8月13日の「夏のロングドライブ第一弾は大成功」で、通行料金をお見せするのにこの画像を使いました。
これは、「ハイカ・前払」残高管理サービスの「利用明細」ページです。
その昔、ハイウェイカード(略称:ハイカ)という高速道路専用のプリペイドカードがありました。50,000円のカードを買えば、58,000円分走れるというもので、個人ドライバーにとってありがたいカードでした(運送屋さんには「別納プレート」というもっと割安の制度があった)。
ところが、テレカ同様に偽造カードが出回り始めたこと、ETCが運用され始めたことから、高速道路会社(当時は各社とも○○道路公団とだったかな?)は、ハイカからETCに切り替えてもらうべく、デポジット制度をつくりました。最高額では、50,000円を前払いすれば、58,000円分走れるという、ハイカとまったく同じ「お得率」です。また、ハイカを廃止するにあたって、ハイカの残額もデポジットできるようにして、「『ハイカ・前払い』残高サービス」が始まったわけです。
ところが、各道路公団が民営化されて○○高速道路株式会社になり、しばらく経つと、各社はマイレージサービスや色々な割引サービスを始めました。
(おかげで、ETC割引は複雑怪奇なシロモノになってしまいました。ガイドブックを見ても良く判りません)
こうなると、各社にとってうっとうしいのは、各社共通でお得になるデポジット制度です。
そんなわけで、2005年12月20日をもって、デポジットへの新規の入金を停止し、以降はデポジットを使うだけという現状に移行したのでした。
私は、銀行口座の残高と高速道路の利用頻度をじっくりと秤にかけた後、100,000円(16,000円お得)をデポジットしました。
この時点での「お得分」を含むデポジット額は約149,000円。
順調に行けば、っつうか、何事もなければ、今年夏の帰省でデポジットは無くなるはずだったのですが、例の「ETCならどこまで走っても1,000円、ただし首都圏・大阪圏を除く」のおかげで、まだしばらくは使えそうです。