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自分はどんな試験を受けているのか認識する

2011-10-28 18:32:33 | 司法試験関連
司法試験は,誰にでも受かるような,御気楽な試験ではない。現状,ロースクールを卒業すれば受かります,という類でもない(最初の制度設計はさておき)。心身ともに,それなりの負荷がかかる試験であり,合格するためにはマスターしなければいけないスキルも多く,それらをマスターするにはそれ相応の努力が質量共に要求される。

どうもその辺がよく分かっていない人がいるのは,事実ではないだろうか。試験である以上は,覚えなければいけない知識の「絶対量」がある。それを下回っていては,いつまでも受からない。「覚えられない」,「覚えられる」という話ではない。受かりたければ,「覚えるしかない」のである。条文の通読すらしないで法律家になろう,というのは正直理解できない。理解も大事だが,暗記も同じくらい大事である。

ロースクール制度の拙さはもう色々あるが,一番拙いと思うのは,「簡単に誰でも受かる試験」のような間違った印象を与えたことにあると思う。合格者増員路線は,中途半端なままだが,その理由の一つには,平均的ロースクール卒業生のレベルが,一定水準に達していない,というのがある。一定水準に達していなければ受からせるわけにはいかない。これは2000人だろうが,3000人だろうが合否判定の際,当然考慮される事項である。当初の制度設計の「卒業したら高確率で合格できる」というのは,「2年ないし3年しのげば受かりますよ」,を意味しない。「卒業すればそれ相応のレベルにあるはずだから」,というのが当然の大前提だったはずである。まず,これが崩れてしまっている。そこを認識しないといけない。

司法試験は楽に受かる試験ではない。その試験対策が「大変」なのは当たり前なのである。日々ビリビリ来るような受験生生活を送って欲しい。そうしないといつまでも合格できない。
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勝利への脱出

2011-10-28 13:28:23 | 司法試験関連
神無月ももう終わりだが,東京は日中はかなり暖かい。でもドンドン寒くなるのだろうなぁと思うとやや陰鬱な気分になる。昨日本気で思った。「早く夏来ないかな・と。

今年の受験生としては,1ヶ月もすれば修習が始まるので,同期が別のステージへ上がり,何となく置いてけぼり感を持つ時期でもある。しかし,ここは耐えて頑張るしかない。重要な事は,来年自分がそうなれるようにすることにある。これからの半年強は,つまらない,大変なのが「当たり前」と言うように腹を括る事が大切だ。大変なのが「当たり前」と思えば,それが「普通」になる。それが「普通」なんだからとやくかく思うこともない。大体,受験生活なんて楽しいわけない。最短距離でそのような状況から抜け出すことだけ考える。受かるまで同じ状況が続くのだ。ここは抜け出すしかない。
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