心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

千字文のことばから

2010-11-10 | 木簡

                              (半紙)


「鱗潛翔」 木簡集字千字文より。
鱗あるもの(龍)は水に潜り、羽のあるもの(鳳)は空を翔る。

このことばから、ふと禅の本にあった一節を思い出し。
「世の中はここよりほかはなかりけり。あなたはあなたでしかない。」

私なぞ、まだまだ迷ってばかりだけど 

そんなわけで、久々に今日の1曲は、迷いも吹っ飛ばしてくれそうな
先日もご紹介した Eric Lewisから1曲 




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絵手紙もすっかり秋色に

2010-11-09 | つれづれ
                               皆さまの作品

前回の絵手紙教室での、すっかり秋色の皆さまの作品ずらり。

この日のお題は「天地秋」と山頭火の「道がなくなり落葉しようとしてゐる」。
それぞれにお人柄を感じる作品に、毎回みんなで「○○さんらしいねぇ」とか
「意外だわね~」とかで和気あいあいと 

で、いつもながら遠藤さんが、何やら素敵なものを。
数日水につけて腐らせ、まわりを削ぎ落として作られたというほおずき。


手仕事好きの方は、この葉脈を生かしてトンボの羽ブローチ作ろうかしらなんて。

絵手紙教室の名前は、楽画喜会(らくがきかい)って言うんですけどね、
『楽画喜会の知恵袋』なんて、手仕事・お料理ブックを作りたいなぁって
ずっと皆さんにお話してるんですけど、いつもそっぽ向かれちゃいまして 

それぞれの生活の知恵を残していけたら楽しいのになぁ。。

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書を弾く

2010-11-08 | 書の話
                              (半紙1/2)

萬途一徹 ばんといってつ 

方面は違っても人の成功する道は同じである、と。  『翰墨自在』 清雅堂より

私なぞ怠け者ゆえ、その辺の道をとぼとぼと・・でありますが 

えっと。今日は、たまたま見つけた毎日新聞の動画サイトをご紹介。

「書を弾く」というイベントが、第60回毎日書道展関西展の特別企画としてあったようで。
阿部裕之氏という方が、書作品を見たイメージで即興でピアノを弾くというもの。

全部で5曲、最初は毎日書道会最高顧問の稲村雲洞氏の「断雲」より。
ちょっと前置きが長いけど  なかなか一興。

ここをクリック 

ちなみに、ビデオ2は西野象山氏、ビデオ3は恩地春洋氏、ビデオ4が小山やす子氏 
ビデオ5は成田翠洋氏。

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師の呼吸

2010-11-07 | 書の話
                               (半紙)

龍門小品造像の一節の習作。

先日、師のご自宅へお邪魔した折に「あんたは仏像とかも好きやったから」と、
師が描かれた龍門拓本風の仏画も拝見。

まだ私が書を始めたばかりの頃、拓本を色々と見せて下さりながら
そこにある「ロマン」について語られる師の思いは、実はまだピンと来ていなかった。

でもやっと今になって、拓本の中にある時間や空間、情感といったものをしみじみと。
そして師とは、本当に有難いものだとしみじみと 

先日実家で、父に頼まれた半切を数枚書いていたら、その後姿を見ながら
「お前の呼吸はやっぱり、師匠そっくりだな」と。

畏れ多くも・・ではあるけれど、どこかに引き継いでいたらしあわせ 
あ、もちろん作品は到底お呼びでないけれど

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神奈川書家三十人展へ

2010-11-06 | 書展・展覧会情報
                       石川芳雲先生 (140cm×270cm)

昨日は午後から母と、最終日の神奈川書家三十人展へ。
母と同門の兄弟子でいらした、石川芳雲先生のギャラリートークがあり。

昨年展 と比べて大作がずらり。

今年の芳雲先生の作品は、80歳になられたことへの思いを自詠の句で。
回首馳駆八十年・・八十年はあっという間に過ぎ去り、色恋も遥か昔のこととなり
余生いくばくかはわからないけれど、書に親しみ興ずることができれば幸せなり、とな。

この詩への思いを、嬉しそうにお話されるお姿に、
益々もって書への情熱を感じ、作品からはそのほとばしるエネルギーが沸々と。

サイン会(↓左)では今年も人気の芳雲先生、お話を伺うと年内まだまだお忙しそう。


                       ↑川口流坡氏。ギャラリートークでは満員に。

たくさんの刺激を頂き、お腹がすいたところで、その後久々に中華街へ。
今日明日は、私も書いて書いて・・おりますです 

写真はNGとのことでしたが、芳雲先生にお許しを頂き・・
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卯年 筆文字の年賀状 その3

