Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●深刻な原発事故の教訓として「汚染水の『影響』は完全にブロック」・・・なんて言えるわけがない

2015年03月16日 00時00分20秒 | Weblog


東京新聞・石川智規記者の記事【原発事故教訓 語らぬ首相 東北開催なのに言及1回】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015031502000131.html)。

 「安倍晋三首相は十四日に開幕した国連防災世界会議で、東京電力福島第一原発事故にほとんど言及しなかった。各国の首脳や防災関係者らに「防災先進国」の知見を誇示する一方、深刻な原発事故の教訓を伝えようという姿勢は見られなかった」。
 「「防災先進国」の知見を誇示」だそうです。「防災先進国」ならば、この地震大国で原発を再稼働したり、フルMOX大間原発の建設を進めたりしないはずですよね? 川内原発なんて、火山が在ろうがどうしようがお構いなしです。
 そりゃ、「深刻な原発事故の教訓」として「汚染水の『影響』は完全にブロック」・・・・・・なんて世界に喧伝したら笑いものです。

   ●東電原発人災: あ~アベ様の言う
      「完全にブロックされている」「状況はコントロール」の悲惨な現実

   『●東京電力原発人災から『X年後』
      ・・・・・・取り返しのつかないことが現実化してはいまいか?

   『●「暴走するゾウ、ゴジラを解き放とうという
       「愚」」な東電をどのように「信頼」すればよいのか?

   『●屁理屈にもなっていない
       ・・・菅義偉官房長官「汚染水の『影響』は完全にブロック」

   『●東京電力原発人災4年目のアベ様の酷い記者会見:
       情報公開、信頼関係、オンカロ、将来的、自立、除染


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015031502000131.html

原発事故教訓 語らぬ首相 東北開催なのに言及1回
2015年3月15日 朝刊

     (国連防災世界会議の会場の中継モニターに
      映し出された、開会式であいさつする安倍首相
      =14日午前、仙台市で)

 安倍晋三首相は十四日に開幕した国連防災世界会議で、東京電力福島第一原発事故にほとんど言及しなかった。各国の首脳や防災関係者らに「防災先進国の知見を誇示する一方、深刻な原発事故の教訓を伝えようという姿勢は見られなかった

 首相は開会式や首脳級会合、災害と女性をテーマにした関係会合で相次いで演説。「(防災に関する)日本の知見と技術を生かして国際社会に貢献したい」と訴えた。演説は「復興は急速に進んでいる」「力強い復興をご覧いただきたい」などと、明るい未来を示すことに比重を置いた。

 原発事故に触れたのは、首脳級会合で「東日本大震災と福島第一原発事故を踏まえ、長期的視点に立ってさらなる防災投資に取り組んでいます」と説明した部分だけだった。二国間の首脳会談や歓迎行事で、風評被害の払拭(ふっしょく)は呼び掛けたが、福島県民約十二万人が避難生活を強いられていることなど悲惨な現実を語る場面はなかった

 もともと首相は、原発からの汚染水漏れに関し「状況はコントロールされている」と繰り返し主張している。事故の影響への言及を避ける姿勢はこの日も変わらず、被災地の東北で会議が開催された意義が薄れかねない。首相が原発輸出を推進する理由として強調する「原発事故の経験と教訓を世界と共有する責務」とも矛盾する。

 会議の運営に携わる国連スタッフは「3・11は地震、津波、原発事故の複合災害だ。(会議では)身を正し、襟を正して、それらに配慮した取り組みが必要だ」と話した。 (石川智規
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●辺野古破壊者=「バチアタリども」には「目」も「耳」もなく、あるのはウソをつく「口」だけ

2015年03月15日 00時00分36秒 | Weblog


東京新聞のコラム『筆洗』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015031402000142.html)。

 「沖縄の人たちが議会制民主主義の枠組みで目いっぱい反対の声を上げているのに、政府は海底掘削調査の再開に踏み切った・・・・・・自分たちに都合のいい声は聞こえるが、そうでない民意は聞こえぬというのは、為政者にとりわけ大切なバランス感覚の麻痺(まひ)だろう。政権の「耳」は病んでいるようだ」。
 「番犬様=米軍「拉致被害者」をアベ様達が「逮捕」ってどういうこと? 本当にバチアタリな人たち」。アベ様やスガ殿・・・・・・バチアタリどもには「目」も「耳」もなく、あるのはウソをつくだけ。辺野古破壊=「忌み禁じられた行い」を継続中。狂っています。


   ●辺野古「この風景は戦争」:
       誇り高き「海猿」の実像は番犬様の飼い主「アベ様のイヌ」

   『●沖縄県民の民意は明白: 辺野古破壊者、沖縄で4度目の完敗
   『●沖縄県民の民意にお構いなし、
        辺野古破壊者は沖縄で4度目の完敗だというのに

   『●辺野古、自虐な気持ちにさせてはいけない:
       「海のイヌ」と「陸のイヌ」=「アベ様のイヌ」の犯罪再び

   『●アベ様ら辺野古破壊者=バチアタリどもの「忌み禁じられた行い」
     「アベ様ら辺野古破壊者が「忌み禁じられた行い」を強行。
      アベ様やその「イヌ」たちも、神をも恐れぬバチアタリである」
     「松下竜一さんらの提起した「海は誰のものか?」「環境権
      (※「環境権」は、アベ様らの壊憲に悪用されようとしている)。
      「海」はアベ様のイヌたちのものか?、番犬様・米軍のものなのなのか?」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015031402000142.html

