11-20 06:35:49 | jazz & vocal
Back Bay Shuffle/Artie Shaw
(RCA LPM-1217)


 スウィングジャズ、アーリージャズはあんまり得意な分野ではないですが、30-40年代を通じて最も有名なバンドリーダー兼クラリネット奏者として知られるのがアーティ・ショーではなかろうか?和田誠画伯の名著「いつか聴いた歌」(下画像)の冒頭にとりあげられたビギン・ザ・ビギンはとってもよく知られたコール・ポーターの名曲ですが、このアーティの演奏で世に広まったと行っても過言ではないでしょう。アーティー・ショーはモダンジャズファンには軽視されがちですが、彼の演奏はさておき、一人卓越したドラミングを聴かせるバディ・リッチの演奏が聴けることを忘れてはいけませんね。本日は、数少ない彼の所有盤から某吉祥寺のジャズ喫茶店主が著書の「感情的JAZZコレクション」(下画像)でその素晴らしいジャケをとりあげていた"Back Bay Shuffle"をアップいたします。これも数ある抱擁カバーの傑作ですね。当然のジャケ買いです。



 メンバーなんかどうでもいいでしょう!っていうかわかりません。録音は37-39年、45年とのことですが、思いの外のクリアサウンドには驚きです。演奏曲はA面で"September Song", "Lover, Come Back To Me", "Softly, As In A Morning Sunrise", B面の"Easy To Love", "Soon", "Carioca"スタンダード中心で聴きやすいですよ。A-5の"Indian Love Call"ではボーカルも聴けるんですが誰でしょうねぇ?情報あればご教示くださいね。

 所有盤はRCAのモノラル、オリジナルです。某吉祥寺のジャズ喫茶店主が3500円で買えるならお買い得と評したアルバムです。カバーが3000円ぐらいの価値でしょうかねぇ???

寒波襲来!でもこの金曜日にキャンプするのだ!

2008-11-19 02:05:42 | キャンプ

 今日は北風が吹いて寒い一日でした。久々に高知にいて底冷え感を味わいました。まるで冷蔵庫の中のようなどと言っていると極寒の秋田のちゅうさんは冷凍庫って感じでしょうね。明日も、気温は下がり高知でも最低気温3℃、最高13℃の予想です。とはいえ、この週末にいつものメンバーで「かわうそ公園」でのギターキャンプを予定しているわれわれはバカですね。今年も、恒例のキャンプは最後になりそうです。12月には忘年会が目白押しだし、11月の連休前の金曜日にみんなで食材を持ち寄り楽しむ予定です。

 昨年も11月、今年2月と寒い時期にキャンプをやってきましたが、いずれも比較的暖かかったので、この分だと気温的には最もきびしい一夜になりそうです。ということで、今回登場させるのがコールマンのウィンター用のマミー型シュラフ「TASMAN X-18」です。今まで3シーズン用のレクタングラータイプのシュラフを着込んで使ってましたが、やはり寒くなかなか寝付けなかった思いがあり、ついにキャンプアイテムに加えてみました。グースダウンじゃないですが-18℃まで行けるというカタログ表示ですので何とかなるだろうと考えてます。また使用感のレポートもあとでしてみますね。

円高の恩恵!スタディインブラウンのオリジナル

2008-11-18 00:26:25 | jazz & vocal
Study In Brown/Clifford Brown
(EmArcy MG36037)


 この7月に久々に以前から所有していたスタディインブラウンの国内再発廉価盤をアップしたのですが、このログの最後に「一度でいいからオリジナルで聴いてみたいと思っています。」なんて書いておいたのですが、正夢になったというか折からの円高の恩恵を受けて、送料込みで6200円でオリジナルを入手することができました。やった~!

  

 ジャケはエマーシー特有のコーティングが少し剥離し始めていますがバブリング(泡状にしらけた様子)もさほど強くない状態でした。インナースリーブもエマーシーのオリジナルがついており、盤もミントコンディションという願ってもないコンディションでした。全体の音圧の凄さ、ブリリアントなブラウニーは当然ですし、ランドのカサカサなテナーのサウンドも、大音量の国内盤でもそこそこに味わえていたのですが、実際大きく変わったのはリズムセクションです。特に、リッチー・パウエルのピアノの音がこれほど太く逞しかったか!という感じです。また、ローチの機関銃のようなドラミングも籠りがなく生々しいですね。

 それにしても円高のおかげでこんなこなれた値段で入手できるとは・・・。日本の相場については良く知らないのですがやはりこのコンディションならかなりいい買い物だったと言えるのではないでしょうかねぇ・・・。それとも当たり前かな???

