銀と銅は取れても,金メダルが全然取れない日本,ということが話題になっています。「メダル総数」という意味では十分凄いレベルだと思うのですが,やはり金メダルが重要だと言うことと,「肝心のところで勝ちきれない日本人気質」という点が問題視されているみたいです。特に指導者層は「何故あそこまで行って勝ち切れ無いのか」,というのが相当悔しいみたいですね。確かに,金と銀・銅の数の差がちょっと今回は異常な感じはします。何かあるんですかねー。
さて,この問題ですが,実際には状況次第だと思います。金メダルを狙ってきた人にとっては,銀や銅では満足いかないでしょう(スポンサー企業等も含めて)。これに対し目標が「メダル」獲得であれば,銅メダルでも満足行く結果,となると思うのです。選手個々人のレベルではこれだけの話でしょう。司法試験で言えば,「とにかく合格できれば良い」,という人と「あくまでも順位に拘る人」の違い,って感じでしょうか。
でも司法試験の場合,「受かるか受からないか」の二者択一なので,実情は「金メダル=合格」か「そうじゃないか」,という図式だと思っています。そこには「勝つか,負けるか」しかありません。受験生は勝つしかありません。勝つんです。
私個人は,「2位もビリも1番ではない,という意味では同じ」という言葉が好きです。