【コラム】
筆洗
2015年3月14日

 「私たちには耳は二つあるのに、口は一つしかないのはなぜか。それは、より多く聞き、話すのはより少なくするためだ」と、古代ギリシャの哲学者は語ったという▼まことに味わい深い警句だが、耳が二つあるおかげで、私たちは音がどこから来たのかが分かる。俗に耳と呼ばれる耳介が、これほどデコボコと複雑な形をしているのも、音源が上下どちらの方向にあるかを探るのに役立っているそうだ▼まさに造物の妙。高性能の集音装置が私たちには備わっているわけだが、どうも政権幹部のみなさんには、特定の方向からの音が聞こえていないようだ▼沖縄の普天間飛行場の辺野古移設をめぐっては、移設反対派が、地元名護の市長選でも県知事選でも勝った。総選挙では沖縄の全選挙区で自民党候補が敗れた▼沖縄の人たちが議会制民主主義の枠組みで目いっぱい反対の声を上げているのに、政府は海底掘削調査の再開に踏み切った。名護市長が「政府は全く聞く耳を持たない」と憤るのも無理はなかろう▼『図解 感覚器の進化』(岩堀修明(のぶはる)著、講談社)によれば、私たちの耳は、平衡感覚を保つための器官に、音を感じる機能が加わってできたそうだ。自分たちに都合のいい声は聞こえるが、そうでない民意は聞こえぬというのは、為政者にとりわけ大切なバランス感覚の麻痺(まひ)だろう。政権の「耳」は病んでいるようだ
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コメント (2)
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●井戸謙一さん「高浜3、4号機再稼働差止仮処分」・・・「仮処分決定は、直ちに効果が発生」、再稼働不能

2015年03月14日 00時00分55秒 | Weblog


CMLの記事【[CML 036640] 3月末高浜3、4号機再稼働差止仮処分決定へ】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2015-March/036798.html)。

 高浜原発3、4号機について、「仮処分決定は、直ちに効果が発生します。関電は、原子力規制委員会からすべての認可をとり、地元自治体の同意を得ても再稼働できなくなるのです」!!

 あの井戸謙一さんからの重要な情報発信です。かなり画期的な内容です。
 あの関西電力のあの八木誠社長のあの高浜原発・・・・・・・あの3、4号機の「プルサーマル原発」の再稼働を止め得るかもしれない!? 高浜原発1、2号機の「寿命原発」については廃炉を決めそうだ、との朗報に続き、高浜原発3、4号機の「プルサーマル原発」についても大きな期待が持てそうだ。
 しかも、「『DAYS JAPAN』(2014,JUL,Vol.11,No.7) / 斎藤美奈子さん【OUTLOOK 司法が示した良識に点数をつけるとしたら】、「福井地裁の判決樋口英明裁判長)・・・・・・「人格権」に触れつつ大飯原発の再稼働を差し止めた福井地裁の判決文は、ちょっと感動的ですらあった・・・・・・」」「【ToPICs日本・福井/大飯原発運転差し止め判決 人格権より優先される原発はない!】」の、あの福井地裁判決の、あの樋口英明裁判長である!! 

 この期に及んで、関電は、「審理を引き延ばして樋口裁判長に決定を出させないことにあるのは明らか」な姑息なことをやろうとしました。しかも、「3人の裁判官に対し、裁判官忌避の申立て」までしたそうです。いや~、そりゃ関電にもそれらの権利はあるでしょうけれどもね~??

   ●狂気の伝染、連鎖: 原子力「ムラ寄生」委員会が
       お墨付きを与えるのはあの関電の高浜プルサーマル原発

   『●関西電力八木誠社長のあの高浜原発:
       「プルサーマル原発」に続き「寿命原発」を動かしたいそうです

   『●60年間稼働させたい高浜原発:
      「電気代が高い低いの問題とを並べて論じること自体、許されない」

   『●日本中が「地元」・・・・・・
     大間原発と高浜原発の再稼働問題、「30キロ圏内の声を聴け」ではダメ

   『●「仏様のおかげ」はもう期待しない方がいい:
        高浜原発、「このゴジラが最後の一匹だとは思えない」



   ●関西電力大飯原発再稼働差し止め、画期的勝訴:
                 もし敗訴していたら大変なことに・・・・・・

   『●「上級審では国側が勝つこの国の裁判」
       ・・・・・・今度こそ、福井地裁の名判決を活かしたい

   『●関西電力の「原発再稼働」への言い訳にさせてはいけない


   ●原発裁判はどれも完敗:
         井戸謙一元裁判官と小出裕章さんの対話

   『●そりゃぁ、東京電力原発人災以降を見ただけでも、
                       「司法」にも絶望するよな

   『●井戸謙一元裁判官再び:
          最高裁は常に国側に、そして、努力は無駄に

   『●金沢地裁原発差し止め判決: 井戸謙一元裁判官
   『●志賀原発訴訟第二ラウンド: 裁判所は信頼を回復できるか?
   『●「自民党と政治権力」
        『週刊金曜日』(2013年7月19日、952号)について

   『●「鼻血問題」: 「原発関連死」と「死の街」発言
   『●東京電力原発人災鼻血問題: 
          風評被害に矮小化していて良いのか?

