心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

昨日の絵手紙教室

2011-05-11 | つれづれ

            (半紙)

 

 

昨日の絵手紙教室でのお題の漢詩、Uさんの作品を参考に書いたもの。

 

Uさんは、山の景色を紙面上に書いて、漢詩は下に書いてあったけど

意味あいを考えて、構図を逆にしてみたなり。

 

鶯花世界如春夢  鶯が鳴き花が咲き、今やこの世は春夢の如くのどかである。

烟雨樓臺似畫圖  そして煙雨にけむる楼台は、書画のような景色である。

 

 

そしてNさんの書かれたはがきを、沙於里流に書くと・・こんな感じ。

文字の大きさがほぼ同じで、変化がなくてつまらないけど

 

 

 

絵手紙教室なのに、なぜか漢詩を書いたり山頭火を書いたりしとります。

ありがたいことに、なにせ今年で17年目となる絵手紙教室、

日常を書くこともだんだんマンネリ化・・ということで。

 

あ、でも絵手紙も書きますよ~。

この日のもうひとつのお題は、季節の花・・ってことで、それぞれに。

皆さまの作品(↓)

 

 

 この日は、Nさんが描いてこられた、この 蝮草(まむしぐさ) から

植物の話で大いに盛り上がり。

 

 

(↑)Nさんの作品

 

これ、ヘビの腰かけとも言うらしい。

暮らしの中には、知らないことが無限にあるものですね

 

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第85回国展へ

2011-05-10 | 書展・展覧会情報

 

昨日の続き。 

8日は、最初に国立新美術館での第85回国展へ。 

 

書道教室にいらしていた大西さんが、本格的に絵の勉強をしたいと辞められて数年、

今年初出品で初入選されたと(すごい!)ご案内いただき。

大西さん おめでとうございます!

 

最初の画像が、大西さんの作品。壁面上段にあったので、アングルが下からに。

書の作品はシャープなものがお好きのようだったけど、

ご本人の繊細でエキセントリックな印象は、絵からも感じたなり 

 

この国展は、国画会の定期展。

そして国画会とは、絵画、工芸、写真、彫刻、版画の5部門による美術団体。

 

近代日本美術の先駆者として活躍され、その後内外に多大な影響を及ぼした

梅原龍三郎、難波田龍起はじめ、杉本健吉、香月泰男、須田剋太、棟方志功、畔地梅太郎、

柳宗悦、濱田庄司、バーナード・リーチ、河井寛次郎・・といった方々を輩出した会。

思えば、この名前の方々は、ずっと気になっている人ばかり。

 

会場は大作ばかりのすごい数の作品群で、もうどれもこれも、ずんずんと響いてくる。

 

う~ん。いい。この快感、この心地よさ、この感激はなんだろう・・

色というのは、五感に直接的に入ってくるというか 

 

その色使いや、油絵の具のにおい、それぞれのマチエールは、なんていうか・・

もうずっとずっと、ただ眺めていたい衝動に駆られる 

 

「書」にしかデキナイものもあるけれど、「書」にはカナワナイものもある。

今度生まれ変わったら、油絵のもっと近くにいられたら・・って思う 

 

もっともっと眺めていたかったけど、岡本太郎記念館にも行かなきゃだったので

いいなぁ・・って思った作品を写真に残して。

 

でも、とにかくすごい数と、時間がなくてお名前を書き留めることができず・・

画像だけ掲載させて頂きます 

 

 

  

 

 

真ん中の赤い作品 増地保男氏 181×362cm 「狂典」 すんごいかわいかった♪

(↑)下段:↓の国展公式サイト会場スナップの中の、21室01の作品をアップにしたものですが                  この色の融合は鳥肌ものでした。

 

菅野充道氏 162×162cm 「FLOAT11-4]  この作品が一番好き

 

 

絵画部門の会場のスナップ写真が、国展の公式サイトにあったので

お時間ある方は、こちらからぜひどうぞ~

→ 第85回国画会・絵画部会場スナップ

インデックスページの番号をクリック→見たい画像をクリック→

あとは左右の小さい画像をクリックでも見ることができます。

(ちなみに大西さんの作品はインデックス33の部屋です

 

