アサヒコムの記事【原発PR看板「保存を」 標語の考案者が撤去に反対】(http://www.asahi.com/articles/ASH3H4RKKH3HUGTB006.html?iref=comtop_list_nat_n04)。
「標語をつくった大沼勇治さん(39)・・・・・・が16日、「負の遺産として保存し、人間の愚かさを後世に伝えるべきだ」と撤去反対を町や町議会に申し入れる」。
原発PR看板の撤去は「間違った過去と向き合わない行為」であり、看板撤去を取りやめて「人間の愚かさを後世に伝えるべき」であるとのこと、全く賛成だ。いまだ続くこの東京電力原発人災の惨状を見ても、原発再稼働を目指したり、大間原発の建設を続けたり、上関原発の建設を画策したり、原発輸出を狙ったりできる神経を疑うし、「人間の愚かさ」「ニッポン人の愚かさ」にさらなる恥の上塗りをする行為である。
『●福島県双葉町「原子力明るい未来のエネルギー」
・・・・・・いま、その〝少年〟は?』
『●消えゆく「事故を思い出して原発を議論するきっかけになるもの」
~「原子力 破滅 未来のエネルギー」~』
『●東京電力原発人災4年目のアベ様の酷い記者会見:
情報公開、信頼関係、オンカロ、将来的、自立、除染』
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【http://www.asahi.com/articles/ASH3H4RKKH3HUGTB006.html?iref=comtop_list_nat_n04】
原発PR看板「保存を」 標語の考案者が撤去に反対
本田雅和 2015年3月15日23時19分
(原発PRの看板の前で撤去反対を訴える大沼勇治さん。
故郷はほぼ全域が帰還困難区域のままだ=15日午前10時36分、
福島県双葉町、本田雅和撮影)
東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町が原発PRのために掲げた看板の撤去方針を示したことに対し、標語をつくった大沼勇治さん(39)=茨城県古河市=が16日、「負の遺産として保存し、人間の愚かさを後世に伝えるべきだ」と撤去反対を町や町議会に申し入れる。
町の中心街入り口に掲げられた看板の標語「原子力 明るい未来のエネルギー」は、大沼さんが双葉北小6年だった1988年、学校の宿題として提出し優秀賞をとった。
原発事故で妊娠中の妻と全国各地を転々とし、昨年5月、古河市に落ち着いた。避難生活の中で「原発は明るい未来どころか故郷の町をズタズタにした」と苦しんだ。今月に入って、町が新年度予算案に撤去費用410万円を盛り込んだことをニュースで知った。
「老朽化して危険」というのが町の説明だが、大沼さんは「周囲に崩壊しそうな公共物がたくさんあるのに、看板だけ撤去するのは間違った過去と向き合わない行為。それだけの金額があれば補強できる。子どもたちにも真実を伝えていきたい」。町内外の人々に保存を訴えて署名運動も始める予定だ。(本田雅和)
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