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2015-March/036798.html

・・・・・・
2015年 3月 11日 (水) 22:49:28 JST

・・・・・・

----------------------- Original Message ------------------------
 皆様

 滋賀の中川です。すでに、情報は流されていますが、本日の福井地裁高浜再稼働差し止め仮処分の審理が裁判長判断によって打ち切られ、今月末にも再稼働差し止めの仮処分がでる可能性が高くなりました。以下、井戸先生のメールです。転送可です。

※※※※※※※※※※※※※

井戸です。

本日(3月11日)福井地裁で、大飯3、4号、高浜3,4号運転禁止仮処分事件の審尋期日がありました。担当の樋口裁判長は、3月一杯で福井地裁から転勤します。私たち申立人側は、樋口裁判長に決定を出してほしいため、本日の期日で審理を終えることを希望していました。他方、関西電力は、直前になって、基準地震動の問題及び使用済み燃料ピットの安全性の問題について専門家の意見書を出すので、その機会を与えるように求めました。目的が、審理を引き延ばして樋口裁判長に決定を出させないことにあるのは明らかです。

これに対する樋口裁判長の判断は、次のとおりです。


① 高浜3、4号については、設置変更許可が出ており、保全の必要性が認められる。既に機は熟しているので、決定をする(本日で審理を終結し、今の裁判体で決定するとの意味)。決定をする期日は、決まったら、その5日前までに双方に告知する。

② 大飯3、4号については、審理を続行する。次回期日は5月20日


関西電力の代理人は、「我々に専門家の意見書提出の機会を与えないということか」と気色ばみ、3人の裁判官に対し、裁判官忌避の申立てをしました。

市民の側が裁判官忌避を申し立てるのは珍しくありません大津地裁でもしました)が、大会社が申し立てるのは極めて珍しいと思います。それだけ関電が追い詰められているということです。この裁判官忌避の申立ては、訴訟指揮に対する不服ですから、認められる余地はありません。したがって、今月末には、高浜3、4号機の運転を差し止める仮処分決定が出る可能性が極めて高くなりました。昨年の福井地裁判決のように、本裁判に対する判決は、控訴されれば確定が遮断されますから、直ちに原発の運転を差し止める効果は発生しません。しかし、仮処分決定は、直ちに効果が発生します。関電は、原子力規制委員会からすべての認可をとり、地元自治体の同意を得ても再稼働できなくなるのです。

市民と司法の力によって、原発の運転を現実に差し止める。その歴史的な事態が今月末に実現しそうです。原告団、弁護団では、決定告知の日、多くの人に福井地裁前に集まってほしいと思っています。そして、多くの市民が、福井地裁の決定に喜び、裁判官に敬意を表し、差止め決定を支持しているいうことを全国に示したいと思います。

そのXデーは、3月26日か27日が可能性が高いのではないかと思っています。期日の告知があれば、このMLで直ちに流しますので、是非、滋賀県からも、多くの市民が福井地裁に駆けつけてほしいと思います。

とりあえず、滋賀県の原発に反対する市民団体が一番たくさん参加していると思われるこのMLに情報提供しました。それぞれの方が、つながりのある市民、市民団体にこの情報を流していただけたら幸いです。


〒522-0043 滋賀県彦根市小泉町78-14澤ビル2階
      井戸謙一法律事務所
         弁護士   井 戸 謙 一
       ?0749-21-2460 fax0749-21-2461
--------------------- Original Message Ends --------------------

・・・・・・
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●東京電力原発人災4年目のアベ様の酷い記者会見: 情報公開、信頼関係、オンカロ、将来的、自立、除染

2015年03月13日 00時00分03秒 | Weblog


東京新聞の記事【汚染水情報公開を徹底 安倍首相会見】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015031102000147.html)。

 二重、三重、四重・・・・・・に酷い記者会見

 「東京電力福島第一原発の排水溝から高濃度の汚染水が外洋に漏出し、公表されていなかった問題について「東電の情報公開が不十分だったことは誠に遺憾だ。情報公開を徹底することで、漁業関係者らとの信頼関係を再構築する」と述べた」。
 どうやら、情報については「完全にブロック」とはいかなかったらしい・・・・・・しかし、いまさら「信頼」とは笑止千万です。 

   ●「暴走するゾウ、ゴジラを解き放とうという
       「愚」」な東電をどのように「信頼」すればよいのか?

   『●屁理屈にもなっていない
       ・・・菅義偉官房長官「汚染水の『影響』は完全にブロック」



 「福島第一原発については、放射性物質の流出を抑制するため、追加対策を東電に指示したと説明。廃炉や汚染水対策に向けて「東電任せにせず、国も前面に立って取り組む」と強調」。
 昨年も同じことを言っていませんでしたか? この1年だけを見ても、アベ様達は一体何をしていたの?? 凍土壁の件なんて酷すぎないか??? 4年経っても、改善の兆しさえも見えない。

   ●東京電力原発人災対策へのお金を「ケチ」ったあげくに、
                        致命的欠陥対策にドブ金か?

   『●凍土壁で「完全にブロック」どころか、
       放射性汚染水を「水増し」する「かき氷作戦」とは呆れる



 「全国の原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場に関しては、自治体の立候補を待たずに国主導で選定を進める方針を示した」。
 特定秘密保護法・「平成の治安維持法」でも振りかざして、「国主導」で場所選定を進めるつもりでしょうか。でも、死の灰10,0000年100,0000年にもわたって管理する「オンカロ」を設置できる場所が一体全体ニッポンのどこにあるというのでしょうか? さらには「より強烈な「死の灰」」の処理方法・処分方法さえ未解決で、フルMOX原発をやろうというのですから、正気の沙汰ではありません

   ●新都知事に投票した都民の民様へ、
       『100000年後の安全』は「若い」日本には無理

   『●「世界初のフルMOX原発で、年に約一トンの
        プルトニウム」を燃焼させて「安全」と言い得る自信に慄く

   『●責任ある答えの提示を: 大間「世界初のフルMOX原発」の
                  強烈な「死の灰」の処理・処分は何処で?



