Higher and Higher

2009-01-29 22:35:55 | 司法試験関連
最近、ゼミや小教室などを受講されている方から、嬉しい意見を頂いています。特にフレームについては、「教わったとおりに答案を書くようにしたら、答案練習会で点数が物凄く上がった」という意見を頂きましてほっとしています(笑)。実際問題として、本試験の結果が2000番~3000番の層の人は特にそうだと思うのですが、純粋な知識面や法的な実力については少なくとも合格者の3分の1くらいとはあまり変わらないのではないか、というのが持論です。

問題文に対するアプローチの仕方、答案の書き方において強く意識していけば、あっという間に合格圏に突入できると思います。フレームゼミ・小教室は毛色の変わった講座で、どんな時期の人が受けても学習効果がその人の置かれた状況なりに出てくるものなんですが、今年受験予定の人で一番劇的に効果が出て来やすいタイプは上記のような状況にある人だと思います。ガイダンスでも強調しましたが、「自分は」どの点にボトルネックがあるのか、履き違えてはいけません。問題文へのアプローチの仕方に問題をかかえている人が、いくら基本書や判例解説なりを熟読しても何の解決にもならないからです。

ゼミ・小教室は、ちょうど民事系まで終わって小休憩に入っています。在学生の人はローの定期試験終了後、そうではない人は今からも十分間に合うので受講してみて下さい。

さて、例の「1対8」の件ですが、今まで択一重視の勉強をしてきたことがまずいわけでもなんでもないので「勉強の主軸を間違えた!」などと焦ったりしないように注意して下さい。何度も言うように、新司法試験のインプットに、択一専用も論文専用もありゃしません。広く浅く満遍なく、条文や判例を中心に勉強してきたのであれば、それはそのまま論文突破のための基礎体力になります。今後は「対論文用アウトプットの仕方」を意識した勉強に切り替えればむしろ効果抜群です。

一番危なっかしいのは、「択一は手を抜いても良い」という勘違いです。穴ができるようなインプットの仕方は、現在の出題傾向からすると大変危険です。虫食い状態になるような「ピンポイント式」のインプットの仕方は駄目です。「広く・浅く・満遍なく」です。また皮肉にも受験指導校の択一プロパー講座や教材を使用し要領よくテキパキと処理する必要性は逆に上がったといえます(あんまり時間をかけたくないのと適当なところで切り上げたいので)。アウトプットに費やす時間の絶対量を落とせるので、その分を論文にシフト、という感じになります。

あとは5月に向けて驀進あるのみです!合格に直結することなら幾らでも悩みましょう。しかしそうでなければ悩むだけ無駄です。悩む価値があるのかどうか、この基準を忘れないで下さい。一気に追い込みをかける時期がやってきたのです。

頑張りましょう!
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