心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

「愛着的関係」 

2009-05-21 | 
                         (半紙1/2)



「疑えば目に鬼を見る」

福井県御誕生寺の和尚さんのことば。


相手を信じていれば たいていのことは許せるような 
相手を信じていれば 自分も楽でいられるような 

相手を疑えば疑うほどに 小さなことまで気にかかり 
相手を疑えば疑うほどに 自分も苦しくなるような 


「愛憎」ってことばは
愛情が過ぎると 憎しみに変わるってことを意味するのかな

「愛着」ってことばは
慣れ親しんだものに深く心が引かれることって辞書には書いてあり

心が引かれる・・は 思いを寄せるってこと 

相手を変えようと思ったり
相手の全てを知ろうと思ったり

それはいつか「愛憎」に変化していくような

でもまぁ・・愛し方も 心地よい愛され方も 人によって違うわけで 


わたしは・・男女の愛に限らず
お互いを認めつつ 頑張りすぎず 求め過ぎず
ふと気づくとそばで微笑んでる・・みたいな
「愛着的関係」がステキだなって思ふ

そう・・猫との関係みたいなね 






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隷書の魅力は運筆のリズム

2009-05-20 | 書の話
                          (半紙)



「花開萬国春」 ~花開いて萬国春である を、隷書で書いてみた。

季節は巡り、もう春というよりも初夏ではあるけれど。
もっとじっくり粘っこい線で書かなきゃな・・と、ため息ついて中。

でも、久々にちょっとだけ書の話 

隷書は、漢字の歴史の甲骨文、金文、石鼓文、篆書ときたあと、石門頌、乙英碑、礼器碑、
史晨前碑・史晨後碑、曹全碑、張遷碑といったそれぞれに特長のあるものがある。

 ←曹全碑

そして八分体とも言われ、特に横画を書く際、逆筆で入り八の字を書くような流れの運筆、
終筆は、一端筆を沈めてから押し上げるところが特長のひとつ。
・・って、ことばで説明するのはなかなかむずかしいけれど
マウスで書いてるからうまく書けないけど・・(↓)



たとえば写真の曹全碑。
これは教室で隷書を勉強したい方に、最初にオススメしている古典。

その八分体の伸びやかさを強調するためのもうひとつの特長が、
たとえば初めから3つ目4つ目の「全」「字」のように、傘を大きめにして
中はキュンと幅を狭くすることによって、より傘なり横画が大らかに見えたり。

「人」「也」のように、片側に重心を寄せてその代わり、人の2画目、也の3画目を
腕全体でリズム良くはらうことで、自由で生き生きとした文字になる。

隷書はつまり、このリズムが魅力のひとつと思う。
興に乗ると実に気持ちがいいもので


そしてこの隷書、早く書けるようにと草隷(隷書の草書体)、木簡へと変化していき。
行草も魅力的だけど、私にとっては書きたいって衝動に駆られる書体のひとつ。

線を鍛えるのには、よいかも



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人が集まるところに

2009-05-19 | つれづれ
                           (半紙1/2)        



日曜日、Kちゃんとなんだか翌早朝まで語り合い、昨日は一日朦朧と過ごし。
それの影響も多少あってか・・職場の階段踏み外して尾てい骨を強打。。
痛すぎて笑っちゃった 今はだいぶ落ち着いたけど。

そして夜は、Yさん宅の薔薇の鑑賞会&夕食会にお招き頂き 
Mさん、Hさんもご一緒に。

前日の強風に煽られたというのに、まだまだ美しく咲く薔薇に
これ私みたい?・・こっちは私?とそれぞれにのたまう。


                 私は真ん中の白いのが好き。



普段から言いたい放題?の仲ゆえ、少々お酒も入って無礼講。
Yさんのお母様は、ほんわかと福をたたえるやさしいお顔で
お馬鹿なお話にもおつきあい下さり。

お母様はキティちゃんの大ファンとのことで、コレクションを拝見。

 ←この棚はハワイから来たキティちゃんたち


学者さんであられたお父様の蔵書が並ぶ廊下の書庫は、時代を感じつつ
時が止まったようなステキな空間。




人が集うところに食があり。
人が集うところに笑いあり。
人が集まるところに文化あり。
人が集うところに明日への活力も生まれ 


Yさんのお料理は、季節の食材を大事にされたものばかり。
サラダは紫キャベツも入って色とりどり! 何から何まで美味しくて
ご馳走さまでした 感謝感謝です 




自転車で帰宅途中、ぶつけた腰をちょいとかばって蛇行運転をしていたら
ついでに気分良く♪らりらりら~なんて歌っていたものだから
パトカーに「楽しそうですね」と止められて、職務質問されちゃった 

もちろんお咎めなしですよん 




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お金で買えないもの

2009-05-18 | つれづれ
                       「物」 (部分)



