Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●大飯原発再稼働へGO!、FUKUSIMAに一体どのように「責任」を取ったというのか?

2012年05月19日 00時06分42秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051802000121.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012051701002070.html)、CMLの記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-May/016947.html)。

「保安院の森山善範原子力災害対策監は「中立でないと誤解される記述はあるが、訴訟と文書は無関係だ」と強調」・・・・・・中立でないと誤解される、って十分に中立ではなく、誤解でもなんでもないよ! 「保安院の要求とは関係なく見解」をまとめた原子力安全委員会もウソツキだ。金沢地裁の志賀原発訴訟での、当時の井戸謙一裁判長の画期的な判決が、高裁や最高裁でひっくり返されたことに少なからず影響を与えたはず。
 こんな取り巻き連中とともに野田首相は大飯原発にゴーサインを出そうとしているようだ。「地元」はいつの間にか「立地自治体」に限りなく小さく狭められている。首相の言う「安全性に万全を期した体制」が上記ウソツキ連中で構成されているわけだから、第2、第3のFUKUSIMA原発人災の発生確率は高まり、第2、第3の「敗戦」、日本の破滅に突き進むことになるのではないか。大飯原発再稼働について「責任を持って決定する」というが、一体全体、FUKUSIMAにどんな「責任」を取ったというのだろうか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051802000121.html

保安院、安全委に表明要求 「耐震 旧指針でも問題なし
2012年5月18日 朝刊

 経済産業省原子力安全・保安院が二〇〇六年四月、原子力安全委員会に対し、古い耐震指針に基づき建設された原発でも、安全性に問題はないと表明するよう要求していたことが分かった。直前に北陸電力志賀原発(石川県)の運転差し止め訴訟で、旧指針の不備を理由に北陸電が敗訴しており、悪影響が全国の原発に広がるのを避けようとしたとみられる。

 金沢地裁は〇六年三月二十四日、「旧指針は実際に起きた地震の観測結果と合わない」と志賀原発2号機の運転差し止めを命令した。保安院によると、直後の四月、A4判二枚分の文書を安全委員会に出した。当時の訴訟担当課長が作り、上司には報告していなかったという。

 文書は「旧指針でも耐震性に問題はない」との見解を表明するよう安全委に要求。表明がないと、立地自治体やマスコミの批判が激しくなる▽国会でも原発建設を認めた責任を追及される-などとし、「安全委の有識者はたびたび証人出廷を強いられる」と、安全委を半ば脅すような文言もあった。

 安全委は同年九月に新指針を決定。その際に「指針が改定されたからといって、既設施設の設置許可は無効にならない。安全審査をやり直す必要はない」との見解を示した。

 その後の〇七年十月二十六日、中部電力浜岡原発の運転差し止め訴訟で静岡地裁は「旧指針は信頼できる」と住民側の訴えを退けた志賀原発訴訟は二審で北陸電力が逆転勝訴し、最高裁で確定した。

 保安院の森山善範原子力災害対策監は「中立でないと誤解される記述はあるが、訴訟と文書は無関係だ」と強調した。

 安全委の担当者は「保安院は志賀原発訴訟のことも考えていたのではないか。委員会としては、保安院の要求とは関係なく見解をまとめた」と述べた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012051701002070.html

首相、大飯再稼働近く判断 「責任持って決定
2012年5月17日 23時40分

 野田佳彦首相は17日夜、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を近く最終判断する意向を表明した。NHK番組で「立地自治体を含めて一定のご理解をいただいたと判断するなら、責任を持ってそういう意思決定をしたい。判断の時期は近い」と述べた。月内にも枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚と会合を開く。

 首相は福井県の西川一誠知事が大飯原発について特別な安全監視体制の構築を求めていることを踏まえ「(再稼働を)判断した暁には安全性に万全を期した体制を先頭に立ってつくる」と訴えた。

(共同)
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-May/016947.html

[CML 017119] 【西川知事に声を!】大飯フル稼働に6週間:来週にも福井知事出席の閣僚会合か

杉原浩司(Koji Sugihara kojis at agate.plala.or.jp
2012
5 18 () 03:35:46 JST



大飯3、4号機「フル稼働に6週間」判明で、再稼働焦る野田政権に「NO!」を】

東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

野田首相は昨夜(5月17日)のNHKテレビ「ニュースウォッチ9」で、大飯原発3、4号機の再稼働を最終判断する時期について、「もうそろそろ、その判断の時期は近い」と述べました。
             ↓
首相 大飯原発運転再開”近く判断”(NHKニュース、5月17日、23:14)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120517/k10015198931000.html

この発言の背景には、大飯3、4号機フル稼働に6週間かかると判明したことがあるかもしれません。
             ↓
★関西電力 大飯原発「フル稼働に6週間」(MBS毎日放送:動画あり、5月17日、23:58)
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120517111000569089.shtml

「3、4号機で補助ボイラーが1つしかないため1機ずつしか作業できない」
「3、4号機とも1年以上停止しているため、通常よりも点検に時間がかかり、フル稼働には1機あたり3週間、合わせて6週間必要
「仮に今月末に再稼働を決定したとしてもフル稼働できるのは7月中旬以降となり、節電要請が始まるとみられる7月初旬に間に合わない可能性

ちなみに、中川智子宝塚市長と面会した中根康浩経済産業政務官も「5月末頃までには再稼働を判断したい」と発言していました。
                  ↓
「100キロ圏自治体の理解を」大飯再稼働(朝日兵庫版、5月10日)
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001205100006

【来週にも、西川福井県知事招いた閣僚会合の可能性!】
そして、来週にも野田首相ら4閣僚(プラス仙谷由人ら)が会合を開き、西川福井県知事の出席を求める調整が始まっているようです。もし西川知事出席の閣僚会合が強行されれば、再稼働への決定的な儀式となります。(閣僚会合が強行された場合は緊急の官邸前アクションを行います)

<関係閣僚会合に福井知事招致へ> (読売、5月16日)
政府は、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、来週にも野田首相と関係閣僚による会合を開き、福井県の西川一誠知事にも出席を求める方向で調整に入った。(略)

★西川福井県知事に「官邸に行かないで」「危険な再稼働を受け入れないで」
「原子力ムラではなく県民・住民を守って!」の声を大至急届けてください!
(短いもので構いません)
        ↓
<西川一誠福井県知事> 
(FAX) 0776-20-0622 (知事へのおたより係)
(メール) http://info.pref.fukui.lg.jp/kenmin/otayori/otayori.html
または、 kenmin-s at pref.fukui.lg.jp

※例えば、こんな危険性も発覚!
大飯原発近くの斜面が崩落の恐れ 関電解析、14年度に工事へ
(共同通信、5月14日)
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012051401002227.html
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