 「帰還困難区域などで不通となっているJR常磐(じょうばん)線については、将来的に全線で運行再開する方針を説明・・・・・・「自立に向けた将来像」も夏ごろまでに決定する方針を説明」。
 「将来的に」! 無責任過ぎる・・・・・・。枝野氏の「『ただちには』影響がない」と同レベル。何十年にもわたって、あるいは、何世代にもわたって「住むことの出来ない」汚染地域を作り出しておいて、「将来的に」なんで無責任すぎる。汚染地域に「帰還」させて、「自立」しろ・・・・・・なんて、残酷すぎる。いまだに「除染」なんて言っている時点で、アベ様は何も分かっていないことが明白。

   ●東京電力原発人災から『X年後』
      ・・・・・・取り返しのつかないことが現実化してはいまいか?


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015031102000147.html

汚染水情報公開を徹底 安倍首相会見
2015年3月11日 朝刊

     (東日本大震災について会見する首相=10日、官邸で)

 安倍晋三首相は十日、東日本大震災から四年を迎えるのを前に官邸で記者会見した。東京電力福島第一原発の排水溝から高濃度の汚染水が外洋に漏出し、公表されていなかった問題について「東電の情報公開が不十分だったことは誠に遺憾だ。情報公開を徹底することで、漁業関係者らとの信頼関係を再構築する」と述べた。五年間の集中復興期間が終わる来年三月以降の復興事業の在り方に関しては、一六年度から五年間の支援の枠組みを今夏までにまとめると表明した。

 福島第一原発については、放射性物質の流出を抑制するため、追加対策を東電に指示したと説明。廃炉や汚染水対策に向けて「東電任せにせず、国も前面に立って取り組む」と強調。全国の原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場に関しては、自治体の立候補を待たずに国主導で選定を進める方針を示した。

 震災復興では、福島県の再生に向けた支援策をまとめる「政策パッケージ」を五月にも決め、「自立に向けた将来像」も夏ごろまでに決定する方針を説明した。商工業者への営業損害賠償を来年二月分までで打ち切るとした国と東電の素案も再検討するとした。

 被災地の住宅再建策は、災害公営住宅を今後一年間で一万戸完成させ、高台移転のための宅地も一万戸分整備する方針を示した。福島県での除染作業については「一層加速し、県内の仮置き場の一日も早い解消に取り組む」と説明した。

 帰還困難区域などで不通となっているJR常磐(じょうばん)線については、将来的に全線で運行再開する方針を説明した。会見に先立って開かれた全閣僚による復興推進会議で決定した。
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●消えゆく「事故を思い出して原発を議論するきっかけになるもの」 ~「原子力 破滅 未来のエネルギー」~

2015年03月12日 00時00分27秒 | Weblog


asahi.comの記事【双葉町、原発の広報塔撤去へ 事故後に補修できず劣化】(http://www.asahi.com/articles/ASH395RP4H39UGTB00Z.html?iref=comtop_6_01)と、
東京新聞の記事【双葉町「原発看板」撤去へ 「記憶消す」反対も】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015031002000256.html)。
東京新聞の記事【原発政策 日独落差 独メディア質問「日本なぜ再稼働」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015031002000129.html)。

   ●東電原発人災の3.11を再び目前に:
      「原発事故調書 原因不明、責任不在」でも再稼働できる神経を疑う

   『●3.11東京電力原発人災から4年:
      虚しき「地球にやさしいエネルギー原子力 人にやさしい大熊町」


 「東京電力福島第一原発が立地し、4年前の原発事故で全町民が避難を続ける福島県双葉町は、町内にある二つの広報塔を撤去する方針を決めた。いずれも両面に「原子力明るい未来のエネルギー」「原子力郷土の発展豊かな未来」などの標語が書かれている」。
 原発を再稼働したい「地元」はよく噛みしめるべきだ。薩摩川内高浜大飯大間玄海・・・・・・「地元」の人たちは、本当にこのままで良いと思っているのか? ドイツのメルケル首相の話に耳を傾けてはどうか?

   『●「豊かな玄海町」へ:
      「原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力正しい理解で豊かな暮らし」


 「かつて「原子力 明るい未来のエネルギー」の標語を応募した大沼勇治さん(39)は事故で双葉町から茨城県古河市に移り住んでいる。「壊すのは簡単だが、事故を思い出して原発を議論するきっかけになるものだと思うので、残してほしい。町の歴史が消されてしまうように感じる」と語った」。
 「原子力  破 滅  未来のエネルギー」。

   『●福島県双葉町「原子力明るい未来のエネルギー」
                  ・・・・・・いま、その〝少年〟は?


 「震災後の原発政策は対照的・・・・・・会見では、ドイツのメディアが「ドイツは福島の事故を受けて脱原発にしたのに、日本はなぜ再稼働を考えるのか」と素朴な疑問をぶつけた」。
 恥ずかし過ぎるアベ様・・・・・・本来、ニッポンが脱原発を世界中に訴えないといけないのに、「東電原発人災の3.11を再び目前に、「原発事故調書 原因不明、責任不在」でも再稼働できる神経を疑う」。逆に、呼び掛けられるなんて恥ずかしい。そして、それに答えられない、応えられないこと、さらなる「恥」だ

   『●烏賀陽弘道さん『ヒロシマからフクシマへ原発をめぐる不思議な旅』読了
     「「Nucler=核=原子力」を納得させられる。「核=悪」、「原子力=善」を
      使い分けてきた我国、世界でも稀なその独特の心理。でも、その本質は
      全く同じであり、「核兵器=原子力発電」。ヒロシマナガサキの「被害者
      としての感情の陰に、戦争の加害者」としての反省が曖昧にされたこと。
      そして、東京電力原発人災で核技術の加害者」となったことへの戸惑い。
       「兵器としてアメリカで生まれ、ヒロシマに落とされた「核」。
      その双子の兄弟「原発」・・・・・・」。そう両者は双子の兄弟」