あ、ここをクリックしても変なとこにはいかないので、ご安心くださ~い。

(時々ご年配の方から、質問があるのでね  )

 

今後の巡回展は

 

名古屋展 524日~529日 愛知県美術館ギャラリー

大阪展  67日~612日  大阪市立美術館

 福岡展 628日~73日  福岡市立美術館

 

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岡本太郎記念館へ

2011-05-09 | 岡本太郎

                  2階の赤の間

                           (写真撮影はOKでした)

               

 

昨日は母と、今日まで開催中だった国展と、表参道にある岡本太郎記念館 へ。

 

本当は、昨日最終日の 生誕100年岡本太郎展 に行く予定だったけど、

母も私もちょっと疲れぎみだったので、のんびりしたいなぁってことで 

 

国展は、以前書道教室にいらしていたOさんから、初出品で初入選しました~と

ご案内を頂きまして

 

絵画・写真・版画・工芸・彫刻と、ものすごい作品数で、

好み~って作品もたくさんあって、刺激的でした 

 

その模様はまた明日にでもってことで、今日は太郎さんから。

 

表参道駅から徒歩10分位の住宅街にある、岡本太郎のアトリエ兼住居だった所。

入口脇には喫茶店があり、庭には、それぞれに存在感を持った独特の彫刻たちが。

 

玄関は入ってすぐの部屋にも、エネルギー溢れる作品と、

等身大?の太郎さんがお出迎え下さり 

 

 

 上:入口すぐの部屋 庭もちょっと見えます?

下左:トレードマークの太陽の塔と背後には眼力王太郎さん

下右:太郎さんと黄色の手のひら型の椅子に座って記念写真(顔隠した母) 

 

思ってたより広くもなく、なんてことはない室内だったけど

等身大の太郎さんに、全てを見抜かれているような心地よい緊張感と

それによる不思議な解放感を頂いてきました 

 

 

ものがそこにあるという尊厳。

   これはいったいなんだろう。

   ただあるというだけなのに。

 

            『壁を破る言葉』 岡本太郎 by イースト・プレス より

 

 

ものがただそこにあるということへの尊厳。

 

その感覚、その不思議さ、その美しさ、そのいとおしさ、その驚き。

それを感じることが、ゲイジュツ(生きること)なのかも、とふと  

 

生誕展からの流れもあってか結構混雑、帰りに喫茶店でアイスチャイを飲んで。

庭の写真も撮りたかったのに、国展で撮り過ぎて電池がなくなり・・

 

今後もまだまだイベント、展覧会もあるようですよん。

 

川崎市岡本太郎美術館 

 

TARO100 

 

顔は宇宙だ。

 

 

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母の日に・・母へ

2011-05-08 | つれづれ

            

 今日は母の日ってことで、母との思い出などをちょいと 

 

写真は、3年前のブログ にも書いていた、小学3年生の夏休みの自由研究。

そ、これもGWの大掃除で見つかった戦利品。

 

夏休みに入ってすぐの頃、717日からスタートしている「コスモスのかんさつ」。

母が11枚、日付と温度、天気を書く欄と、色鉛筆で横線を引いてくれた画用紙に

コスモスの種を植えたところからの観察日記を、毎日書いていたのでして。

 

そう毎日変化があるわけでもなかったと思うけど、なんとか続けられたのは

毎日根気よくつきあってくれた母のお蔭でせう 

 

そしてもうひとつ、植物さいしゅう。

暑い中、行くのをいやがる私と妹を半ば強引に、近所まで植物採集に。

 

帰ってきたら植物図鑑で名前やらを調べてから、新聞紙に挟んで押し花にして

それをまた、母手書きのカードに記録して、貼りこんで。

 

この時覚えたこの表紙の植物を見ると、めんどくさいなぁ・・って思いながら

3人で歩いていたことを思い出し。名前は、ヘクソカズラ。

 