先日Eさんに頂いたツタンカーメンの棺に入っていたエンドウ豆で、豆ご飯作りました
3合のお米と塩少々、昆布、酒少々を入れて炊き、茗荷とベランダ菜園のシソを混ぜて。

初めは白かったご飯は時間と共にちょっと赤っぽくなってきて、ほくほくして美味

Eさんが丹精込めて作ったんだと思うと、味わいもひとしお。
ありがたいなぁ・・とつくづく



 


何かのCMじゃないけれど、お金では買えない物、思いはプライスレス。。
人の手で作られたものって、その過程を想像したりも・・で感慨も倍になり。

食は文化・・と、改めて感じた豆ご飯でした。
翌日はバターライスにしてこれまた、美味しく頂き。。

Eさん、ご馳走様でした~



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「ひびのこづえの夏景色展」へ

2009-05-17 | 書展・展覧会情報
                       (DMはがき)



先日出かけたもぐら庵さんの 松屋銀座 での展覧会のお隣で偶然開催中だった 
ひびのこづえさん の展覧会。


おっ!とちょっと感激。
ひそかにファンでもあり 

浴衣がメインで帯、うちわ、ハンカチ、バッグ、お財布、ストール・・といった
夏の小物たち。

うう~ん♪ 色もデザインもなんかキュンって響いてくる。
鼻歌とか歌いたくなるのであ~る 

ハンカチの新作があって、うふふと購入。



ああ・・でもお財布もかわいいなぁ・・と思いつつ、この間買ったばかりだし・・と。
いいなぁと思いつつ一端店を後にして店内1周、心残りでまた戻り 
そこへ写真の浴衣を着たかわいいスタッフの方がいらして、しばしおしゃべり。

あは。 夏のストール買っちゃった。
むふふと大満足 

色違いの方を母にも~と思ったけど、ごめんね母 
も一度一緒に行くかえ?



でもって、ルンルンな気分の日の1曲は Yael Naimの♪Far Far





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心頭滅却すれば火も自ずから涼し

2009-05-16 | 禅語・般若心経
                          (はがき)
 


しんとうめっきゃくすればひもまたすずし。

最初に就職した和紙工房の社長ちゃん(と、今もおつきあい頂きそう呼んでる)の
口癖でもあったことば。

女社長に、もう一人女性スタッフと当時新入社員4名も女性だけという小さな会社で。
普通では経験できないことを色々と体験させて頂き。
その頃の話はここでは言えないようなことも入れると、ほんとに尽きないけれど、
今となってはどれもいい思い出でもあり 

社会人1年生の私たちにとってはわからないことばかり、でもそれなりに一生懸命だった。
弱音を吐いたり、そんなこと・・できませんなんて顔をすると、この言葉が飛んできて 


心頭滅却すれば火も自ずから涼し。
心が無心になると、火の中でさえ涼しく感じるという意味。

苦しいことから逃げると、その苦しみは実はずっと離れず存在してしまうもの。
だから苦しいことから逃げないで、立ち向かうがよしってこと・・かな。

なかなか勇気のいることだけど。
なかなかエネルギーのいることだけど。
つい楽な方・・楽な方を選んでしまうけれど。

何かに自信が持てた時って、やっぱり自分から逃げなかったときかもね




先日職場で頂いたかたくちいわしさん。
私は残念ながら青魚が苦手なので、写真だけ撮ってお別れを。

開いた口といい、なんとも意思のある目力に、ふとこの言葉を思い出しましたとさ






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もぐら庵さん個展へ

2009-05-15 | 書展・展覧会情報
    
          


昨日は銀座松屋で18日まで開催中の 4/28のブログでもご紹介した 
もぐら庵(池田耕治さん)個展へ出かけ。

本を1冊買ってサインして頂き  しかも猫の絵つき 

会場にはご本人の似顔絵そっくりのもぐら庵さんが。

正方形の小品が壁にずらり。
楽しい印もずらり。のれんもあった。
印墨画 という、彩墨画に印をちりばめたほのぼのとした作品もたくさん。


ことばがまたよくて。

えっと・・覚えてつもりが忘れちゃったんだけど・・
だいたいこんな内容だったような・・
(もぐら庵さま。たぶん違ってます。すみません  )


夢とは現実にするものと頑張る人
夢とは叶わないものと遠くから思う人
夢とは寝ているときに見るものと思う人
違いはそれだけです。

う~ん、なるほど。。

もぐら庵邸にも猫がいらっしゃるそうで、猫をモチーフにした作品もたくさん。
猫もうさぎも他の動物たちも、力の抜けたとぼけた表情がなんとも和みまする。
でもどことなく、ご本人と似ていて 

その場の注文で、あっという間に下書きもなく名前印も彫っておられ。
あれこれお話も伺いたかったのだけど、たくさんのお客さまが次から次へといらっしゃり
遠くから会釈をして  帰ってきましたとさ。


この週末、もぐら庵さんに会いにお出かけになってみてはいかがでせう。


追伸・・というか私信ですが。
Oさ~ん、Sさ~ん。もしかしてクイズに当たって賞品もらいました  ?