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http://www.asahi.com/articles/ASH395RP4H39UGTB00Z.html?iref=comtop_6_01

双葉町、原発の広報塔撤去へ 事故後に補修できず劣化
根岸拓朗 2015年3月10日07時50分

     (撤去の方針が決まった広報塔。周辺は帰還困難区域であるため、
      バリケード(手前)で立ち入りが制限されており、歩く人の姿はない
      =9日午後、福島県双葉町)


(↑まことに勝手ながらコピペさせて頂いております
 【http://www.asahi.com/articles/photo/AS20150309004115.html】)

 東京電力福島第一原発が立地し、4年前の原発事故で全町民が避難を続ける福島県双葉町は、町内にある二つの広報塔を撤去する方針を決めた。いずれも両面に「原子力 明るい未来のエネルギー」「原子力 郷土の発展 豊かな未来」などの標語が書かれている。

 9日の町議会定例会で、撤去工事の費用約410万円を盛り込んだ新年度一般会計予算案を提出した。

 広報塔は1988年と91年に町が一つずつ整備した。原発と地域の共存共栄をうたうため、町が町民から標語を募った。

 事故後は周辺の放射線量が高いため補修ができず、次第に劣化。町は今回、住民の一時帰宅や業者の除染の際に強風で部品が落ちて人や車に当たる危険があるとして、撤去を決めた。

 かつて「原子力 明るい未来のエネルギー」の標語を応募した大沼勇治さん(39)は事故で双葉町から茨城県古河市に移り住んでいる。「壊すのは簡単だが、事故を思い出して原発を議論するきっかけになるものだと思うので、残してほしい。町の歴史が消されてしまうように感じる」と語った。(根岸拓朗)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015031002000256.html

双葉町「原発看板」撤去へ 「記憶消す」反対も
2015年3月10日 夕刊

 東京電力福島第一原発事故で全町避難が続く福島県双葉町は、町の帰還困難区域内の道路に設置されている原子力推進に関する広報看板二枚の撤去を決めた。看板には「原子力明るい未来のエネルギー」=写真、2014年11月撮影=などと書かれ、第一原発の立地町を象徴していた。

 老朽化が進んでいる上、避難が続き安全点検ができないことが撤去の理由。九日開催の町議会に提出した二〇一五年度予算案に撤去費用約四百十万円が盛り込まれた。可決されれば、八月ごろから撤去の工事が始まる。

 町によると、看板は原発の理解促進のため、町民からの公募で標語が選ばれ、一九八八年三月に設置。

 町体育館近くの看板には表と裏に「原子力明るい未来のエネルギー」「原子力正しい理解で豊かなくらし」と表記。役場近くのもう一枚は、九一年三月に設置され「原子力豊かな社会とまちづくり」「原子力郷土の発展豊かな未来」と書かれている。

 小学六年の時に「原子力明るい未来のエネルギー」の標語が選ばれた自営業大沼勇治さん(39)=茨城県古河市在住=は「撤去には反対。原発を推進してきた町の歴史や、事故の記憶を消すことになる。修繕して、原発を考えるきっかけとして残してほしい」と話した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015031002000129.html

原発政策 日独落差 独メディア質問「日本なぜ再稼働」
2015年3月10日 朝刊

 安倍晋三首相は九日の日独首脳会談後の共同記者会見で、原発再稼働を進める日本政府の方針をあらためて明言した。一方で、メルケル首相は会談に先立つ東京都内の講演で、東京電力福島第一原発事故を受けて脱原発に転換したドイツ政府の方針を説明。首脳会談では話題にならなかったが、震災後の原発政策は対照的だ。

 会見では、ドイツのメディアが「ドイツは福島の事故を受けて脱原発にしたのに、日本はなぜ再稼働を考えるのか」と素朴な疑問をぶつけた。

 これに対し、安倍首相は「再生可能エネルギーはまだわずか。国民に対し低廉で安定的なエネルギーを供給していく責任がある」と説明。原子力規制委員会の新規制基準に適合した原発は「再稼働していきたい」と従来の方針を繰り返した

 メルケル首相が会見で原発政策に触れる場面はなかったが、この日の講演では福島の事故に関し「(原発に)リスクはあることを如実に示した」と断言。来日前には、ドイツ政府のホームページで「日本も(ドイツと)同じ道を歩むべきだ」と呼び掛けている。

 メルケル首相はもともと原発推進論者。だが福島の事故後、二〇二二年までに国内の全原発を廃炉にする方針を決めた。再生エネルギーの導入も進め、一〇年に総発電量の17%だった再生エネは一四年に27%に達した。

 原発事故のあった日本では、これと逆の道をたどっている。安倍政権は昨年決定したエネルギー基本計画に「原発は重要なベースロード電源」と明記し、再稼働を進める。日本の再生エネ比率は、一三年度時点で二年前と比べて2ポイント増の11%にとどまっている。

 安倍首相は共同会見で、ドイツを「グローバルパートナー」と持ち上げたが、原発政策に関してはパートナーとは言えない。 (上野実輝彦)
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●3.11東京電力原発人災から4年: 虚しき「地球にやさしいエネルギー原子力 人にやさしい大熊町」