見頃の紅葉はどこに行った?!仁淀川町・中津渓谷

2008-11-17 00:04:30 | Volkswagen

 今年は、11月早々に富山遠征があり、高知の紅葉をめでる機会を逸してしまったのかな?確かに富山のIOXアローザは思いの外の好天でそれなりに紅葉が楽しめましたが、ここ2-3年毎年のように訪れている面河渓谷は気がついてみるとヤフーの紅葉情報では落葉になっていました。代替えという訳でもないですが、ヤフーの紅葉情報で見頃となっていた近回りの仁淀川町の中津渓谷に行ってきました。天気の方は、週末天気予報は雨の予報でしたが幸い朝から好転してきました。カフェオレで出かけるには絶好です。フルオープンで約一時間のドライブで到着です。入り口の駐車場は既に満杯で路上駐車です。帰りには前後とも路上駐車で一杯でした。



 紅葉は、ヤフーの情報とは異なり見頃をやや過ぎた感じで、雨上がりの遊歩道には落葉した紅葉が溢れんばかりでした。紅葉も黄色から茶色がかっており、最盛期はやや過ぎた感じでしたね。それでもスポットではそれなりの色づいた紅葉を楽しめました。



 子供達がダウンを着ているのは、別に寒かった訳ではなく、カフェオレでオープンで走ったからですよ!今日の高知は暖かかった!20℃は超えていたのでは・・・。



 雨の影響で、水量が増えた渓谷は普段とは異なり豪快で遊歩道の最終点にある雨竜の滝には水しぶきとともに虹が見えるほどでした。上図中央に虹が見えるんですが、少し確認しにくいですね。



 滝の鑑賞デッキでの水しぶきを浴びながらの撮影です。
 燃えるような紅葉を鑑賞できれば良かったのですが、それはまた来年までとっておこうというところです。

キャンパー燃料タンクのガソリン漏れ

2008-11-16 05:29:57 | Volkswagen

 普段は満タンに燃料を入れることは滅多にないのですが、夏場に満タンにしておいておくとタンクの内圧が高くなって燃料が注入口の周囲に少量ですがリークしてきます。夏以来少なめにガソリンをいれて対処してきましたが、今回フラットパワーさんに見ていただきました。画像のように燃料注入口の周りにはガソリンが付着したあとがあり少し変色しています。ご承知のようタイプ2では、燃料タンクはエンジンの向こう側にありますから、全ては見えません。エアクリーナーをはずしてみたのですが、エア抜き箇所が???です。エアクリーナーをはずしてみると中間のゴム製のダクトが破れていて、これも一緒にテープで処置してもらいました。



 燃料口のキャップは周囲から内圧緩衝のために気体がリークする格好になっているようですね。自分のキャップは目詰まりでもしてこの気体のリークが不十分なのかもしれませんね。小森商店のリプロ新品も考えましたが、とりあえずは燃料キャップのコルク下にスペーサーを挿入してみました。画像のグリーンに見えるところが挿入したスペーサーです。果たしてうまく行くのでしょうか・・・?

「いとしのエリー」だけではないレイ・チャールズ

2008-11-15 00:05:17 | jazz & vocal
Soul Meeting/Ray Charles & Milt Jackson
(Atlantic SD1360 jp.reissue)

 レイ・チャールズと言うとR&Bの大スターですよね。若い世代の方には、ピアノの前で身体をのけ反らせて唄うサザン・オールスターズの名曲「いとしのエリー」のカバーが心に残っているのではないでしょうか。一方、R&Bファンやジャズ・ボーカルファンにとってはやっぱり"Georgia On My Mind"の名唱が印象的ですね。この曲と同じく、レイはジョージア出身で6才で緑内障のため失明したと言います。このソウルの神様と言われるレイが、これも全編ブルースというバイブラフォンの至宝ミルト・ジャクソンと共演した2枚のアトランティック盤がありますね。この一枚を本日はアップいたします。

 メンバーはRay Charles(p, as), Milt Jackson(vib), Kenny Burrell(g), Percy Heath(b), Art Taylor(ds)の五重奏団であり、ケニーの参加がブルースフィーリングに拍車をかけており、Skeeter Bestがギターに入るもう一枚を凌駕しているのはこの辺りにあるのかも知れません。自分もレイのR&B、ブルース畑の活躍に明るい訳ではないですがA-1の"Hallelujah I Love Her So"はレイの中では最も知られた曲らしいですね。ケニーとミルトのプレイが圧倒的です。A-2の"Blue Genius"はややゆっくりめのブルースですがこのテンポになるとケニー、ミルトの2人のブルージーな味が最も伝わりますね。レイのピアノもグルービーですね。A-3の"X Ray Blues"ではレイのアルトが泥臭く味わい深いです。B-1の"Soul Meeting"はミルトのオリジナルブルースでやはり作曲者のプレイが素晴らしいですね。レイのピアノのブルースフィーリングはさすがです。B-2のスローなバラードにおいてもレイのピアノはリリカルで違った一面をみせています。“ミルト、レイ、ケニー”このコンビネーションでのブルースフィーリングの競演がテーマで愛すべき一枚に仕上がっています。

