asahi.comの記事【金をバラまくだけの日本 室井佑月「オバマ大統領を見習って欲しい」】(http://dot.asahi.com/wa/2016060700123.html)。
《すべてにおいてオバマ大統領への贔屓(ひいき)(あたしにはそう見えた)。そりゃあもう、この国は米国の手下ですよ、という世界中へのアピールになったろう。…大金かけてこれかよ! …そういった金のかからんパフォーマンスですべてを曖昧にした。この国には、有能な振り付け師はいないのか。いつまでも金をバラまくだけなのか?》。
室井佑月さんの云う《金をバラまくだけの日本》、全くその通り。その点でも、無意味な、裏切りのイセシマサミットです。また、《県議会当選者の96%が地位協定の改定を求めている》「在日米軍特権」問題一つとっても、《金をバラまくだけの日本》、世界を呆れさせるニッポン、《「性暴力に脅かされないで当たり前に生きる権利」すら保障できないような政府はもはや政府とはいえない》ニッポン。どこを向いて「思いやって」いるのか?、「思いやら」されているのか?、《金をバラまくだけの日本》。
《金をバラまくだけの日本…米国の手下ですよ、という世界中へのアピール》だけが、今回のアベ様の「成果」ならば…とっても恥ずかしいし、いろ~んな意味で、世界に向けての恥さらし。アベ様信者の自公お維大地支持者・投票者の皆さん、ホントに大丈夫?
『●「核兵器のない世界」か?、「核廃絶」「核なき世界」か?』
『●無意味な、裏切りのイセシマサミット:
「ヒロシマ、ナガサキとフクシマは絶えず伝えている」というのに』
『●オバマ大統領の米国、「核なき世界」にはほど遠く、
「核兵器のない世界」を唱えつつその現実は?』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●沖縄差別は続く: 黙殺により、「『日本を取り戻す』の中に
沖縄は入っていない」ことをアベ様が表明』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」』
『●翁長雄志知事、再度の決意表明:
「安倍晋三首相は「急がば回れだ」と言うが…政府の選択は誤りだった」』
『●「どうぞ米軍は撤退してください」:散々「思いやら」されて、
そしてまたしても「肝苦(ちむぐり)さ」…』
『●「落とした魂(マブイ)」を探しに、なんて悲し過ぎる
…「選択肢は一つしかない。沖縄から去ることだ」』
『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない』
『●「日本政府による命の二重基準」にウンザリ:
「日米両政府の空虚な言葉」は不要、基地撤去が抜本対策』
『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。
本当に潰れた方がいい」…自民党には「ロクなヤツがいない」』
『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、
アベ様や最低の官房長官らは理解しようとするのか?』
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【http://dot.asahi.com/wa/2016060700123.html】
金をバラまくだけの日本 室井佑月「オバマ大統領を見習って欲しい」
(更新 2016/6/ 9 07:00)
大金をかけ、各国首脳をおもてなししたG7伊勢志摩サミット。「リーマン・ショック級の世界経済危機」発言で悪い印象が残った安倍首相に対して、作家の室井佑月氏は「オバマ大統領を見習って欲しい」と嘆く。
* * *
G7伊勢志摩サミットと、米国のオバマ大統領の広島訪問がようやく終わった。祭りのような慌ただしさだった。
てか、サミットってまさにそういうものなわけね。便利なテレビ電話がある昨今、サミットの重要さは今ひとつピンとこない。
各国首脳が顔を合わせることが大事、そういっている人もいるけど、顔を合わせたからといって、深い話をするわけじゃない。だって、事前になにが話し合われるか調整しておる。目新しい話も出て来ない。
結局、風習だけが残った祭りみたいなもんなのか。以前は、祭り会場の良いPRになったというが、今ではそんなこともない。洞爺湖も閑古鳥が鳴いておる。
なのに、ホスト国はものすごい金を使う。
オリンピックもそうだけど、サミットも、一部の人間の利権の温床となっているのが見え見えだ。まるで、一部の人間の見栄を満たすために開かれているようだ。世界中で格差が問題とされている今、時代遅れなKY祭り。
しかし、風習は守るものだと決められているなら、そこに逆らえるこの国ではないだろう。
けど、あれでよかったんだろうか。もうちょっと、どうにかならなかったんだろうか。
すべてにおいてオバマ大統領への贔屓(ひいき)(あたしにはそう見えた)。そりゃあもう、この国は米国の手下ですよ、という世界中へのアピールになったろう。
ほかにも安倍さんは各国首脳に怪しい調査のペーパーまで配って、「リーマン・ショック級の世界経済危機」をアピールしたかったみたいだが、もちろんみんなに鼻で笑われておった。
安倍さんは夏の選挙を考え、このサミットを利用し、アベノミクスは失敗していませんよという言い訳を作りたかったんだろうが。
前の選挙のとき、「リーマン・ショック級の経済危機が起きない限り、もう消費税の延期はない」といってしまったから、「リーマン・ショック級の」という言葉を用いたのね。各国首脳の誰か一人でも良い、こんなにおもてなししたんだから、俺の発言にお墨付きを与えておくれよ、といったところか。
もちろん、そんなくだらない企みなんて、相手にしてもらえない。海外メディアは安倍さんに対し、けちょんけちょんの書き方だ。
仏ルモンド紙には「自国経済への不安を国民に訴える手段にG7を利用した」と、米経済メディアCNBCには「あまりに芝居がかっている」とまでいわれた。
大金かけてこれかよ!
オバマ大統領を見習って欲しい。あの方、広島できちんとした謝罪をしたわけじゃないし、自国保有の核に対して踏み込んだ発言もない。だが、子どもたちに自分で作った折り鶴を渡し、被爆者をハグし、そういった金のかからんパフォーマンスですべてを曖昧にした。この国には、有能な振り付け師はいないのか。いつまでも金をバラまくだけなのか?
※週刊朝日 2016年6月17日号
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