2015年03月11日 00時00分44秒 | Weblog


東京新聞の社説【東日本大震災四年 福島の苦しみ正面から】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030902000142.html)と、
琉球新報の記事【基地、原発「子に継ぐものでない」 久保田さん辺野古集会で訴え】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-239987-storytopic-1.html)。

 3.11東京電力原発人災から4年が経過しました。4号機の核燃料プールからの取出し完了ぐらいが改善の兆しの見えるニュースでしょうか? それ以外は酷いモノです。「原因不明、責任不在」での原発再稼働、大間原発などの建設継続・・・・・・恥ずかしくてしょうがない。「環境倫理」上も、大変な失政。それを許す「眠り猫」の皆さんや自公支持者翼賛野党支持者

   『●お見舞い申し上げます・・・
     「東日本の巨大地震、遠い地からお見舞いすることしかできない・・・。
       大地震に加えて、場所によっては7mを越える大津波に言葉を失う。
       さらには、原発でのメルトダウン。最悪である。昨日の新聞では、
      ECCSも機能しなかったとの報告がある。続報でも、実際に
      機能しなかったことは事実のようである。
       スリーマイルの教訓があったはずなのに、なんで・・・。
      原発の関係者の話を聞いていてむなしさと非常な怒りを感じる。
       TVマスコミでは、原子力資料情報室(CNIC;
      Citizens' Nuclear Information Center)の記者会見について
      全く触れていないことはどういうことでしょうか? 
      この期に及んで何をしているのでしょうか!」

   『●あの3・11原発人災から1年: 松下竜一さん「暗闇の思想」を想う
     「あの3・11から1年。あの時、個人的な事情もあり、こと(原発人災)の
      重大さに全く気付いていなかったし、ブログにも何も書いていない。
      2日後からようやく、それについて書き始めている。刻一刻と人災の
      側面が浮き彫りになり、いまに至っても、解決したと言える側面は
      ほとんど無いといって過言ではない。メルトダウンした原子炉に
      ついても、冷温停止「状態」という言葉遊びで糊塗している。
      原発内部の状況はつかめていないし、知ることもできないのに。
      何が一体事故「収束」宣言なのか。ストレステストという計算ごっこで
      お茶を濁し、その〝計算された〟結果を易々と受け入れる
      原子力ムラお抱えの委員会。マスコミやネット、市民が騒ぎ過ぎる、
      不安を煽りすぎるという大御所〝ジャーナリスト〟子供にとっては
      20倍のリスクでは収まらないであろう年間20ミリシーベルトどころか、
      笑っていれば100でもオッケーと嘯く学者。市民、特に、罪なき子供達の
      側に立とうともしない司法。ジャーナリズムの根本としての批判精神なき
      マスコミ。その結果として、原子力ムラの望む原発再稼働・
      原発建設再開原発輸出に向けて着々と進んでいる。
       小出裕章さんの云う「たかが電気のために・・・」をよく考えるべきである。
      この1年目の節目に再度、松下竜一さんの「暗闇の思想」を想う。」

   『●3.11東京原発人災から2年が過ぎて
     「「何もなかったかのように、原発回帰に向かう安倍政権の姿勢が
      鮮明になってきた。地震列島に五十基を超える原発を造ってきた
      のは自民党政権
だ。その自覚のなさに驚くしかない」・・・・・・全く同感。
      自公に手を貸す人の「自覚のなさ」にも」

   『●「福島原発事故の今
        『週刊金曜日』(2014年3月7日号、982号)について
     「2011年3月11日から今日で3年が経ち、4年目を迎えた。
      民主党政権は冷温停止「状態」を宣言し、民意を無視して関電
      結託して大飯原発を再稼働。アベ自公政権は、原子力「推進」委員会
      (核推進委員会)とともにあの東京電力柏崎刈羽原発さへも
      再稼働しかねない勢いで、原発輸出という恥さらしなことも強行しそうだ。
      ネズミモグラエレファント等々が走り回る東京電力原発人災の現場を
      「コントロール」「完璧にブロック」と世界に向けて宣言し、
      ウラアリな東京五輪でオモテナシするそうだ・・・・・・。
       この3年間は一体何だったのでしょう?」

 東京電力原発人災の「地元」大熊町・・・・・・「JR大野駅、人気のない駅舎には「地球にやさしいエネルギー原子力 人にやさしい大熊町」(平成8年度 広報・安全等対策交付金事務・・・・・・)」(サンデーモーニング、2015年3月8日)・・・・・・・川内原発高浜原発「地元」は何を思う。

   『●「豊かな玄海町」へ: 「原子力郷土の発展豊かな未来」 
                     「原子力正しい理解で豊かな暮らし」

 「原発事故という未曽有の災禍によって日常を壊された福島の人に十分な賠償や支援がされてきたとは言い難い。福島の苦悩を忘れてしまってはいないか」・・・・・・確かに、民主党政権も酷かったが、自公政権になってからの酷さはそれに輪をかけている。

   『●誰も責任をとらない自民党議員   
       ・・・・・・3.11東京電力原発人災以前に逆戻りしていて大丈夫?