2010-11-05 | 年賀状・お正月
昨日は、蘭秀会 年賀状教室でした~。
書道教室の方々と、この教室のためにいらして下さった方々と。


私の目の前には、高知の超美味しい塩けんぴ(一度口にしたら止まりませぬ


ということで、また来年の年賀状のご紹介。
参考作品を50枚ほど並べた中で、これいいねぇと言って頂けたものをいくつか。

来年はうさぎ年なので、「翔」なんてのも。
日の出に「瑞春」、うさぎに「頌春」、「壽」は画像では黒っぽいけど、実物は金色。
赤金の粉のポスターカラーは、はっきりとした金色が品よく出ます。

ひらがなで「うさぎ」に和紙でアクセント、甲骨文の「卯」に迎春、
瓦當風な円には「謹賀新年」。

今回も消しゴムでお名前印をほりほり。
田中さんと一緒にご参加のお母様、仕上げに消しゴム印を押されたハガキには
「八十三歳ですがこんなウレシイ事はありません」と書いて下さり

あっという間の2時間、楽しかったです♪ ありがとうございました~



書道教室の皆さまには、あれこれお手伝い頂き、助かりました
ありがとうございました

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ありのままでいられたら

2010-11-04 | つれづれ
                            (はがき)


悲しみは わがまま
悲しみは ないものしか見えない

ふと思い出した、その昔読んだ本の一節。

苦しみも わがまま
苦しみも ないものしか見てない

なんて、置き換えてふと 

人と比較したり、人に評価されたり
自分以上のものを、自分自身が求めたりするうちに
知らず知らずに、自分を傷つけることもあるような 

自分批判もせずに、ありのままでいられたら 

無防備に、キッチンの隅っこで寝そべってる葱クンを見ていて、ふと。

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Eric Lewis のピアノ

2010-11-03 | つれづれ
                          「奏」 (部分)

昨夜、たまたまつけていたテレビから聞こえてきたピアノに、心奪われ 
ジャズピアニストのEric Lewis。

立ったまま演奏するという新しいスタイルの彼はインタビューで、
僕の表現には、忍者の精神が一番しっくりくるんだ、と。
あるいはウルトラマンやゴジラの、あの切り返しの早い動きは、彼の演奏スタイルに通じると。

JAZZやクラシック、あらゆるジャンルの表現を、グローバルに、自由自在に、
新しい表現に変えていく演奏とそのスタイルには、
超現代の混沌さえ打ち破る、無限の可能性を感じるなり 

ということで今日の1曲は、そのEric Lewisによる Nirvanaの Smells Like Teen Spirit 




Nirvanaの原曲はこちら→ ここをクリック 聴いてみてね。迫力では負けてる?
(時々父母世代の方より、聴いたら変なサイト行かない?と質問が。大丈夫でありんす

もちろん、これを聴いたあとの私の「奏」なぞ・・なんと情けないことよよ。。
書の臨書も、もっともっと無限の可能性を探したいぞよ


今朝のフジテレビ「とくダネ!」では生出演&生演奏、
今夜9時から六本木でのライブが、このサイトから生演奏配信?されるみたいです♪
詳細は→ エリック・ルイス オフィシャルサイト

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一足先に卯年の年賀状  その2

2010-11-02 | 年賀状・お正月
           
             
昨日、年賀状が発売になりましたねぇ。
来年はうさぎ年。

ということで、今年も年賀状教室をやります。
簡単に描けるうさぎの絵と、お正月らしい一字を添えたり
和紙をちょこっと貼ってアクセントにしたり、
スタンプ台を使ったり、ミニ軸風にしてみたり・・アイデアいろいろの
楽しい教室にしたいと思いま~す 


◆蘭秀会 年賀状教室
11月4日(木)13:30~15:30まで 町田駅そばの某会館にて。

10月28日号の東京新聞ショッパー誌でもご案内しています♪
(ショッパー社のUさん、ありがとうございます  )

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2010 書 TEN -今― ご案内

2010-11-01 | 書TEN
            

今日から11月、今年も残り2ヶ月となりましたねぇ。

で、今日は書展のご案内です。

去年、横浜での新進作家展 にお邪魔した折、素敵だなと思ってお断りもなく、
拙ブログで作品をご紹介させて頂いたことがきっかけで、
何度か書展でお目にかかった越智麗川氏が、私などにお声をかけて下さいまして。。

改めて、自分の色・味・音・肌触り・・は何なのかと、葛藤の毎日でしたが、
この機会を与えて頂いたことに感謝をしつつ
気負わず私らしさを表現できたらと、ようやくそこに辿りつけたところでして。

心自由に大らかに、楽しんで書ければと思います 

 ◆会期:12月6日(月)~12月11日(土) 
 ◆場所:小津ギャラリー

詳細はまた後日。 
ご一緒させて頂く中谷翠泉氏の墨表現と、星夏氏のブログ「雪月花」 はブックマークにも。

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