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あざみのように凛として

2009-05-14 | つれづれ
                         (半紙1/2)



     あざみ 
     あざみ 
     あざみのように

     まっすぐに
     迷うことなく
     空に向かえたら

     凛として
     清々しく

     その意思を邪魔されないように
     棘を身に纏うのか

     けれどその棘は
     自分からの攻撃ではなく
     身を守るためのもの

     人も自分を守る程度の
     棘があってもいいんだ
   
     誰かを傷つけるための棘ではなく
     自分が傷つかないための棘ならば

     友よ
     いい人でいたいなんて
     思わなくてもいいんさよ~ 





 今日のお気に入りの1曲はゆずグレンの ♪Two友











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ツタンカーメン王の棺にあったエンドウ豆

2009-05-13 | 植物・畑・公園
           紫のエンドウはじめて頂き。中は黄緑の豆が並んでます(半紙)



昨日は絵手紙教室 
電車で約1時間かけていらして下さっているEさん、時々ご自宅の畑から皆さんに~と
野菜やら手作りのおはぎ、羊羹、煮豆、オレンジピールなどなどをお届け下さる。

昨日は車付きのカートでもって、重たいのに紫玉葱(今年初めて収穫とか)、
スナップエンドウ、紫色のツタンカーメン王の棺の中の花束の中にあったというエンドウ豆、
私にはお昼のお弁当にすぐ食べられるようにと蕗の佃煮、紫玉葱のスライスと
スナップエンドウのサラダ、それからやわかいレタスを。




なんとも言えない美しい紫色、そして黄緑とのコントラストがまた
でもちょっと葉脈?が虫みたい・・?
 

この紫のエンドウ豆には、説明書のコピーまでつけて下さり 

それによると・・花は深紅、通常のエンドウよりやや大きく、さやは固く濃い紫色。
中の豆が成熟するにつれて退色、豆の色はグリーン。
中身を出してご飯と一緒に昆布、酒、塩と一緒に炊いて豆ご飯に~とある。
豆は炊き上がって3時間以上経つと赤くなるそう。

昨日は帰宅が遅くてできなかったけど、今夜は早速豆ご飯にしま~す。
昨日、今日と絵手紙教室の方々のお宅では、きっとみんな豆ご飯です。
Eさん、ありがとうございます  ご馳走さまです 

そんなわけで、しばし野菜の話やらで盛り上がり、どうも集中力に欠けてしまい
お勉強はそっちのけ・・でした 


そうそう、3月の教室で、山頭火の「うごいてみのむしだったよ」の句を書いたとき
Nさんが、蓑虫のお財布を持ってる~と昨日ご持参下さり。 
数十年前、台湾かどこかのお土産にバッグとお揃いで頂いたとか。



みの虫さんの家をお湯につけて伸ばして?加工したもの・・らしい。
それにしてもこれだけでも、何軒分かしらん。

昨日は部屋中、玉葱の香りの中でたのしいひと時でした~





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久々に休日らしく

2009-05-12 | 植物・畑・公園
                 ヒスイカズラ 左:蕾 右:咲いたところ



先週末、久しぶりに休日らしい一日を過ごし。
友人と 相模原公園 隣接する麻溝公園へ。

そこには小動物園と植物園、フィールドアスレチック、展望台、イギリス風の庭園、
広い芝生広場などもあって、真夏並の晴天下、家族ずれで賑わっていて。

植物園ではちょうど珍しいヒスイカズラ(写真上)が。
フィリピンの熱帯雨林に自生するマメ科の植物。
大きさは40cm位はあったかな。色も形もなんとも不思議。

 
↑バナナとパイナップル

 
↑ハート型のツートンカラーの葉っぱ! 右はクマツヅラ科のゲンペイクサギ

1階には外の新緑を眺めながらハーブティーが飲める喫茶もあって、気持ちよか~ 




窓の外の池ではカモさんが日向ぼっこ。
そこへ散歩中のSoftbankのコマーシャルに出てくるお父さん犬と似たわんこが
通りかかり、飼い主の制止を振り払ってカモ目がけて池にボッチャン。

休日の風景、いといとし。

小動物園には牛さん、ブタさん、鹿、アライグマ、子供は乗れるポニーさん
などなどもいてこちらも和みまする  




のんびりを堪能して帰る途中、肩にボタンインコを乗せたおじさんが。
聞くと、鳥さんたらさっきまで芝生を歩いて散歩してたとか。

「逃げないんですか~?」
「羽を切ってるし、赤ちゃんの時からだからね、大丈夫」と言って
「ウンチ、しないよね」と鳥さんに言い聞かせてから私の肩へ。

すごく人なつこくて私の頬に顔をつけてハミハミしてくれて。
なんだか死んだきーちゃん(インコ)を思い出しちゃった。
やっぱり鳥さんもかわい~のだ。




ここ何年かなんだか気ぜわしくて、こんな時間忘れてたなぁ・・って。
お天道様に誘われて、こんな時間をもっと楽しみたいなぁと思った休日でしたとさ。

お近くの方は、相模原公園、オススメです




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