 「誰も原発事故の責任を取らないのは許せない・・・・・・住民の反対にもかかわらず国はここに新しい基地を造ろうとしている。原発も基地も子どもたちが受け継いでいくものではない」。
 早くアベ様の自公政権から脱却しないと、福島も沖縄も「お終い」だ。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030902000142.html

【社説】
東日本大震災四年 福島の苦しみ正面から
2015年3月9日

 原発事故という未曽有の災禍によって日常を壊された福島の人に十分な賠償や支援がされてきたとは言い難い福島の苦悩を忘れてしまってはいないか。

 原発事故収束のメドすら立たない福島県では、いまだ十二万人が県内外での避難生活を余儀なくされている。五年で二六・三兆円の復興予算の多くは道路や港湾などのインフラ整備が中心だ。目に見える部分の復興は進んでも、肝心な人々の生活の復興・再建は大幅に遅れている。


◆賠償責任果たす義務

 古里に帰れず、先の暮らしを見通せない人々の苦悩は、時の経過とともに逆に深まっている。

 新たな土地で生活の基盤を築くにはきちんとした賠償が必要となる。しかし、東京電力はこの間、賠償に誠実だったとは言えない国の指導もしかりだ。

 町の大半が帰還困難区域に指定された浪江町では二〇一三年春、町民一万五千人が月十万円の精神的慰謝料の増額を求める集団申し立てを原発ADR(裁判外紛争解決手続き)で行い、一律五万円増の和解案が示された。だが和解案には強制力がなく、東電は受け入れを拒み続けている

 申立人には高齢者も多く、すでに大勢の人が亡くなっている。

 原発ADRは被災者に裁判という重い負担を負わせず、早期に賠償問題を解決するために導入されたものだ。その趣旨に照らして出された和解案だ。東電はこれ以上解決を遅らせてはならないし、国はADRの仲介に強制力を持たせる仕組みを作るべきだ。

 ADRだけでは金銭賠償の解決が期待できないと、裁判所に訴える動きも相次ぐようになった。

 「生業(なりわい)訴訟」と呼ばれる集団訴訟がそのひとつ。「故郷を返せ!生活を返せ!」と、北海道から福岡まで十七地裁・支部で精神的慰謝料の支払いが訴えられている。


◆広がる生業訴訟

 「かながわ訴訟」の原告は、南相馬市小高区から横浜に避難した村田弘団長(72)ら百七十四人。七割は国が避難指示区域に指定した地域の人だが、三割は福島市や郡山市など避難指示区域外からの、いわゆる「自主避難者」だ。

 国の線引きによらず、自らの判断で避難を決めたこの人たちには、たとえ被害の実態が同じでも避難指示区域の人に支払われる精神的慰謝料はない。避難生活費は自己負担、夫は福島に残り妻子が避難する二重生活者が多い。

 賠償も慰謝料もなく、経済的に追い詰められる人々を「自らの選択だ」といって放置していいのか。村田さんらは自主避難者も含めた一律賠償を求めている。

 「原発事故の時、どこに住んでいたかで国は賠償に差をつけた。でも日常生活や地域のつながりを突然奪われた痛みはみな同じ。被災者を分断してはならない

 国が定めた五年の集中復興期間の終了に歩調を合わせるように、東電は商工業者に対して支払う営業損害賠償も来年二月に打ち切る方針を示した。だが、避難指示区域にある事業者のうち、業務再開できたのは約半分。事故前の水準に戻ったのは皆無だ。原発禍からの回復の困難さは想像を絶する。

 国や東電は一刻も早く賠償を終わらせ、復興の実績を作りたいようだが、一定の時間がたったというだけで賠償を打ち切るのは、現実を見ていない。被災者の切り捨てというほかない。

 復興庁が発表した住民意向調査では、大熊、双葉、富岡、浪江の原発周辺四町で、避難指示解除後に「地元に戻りたい」と考えている人は一~二割にとどまった。飯舘村でも三割だ。

 古里に帰りたいと願う高齢者の思いは尊重すべきでも、除染に限界があることもわかった。放射線量はどこまで下がるのか。仕事はあるのか。人口減少した町で経済、医療、教育は成り立つのか。不安な場に戻ることは、子育て世代には考えられなくなってもいる。「帰還ありき」の復興計画にこだわるには無理がある。

 今立ち返るべきなのは、大震災の一年後に全国会議員の賛成で成立した「子ども・被災者支援法」の理念だ。


◆「避難する権利」こそ

 チェルノブイリ法をお手本にした同法は「避難する権利」を認めていた。地元を離れて移住した人にも、個別のニーズに沿って、生活や医療、教育、就労などの支援を行うことを求めていた。

 仕事がなくて働く意欲を失ったり、妻子との別居で夫婦の不仲や離婚に直面する人も多い。子どもの心も傷ついている

 苦境を乗り越え、みんなが安心して暮らせるようになった日が福島の復興の日だ。一人一人の生活再建を息長く見守る覚悟がいる。私たちはそのことを忘れてはならないはずだ。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-239987-storytopic-1.html

基地、原発「子に継ぐものでない」 久保田さん辺野古集会で訴え
2015年3月8日

     (米軍キャンプ・シュワブのゲート前の集会で、参加者に語り掛ける
      久保田美奈穂さん=6日午後、名護市辺野古)

 「裁判に加わるのは、すごく怖かった」。福島第1原発事故の発生直後、2人の子どもを連れて水戸市から那覇市に避難した久保田美奈穂さん(36)は2年前の3月11日、国と東京電力を福島地裁に訴えた。「巨大組織」を相手に原状回復や慰謝料を求める集団訴訟。家族や友人からは「嫌がらせされる」などと反対された。だが、「誰も原発事故の責任を取らないのは許せない」との思いで参加に踏み切った。久保田さんら沖縄に住む原告たちは「福島と沖縄の問題を互いに理解を深めていきたい」と、8日午後、沖縄大学で講演会を開く。

 2011年3月11日。久保田さんが当時6歳の長男を幼稚園から連れて帰る途中、東日本大震災が発生した。マンション13階の自宅は余震がひどく、夫は勤務先から戻れなくなった。数日間、駐車場で車中生活を余儀なくされた。

