東京新聞の井上能行記者によるコラム【【私説・論説室から】自由は土佐の山間より】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016060802000131.html)。
《「新聞の葬式」という展示もあった。自由民権運動は弾圧され、高知新聞は発行禁止になった。民権派は抗議の「高知新聞葬」を挙行。五千人が会葬したという。/一昨年、特定秘密保護法成立を受け、同記念館で「国会の葬式」があったそうだ》。
《首相、立憲主義を否定 解釈改憲「最高責任者は私」》…「最高責任者は私」だと嘯き、違憲に壊憲する「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない。「積極的平和主義」を愛する「学会さん」も、もう手遅れで、彼ら・彼女らを説得する価値もない。2016年7月参院選、アベ様の暴走を止めるポイントは、50%の「眠り猫」をどの程度目覚めさせることができるかどうか、そこにかかっている。
『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権』
「東京新聞の三つの記事【首相、立憲主義を否定 解釈改憲
「最高責任者は私」】(…)、
【公明「ブレーキ役」大丈夫? 首相答弁 太田国交相「違和感ない」】(…)、
【解釈改憲へ答弁先行 首相、政府見解の逸脱続ける】(…)。
gendai.netの記事【安倍首相は憲法解釈を変更できない】(…)。
nikkansports.comの記事【小沢氏ら「違憲国会の葬式」】(…)。
琉球新報の記事【武器輸出提言 死の商人に成り下がるのか】(…)。
そしてもう一度、東京新聞の記事【首相の「解釈改憲」
立憲主義を破壊する】(…)」
《安倍首相の周りにいるのは、国家を危うくする連中ばかりのようだ》
《特定秘密保護法を成立させたのは国会の自殺行為だとして、
小沢一郎生活の党代表や高知県出身の元国会議員らが22日、
高知市の自由民権記念館で「違憲国会の葬式」と題する集会を開いた。
1882年に明治政府による言論弾圧で、高知新聞と同名の新聞が
発行禁止処分を受け、抵抗運動として「新聞の葬式」が開かれたのを
模した試み》
《戦後、日本が築き上げてきた平和国家の理念をかなぐり捨てる行為に
加担し、ビジネス拡大の好機とばかりに安倍政権に擦り寄る産業界の
姿は直視するに堪えない》
《政権が自由に解釈を改変するなら、憲法の破壊に等しい。
…権力とはそのような性質を持つため、非行をさせないように
あらかじめ憲法という「鎖」で縛っておく必要がある。それを「立憲主義」という。
◆国家権力の制限が目的》
《◆多数者支配を許すな
“芦部憲法”はこうも書く。
<民主主義は、単に多数者支配の政治を意味せず、実をともなった
立憲民主主義でなければならないのである>
多数者支配の政治が何でも勝手に決めてしまうならば、
もはや非民主主義的である》
そのためには報道機関…。「新聞の葬式」と「国会の葬式」をしなければいけないような世の中でいいのか? 権力と「闘う」どころか、『読売』や『産経』、『アベ様のNHK』などはアベ様と同調し、社会を破壊していないか? 政権批判できずしてジャーナリズムと言えるのか?
『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」』
「「戦没 新聞人の碑」…「アベ様のNHK」や産経、読売の様な
報道姿勢で良いのでしょうか? 『朝日』君がベストだとは
言いませんが、多くの他社の「新聞人」の矜持が
失われていないでしょうか」
『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?』
『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア』
『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
・・・・・・アベ様達からして?』
『●失われる「メディアの作法、矜持」…
「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」』
『●スガ殿曰く「報道が萎縮するような実態は全く生じていない」
…「日本は今や世界の笑い者」、恥ずかしい…』
『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」』
『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
権力にオネダリして、そうしていただいたのである」』
『●2016年報道の自由度ランキング72位:
「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪』
「『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の
編集部による森達也さんのロングインタビュー『映画『FAKE』
公開直前、森達也監督インタビュー/佐村河内の意外な「素顔」に
迫った森達也監督が社会の二元化に警鐘!
「安倍政権もメディアも途上国以下のレベル」』
(http://lite-ra.com/2016/06/post-2302.html)」
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016060802000131.html】
【私説・論説室から】
自由は土佐の山間より
2016年6月8日
高知市を訪ねた。高知城を歩いていると、よさこい節が聞こえてきた。近づくと、上町よさこい連の子どもたちが踊っている。
ほぼ全員が女の子。「坊さん、かんざし買うを見た」という歌詞は向かないなあと思ったら「粋な自由の風が吹く」という歌声が聞こえた。上町は坂本龍馬が生まれ育った町。さすがに替え歌も違うと感心した。
市立自由民権記念館に向かった。「自由は土佐の山間より」と記された石碑があった。展示室に入ると「自由」「男女同権」などと書かれたむしろ旗や横断幕を持った女性を含む集団の像があり、当時の熱気を伝える。
高知出身の植木枝盛(えもり)は、大日本帝国憲法ができる前に憲法案を発表した。言論や集会など、幅広い自由を認め、現行憲法とよく似ていると説明文にあった。おもしろいのは第七十条。「政府 国憲に違背するときは 日本人民は之に従はざることを得」とある。憲法ができる前から、政府が憲法を守らない事態を想定したのは卓見というべきか。
「新聞の葬式」という展示もあった。自由民権運動は弾圧され、高知新聞は発行禁止になった。民権派は抗議の「高知新聞葬」を挙行。五千人が会葬したという。
一昨年、特定秘密保護法成立を受け、同記念館で「国会の葬式」があったそうだ。明治の心意気が今も生きる高知。ここで育つ子どもたちは幸せだ。 (井上能行)
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