新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

人間やめますか?

2009-08-08 22:27:19 | ニュース

私が大好きな大沢在昌さんの「新宿鮫」シリーズ第4作は、直木賞受賞作品「無間人形」です。


無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫) 無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)
価格:¥ 760(税込)
発売日:2000-05


この作品の中で最も衝撃的だった部分を、ちょっと引用します。ネタバレになってしまうので、人名は隠しましょうか。

預かり証をポケットにおさめ、●はBMWに乗りこんだ。エンジンをかけ、ルームミラーを見た。
血の気が引いた。ミラーの中に▲の姿があった。残忍な笑みを浮かべ、●を見ていた。
「馬鹿かよ、お前」
耳もとでそういった。
●はさっとふりむいた。もういちど、血の気が引くのがわかった。
BMWの後部席には誰も乗っていなかった。

この「●」さんは、シャブ中になってしまったのです。
読んでいる私こそ、血の気が引くシーンでした。

ここしばらくの一連のニュースを見聞きしていて、私は「無間人形」のこのシーンを思い出していました。

覚せい剤をたしなんでいる(?)方々は、どこまで自分の行く末を考えていらっしゃるのでしょうか。

   

のりピーの旦那が逮捕されて以降、次々に明らかになった「新事実」は、のりピーファンにとって耐えられないことばかりだったのだろうと、同情します。

旦那が逮捕された衝撃から失踪したのだろうと思っていたら、本人が覚せい剤を使っていたらしいことが判って逮捕状が出され、行方不明になる前に身の回り品をまとめ買いしていたことが判り、実弟が山菱の代紋を帯びたプロの「や」でこちらも「覚せい剤」で逮捕されていたことが報じられ、、、と、これまでののりピーのイメージは完膚無きまでにたたき壊されてしまいました。

「勝手にイメージを描いた方が悪い」という見方も一部にはあるでしょう。でも、たった1週間前までは、そういうイメージで「売られて」いたタレントなのですから、「勝手にイメージを描いた」なんぞとファンを責めるのは酷というもの。

本人がどこまで真相を話してくれるのか、今後を待ちたいと思います。

それにしても、のりピーが「警視庁関連施設に出頭した」という最初の報道、そして、その後の「警視庁富坂庁舎に出頭した」という報道、わけが判りません。
警視庁富坂庁舎と警視庁富坂警察署とは違うのか?

いずれにしろ、押尾氏の事件と同じくらい、不快なできごとです。

   

そうそう、「無間人形」ではなく「無限人形」で検索すると、まるで別のモノに行き当たりますのでご注意くださいね


【追記】カテゴリーに「本と雑誌」を追加しました。(09/08/09 07:07)

コメント
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