心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

隷書や木簡が教えてくれること

2011-05-20 | 木簡

                     「星」 「月」 (はがき) 

 

 

友人Rさんに、確か・・・

 『ぽっかり空に浮かぶ星』『やさしく見守る月』っていう感じで

「星」と「月」って文字を書いてみて~と言われて、

ま、そんなイメージでもって書いてみたんだけど、どないでっしゃろ 

 

 

あなたの書くものは、バランス感覚(は) いいわよね~って時々言われる。

で、バランスってなんだ?って、このはがきを見ながら、ふと。

 

バランスって、全部を頑張りすぎないってことかも・・ね

 

文字で言うなら、ここを強調したいとか、ここが見せ場!ってとこを感じたら、

それを生かすために、他は遠慮したり力を抜いたり。

 

それは隷書や木簡を臨書していると、すごく感じるところでもあり

たとえば曹全碑(↓)を見てみると。

 

 

『全』の下の「王」は中心にちょこんと小さ目にすることで、

傘の部分のゆったりとした世界を強調していたり

『景』『蓋』『翦』『伐』などの、波磔(はたく)=横画の終筆部分の三角状の払い

を見せ場にするために、それ以外の部分は狭く細身にしていたり。

 

『人』『也』『之』だって、右へ流れる線を、より伸びやかに美しく見せるために

立ち位置は思い切り左に寄せて、頭は小さくしていたり。

 

なるほど~と、いつも隷書や木簡には頭が下がる。

心や人間関係のバランスもしかり・・って思ったりするのであ~る

 

 

コメント (10)
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