 所有盤は昔のビクターが出した国内再発盤であり、いわゆるペラジャケです。昔の国内盤は分厚くっていいですね。

ジョー・ウィリアムスの" DETOUR AHEAD"が好きだ!

2008-11-14 03:52:15 | jazz & vocal
Joe Williams Sings....Everyday/Joe Williamas
(Regent MG6002)

 カウント・ベイシーの専属ボーカルとして知られるジョー・ウィリアムスは、ベイシーバンドをバックに付けたパフォ-マンスがやはり有名で、VERVEの初期のアルバムの”The Greatest!や"Count Basie Swings・Joe Williams Sings"が有名でしょう。これでは歌もの、バラードなどが絶妙のベイシーバンドのバッキングにのって唄われています。彼の本質は、ブルースシンガーでありJelly Roll MortonやBessie Smith, Joe Turnerをfavorite artistとして挙げていますよね。本日は、彼の本質とも言うべきブルースにスポットをあてた、サボイ傍系のRegentの一枚をアップいたします。

 何故、このアルバムが好きかって?勿論、彼のblues feeling溢れるヴォーカルが聴きものなんですが、A-2の"Detour Ahead"の素晴らしさにあります。自分はこの言葉を初めて目にしたのは、アメリカ生活中に車を運転していて出くわした道路標識でした。”迂回路あり”って意味だと思うのですが、この歌での意味は「回り道をしてでも行くべき道へ進もう」って感じらしい。この曲は、レディデイの得意曲でもありますが、個人的には女性ではアイリーン・クラールが一押しです。そして男性ではやはりこのジョーのボーカルが素晴らしいですね。ゆったりとしたビッグトーンで聴かせる"Detour Ahead"の名唱だと思います。この"Detour~"を挟んでのA面の冒頭"It's Raining Again"からタイトル曲"Every Day"の流れがいいですよね。サイドメンも豪華でBennie Green(tb), Earl Washington(p), Kansas Fields(ds)等の名前がクレジットされています。Greenのソロも少し聴けますよ!

 所有盤はRegentのモノラルオリジナル盤です。こういったベイシーバンド抜きですがジョーのブルースシンガーとしての魅力溢れる一枚です。

オーバーシーズを生んだJ.J.グループの快演

2008-11-13 00:05:32 | jazz & vocal
Dial J.J.5/The J.J.Johnson Quintet
(Columbia CL1084)


 ピアノファンじゃなくても放っておけないトミフラの名盤中の名盤、オーバーシーズはジャズファン必聴の有名盤ですが、これはJ.J.のグループのスウェーデン楽旅の間にスウェーデン・メトロノームにふきこまれた録音であることは皆さんご存知の通りだと思います。このピアノトリオ(トミフラ、ウィルバー・リトル、エルヴィン・ジョーンズ)がJ.J.のグループのリズムセクションとなっており、フロントにJ.J.と白人のテナー・フルート奏者ボビー・ジャスパーを加えた五重奏団での演奏が本日アップの「Dial J.J.5」です。

 「ケリーブルー」ではフルートに徹していたジャスパーのテナーがやたら力強く(周りがおとなしいためか)、軽めの音圧ですがJ.J.の卓越したテクニックを楽しめる構成です。そしてオーバーシーズを生んだトミフラの艶やかなピアノやエルビンのポリリズムなど聞き所は多く、J.J.のリーダー盤でも比較的人気の高いアル会bむだと思います。A-1の"Tea Pot"からいきなりのJ.J.の急速調の快演が聴けます。個人的に好きなパーカーのラテンリズムを駆使した"Barbados"の演奏も好きですね。B面のガーシュインの"Love Is Here To Stay"で始まりますがB-2のJ.J.、Jasperが抜けたトリオで演奏される"So Sorry Please"が圧巻です。エルヴィンのブラシもきけオーバーシーズそのものです。最後の"Old Devil Moon"の演奏もすばらしいですね。

 所有盤は6eyeのコロンビア、モノラルオリジナル盤です。音質的にはトミフラのピアノが抜群の艶っぽさでいいですね。やはりこの時代のJ.J.、トミフラ、エルビンが聴ける名盤の一枚と思います。