「吐」 (はがき)
自分の好きじゃないところを、敢えて書き出してみる。
そんな作業を、昔は時々やっていた。
大学3年の頃のノートにあった、その作業。
こだわるあたしがきらい
なのに洋服を選べないあたしがきらい
歩行者天国で踊れないあたしがきらい
思考能力が足りないあたしがきらい
あの頃の私は、たぶん親の言うことを素直に聞く方で、
自分では何も決められず、選べず、どんな勇気もなくて。
でもどこかでそんな自分をわかっていて、好きじゃなくて
きらいな自分を見て見ぬふりをすると、余計に苦しくなるけど
たまには吐露してみると、きらいな自分もちょっとだけ楽になったり
今? 今もまだまだ、好きじゃないとこ、色々ありますね~