 

 

 

今このブログを、ぶつぶつ言いながらも毎日続けているのも

この経験をくれた母のお蔭だなぁ・・って、ふと 

 

そして。大学の頃書いてたノートにあった、父からのことば。

「お母さんのどこが好きかって? お母さんは何にでも一生懸命なところかな。」

 

そっか・・ 

そんなところは今も変わらず、母のチャームポイントなのであ~る 

 

今日は母の日ってことで、猫自慢ならぬ、親への親ばか?っぷりでご免あそばせ。

・・ということで、母よ~感謝を込めて 

 

 

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もぐら庵さんの『遊びの印展』ご案内

2011-05-07 | 書展・展覧会情報

              

先日もぐら庵さんこと、池田耕治さんから、ご案内頂き。

もぐら庵さん、勝手に載せてすみませ・・ん

 

 

2年前、銀座松屋での個展にお邪魔して以来、ご無沙汰しておりました。

 

今回も(↑)のハガキの絵文字のクイズを解いてハガキで送ると、正解者の中から

5名の方に「遊びの印譜14集」5名の方にポストカードセットがもらえるそう。

お時間ある方は、チャレンジしてみては~?

 

◆日時:518日(水)~524日(火) 

10002000 最終日は午後5時閉場

 

◆場所:松屋銀座 7階 遊びのギャラリー

 

◆クイズの送り先:〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1

         松屋銀座7階 遊びのギャラリー「もぐら庵クイズ」係

         5/15消印有効 発表は5/18午後、会場にて公開抽選

 

 もぐら庵さんの楽しいHPは→ここをクリック

 

 

明日はGW最終日、皆さまはどのようにお過ごしでしたでせうか。

 

私は・・連日ひたすら断捨離でした。

狭い家なのに、長年溜め込んだり、見て見ぬふりをしてきたせいで、

まだ6割ってところ・・ ま、ぼちぼち続けます 

 

明日は、産経書展の作品と格闘している母の気分転換も兼ねて

都内の展覧会へ行ってきま~す 

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好きじゃないところ

2011-05-06 | つれづれ

                      「吐」 (はがき)

 

 

自分の好きじゃないところを、敢えて書き出してみる。

そんな作業を、昔は時々やっていた。

 

大学3年の頃のノートにあった、その作業。

 

こだわるあたしがきらい

なのに洋服を選べないあたしがきらい

歩行者天国で踊れないあたしがきらい

思考能力が足りないあたしがきらい

  

 

あの頃の私は、たぶん親の言うことを素直に聞く方で、

自分では何も決められず、選べず、どんな勇気もなくて。

でもどこかでそんな自分をわかっていて、好きじゃなくて 

 

きらいな自分を見て見ぬふりをすると、余計に苦しくなるけど

たまには吐露してみると、きらいな自分もちょっとだけ楽になったり 

 

今? 今もまだまだ、好きじゃないとこ、色々ありますね~ 

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鯉のぼりは・・希望

2011-05-05 | つれづれ

                         (はがき)

 

 

今日はこどもの日・・・と言っても残り数分だけど。

 

毎年2月と夏に、高校のブラスバンド部の仲間で集まっているんだけど

前回「また、みんなでできること」について語り合い、ひとつの目標ができて 

 

その第一歩ということで、今日は Oさん宅 に一人一品持ち寄りで

女子4人が集まり、子供の頃以上に、それぞれ本音トークで心地よく

 

 

ところで鯉のぼりは、元々は黒い鯉のみだったのが、あの歌に出てくる

お父さん、お母さんといった「家族」になったのは、昭和になってからとか。

 

その鯉のぼり、今年は被災地への自粛なのか、このあたりではあまり見かけなかった。

でも、子供の成長への願いを託す鯉のぼり、こんな時だからこそ

たくさんたくさん泳いで欲しかったなぁ。。

 

大空を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼりの姿は、希望。

子供の日が過ぎても、しばらく泳いでいて欲しいなぁ・・

 

今日の1曲は、何度か登場してるけどChris de Burghの Always on my mind

いつ聞いてもいい声・・いい歌・・

 

 

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木彫りの般若心経

2011-05-04 | 禅語・般若心経

 

  

この連休は、長年気になっていたあちこちの整理に励み。

他にもやるべきことはあるけどえ、どうしてもこのGWにすっきりさせたくて。

うう・・でも終わりそうにない・・

 

 

そんな中、押入れから出てきた、木彫りの手作りアルバム。

20代の頃、友人の結婚式や、同級生の子供の誕生日に作ってなぁ・・。

この頃は、暇だったというか、稚拙ながらも作ることが楽しくて 

 

これは、当時通っていた書道教室で毎春開催の写経会に、参考作品として作ったもの。

30cm×30cmのベニヤ板に彫刻刀で般若心経を彫り、水彩絵の具とラッカーを塗って

ふえるアルバムをビスで留めて、開きやすいように蝶番も。

 

裏はこんな感じ(↓)蓮のつもりだったかと。

 

 

 

全体はこんな感じ(↓)

 

 

 

中学の頃、家庭科の成績は悪かったけど、工作とか嫌いじゃないのでして・・

またこんなことあんなことができるように・・という思いもあって、

まだまだ断捨離に励むなり 

 

そうそう、昨年からお手伝いさせて頂いている、町田市薬師池内の華厳院での

春の写経会が、519日に開催予定。たまには、心静かに過ごす時間も 

 

昨年の様子はこちらから→ 写経会 (下までずずいとおりて下さい)

 

興味のある方は、東京新聞ショッパー社町田支社 042-725-2571(阿部さん)へどうぞ。

 

 

 

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おしゃべり階段

2011-05-03 | つれづれ

                         (はがき)

 

 

過日の蘭秀会書展でのワークショップ「字手紙」の時に書いたもの。

「歩 一歩づつの先に道はある」

 

この連休は、10年分の大掃除というか、見て見ぬふりをしていたとこまで

ひっくりかえして、ここを片付けるには、あっちに場所を作って・・とか。

 

お~!と懐かしいものが色々と見つかり 

 

高校生の頃から就職してしばらくの間、日記じゃないんだけど

思いついたことや、気になったことばを書き留めていたノートも30冊位。

今読むと、こっぱずかしいのや、そんなこと考えてたんだ~とか結構楽しい 

見つかった品々、時々この場でもまた。

 

で、今日は最初に開いたページにあったこのことばをば。

たぶん高校1年の終わり頃。

 

 

ある日

悩むことが無駄でないことを知り

そしていつかテキストであろう

「今」を大事にしたいと思う日もくる。  By くらもちふさこ

 

 

なんだっけ、これ・・と探してみたら、同じことばがあった!

当時はまっていたマンガの『おしゃべり階段』の一節でした。

なれのはて ←この方のブログ、2つめのブルーの囲みにあり

 

今の私のどこかは、この本でできてるのかも、とふと 

もう一度読んでみたくなったなり。

 

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雀踊るや

2011-05-02 | 山頭火・放哉・良寛

                         (半紙)

 

 久々に山頭火。

「すずめをどるやたんぽぽちるや」

 

最近、雀が少なくなったのは、住宅事情によるものらしく。

昔の家には軒下があったのに、今はマンションが増えたりして

巣を作る場所が少なくなったことが原因のひとつとか。

 

たぶん鳥だけじゃなくて、昆虫や植物もしかり・・なのでせう。

 

日常の中に当たり前にいた雀の姿が見えなくなると、

なんだか無性に会いたくなるものでして。

 

雀が遊び、たんぽぽの種が舞う、そんな光景を今見つけることができたら

あぁ・・うう・・と思わず叫んで、涙が出ちゃうかも。。

 

たぶん、まだまだ断捨離お片付け中で体中が痛い所為。

肉体疲労は、少々感傷的になるものでして

 

you tubeでかわいい雀の親子みっけ。

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