 福島第1原発では爆発が起きた。大量の放射性物質が放出され、風に乗り拡散した。政府は「直ちに健康には影響がない」と繰り返したが、家族の尿からは放射性セシウムが検出された。

 「何も知らずに子どもを外で遊ばせていたことが悔しくて」。原発事故の実態を知るにつれ不安が募り、3カ月後、沖縄に避難した。夫の理解は得られず、別居することになった。

 沖縄に移住し米軍基地の大きさに驚愕した。道路に米軍車両が走り、頻繁に戦闘機が飛ぶ。「沖縄は南国の楽園のイメージ。基地のことはほとんど何も知らなかった。今から思えば本当に申し訳なかった」

 12年9月末、オスプレイ配備に反対する市民が普天間飛行場のゲートを封鎖した。久保田さんはインターネットで知り駆け付けた。4日間、座り込みに参加。機動隊に強制的な「ごぼう抜き」で排除された。「国は住民の思いを聞かないんだな」と強く実感した。

 国と東電を訴えたのはその約半年後。原告は全国で3800人を超え、県内にも70人いる。原発事故の発生から間もなく丸4年だが、事故収束のめどは立たず、被災者の苦しい生活が続く中、各地で原発再稼働の準備が進められている

 6日午後、久保田さんは米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古を訪れた。米軍キャンプ・シュワブのゲート前の集会で久保田さんはマイクを握り、こう語り掛けた。

 「住民の反対にもかかわらず国はここに新しい基地を造ろうとしている。原発も基地も子どもたちが受け継いでいくものではない

 そして「沖縄に住む者として、ここで起きていることを自分の問題として考え、全国にいる原告の仲間たちに伝えていきたい」と決意を述べた。
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●東電原発人災の3.11を再び目前に: 「原発事故調書 原因不明、責任不在」でも再稼働できる神経を疑う

2015年03月10日 00時00分07秒 | Weblog


東京新聞の社説【週のはじめに考える 原因不明で動かせるか】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030802000135.html)。

 「福島の原発事故から四年がたとうとしているが、事故原因は不明のままです。それで再稼働を急ごうとするところにそもそも無理があるのではないか。たとえば自動車が設計などの問題で事故を起こしたら、原因を突き止め、同種の車も直したうえで走らせるではありませんか。子どもでも分かることです」。
 「原発事故調書 原因不明、責任不在」・・・・・・原発再稼働なんてやっている場合でしょうか? 大間その他の建設なんてやっている場合でしょうか? 特に腹立たしいのは、自民党議員の誰ひとり責任をとらず、誰もその贖罪の意識も一切感じていない点。「眠り猫」の方々も含めて、そんな自公議員を平気で支持できる神経も理解不能。

   『●「原発事故調書 原因不明、責任不在」: 
         川内原発再稼働なんてやってる場合か!

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030802000135.html

【社説】
週のはじめに考える 原因不明で動かせるか
2015年3月8日

 福島の原発事故から四年がたとうとしているが、事故原因は不明のままです。それで再稼働を急ごうとするところにそもそも無理があるのではないか。

 たとえば自動車が設計などの問題で事故を起こしたら、原因を突き止め、同種の車も直したうえで走らせるではありませんか。子どもでも分かることです。

 原因究明が不十分なままでは再稼働にかかわる議論に入れない、と言い続けているのは、新潟県の泉田裕彦知事です。

 県には東電・柏崎刈羽原発があります。七基が集中立地し、地盤がよくないため、四十メートルも掘り下げて建設されている。


◆原発取り巻く無責任

 知事の不安は、少なからぬ国民の不安でもあるでしょう。不安は二つに分けられそうです。

 第一は、原因不明とそれを許している無責任体制です。

 東電はもちろん、政治家も役人も、学者も、です

 東電は政治家と役人のかげに隠れ、政治家は東電と役人のせいにし、役人は審議会などの学者たちのせいにして結局だれも自分が悪かったとは言わない

 学者たちはさすがにばつが悪いのか、原子力学会地震学会は反省を述べましたが、だれが悪いのかはよく分からない。

 要するにみんな大津波のせいにして想定外」という言葉の中へ逃げ込んだのです。いやみを言えば、私はがんばったという人しか見当たらない。

 福島の被災者から見れば、これほど人をばかにした話はありません。古里は奪われたが、奪った者がだれか分からない。きちんと謝罪する者なく、怒りを向ける先もはっきりせず、土地を守ってきた祖先に申し訳のしようもない。


◆段差生じた柏崎刈羽

 大津波の想定を議論にのせながら無視した者たち、原子炉の設計上の危うさは米国からの内部告発で知りながら放置した者たち。事故後情報を持ちながら伝えなかった者たち。

 それとも原発という巨大すぎる科学は、飛行機や鉄道などと違って、人が過ちを犯しても破滅的結果には至らない、フェイルセーフという手法が使えないのか。

 これらの疑問が解けないのに、場所や機種が違うとはいえ、原発を再稼働してもいいのだろうか。

 百パーセントの安全は、事故後だれも言わなくなりました。だから避難計画づくりやヨウ素剤の配布も行われます。

 しかし事故原因が不明のままでは、本当はどれほど危険なのか、実際にどれほど防止可能なのか、見当のつくはずもありません。

 第二の不安は地震です。日本はあいにく地震国です。

 柏崎刈羽の地盤の悪さは先に書きました。辺りは古くからの油田地帯で液状化がおきやすい。

 二〇〇七年七月十六日、新潟県中越沖地震(震度6強)で、1号機の近くでは一メートルを超す段差ができ、3号機は地盤沈下のため変圧器が出火した。核燃料プールの水は全基であふれ出した。

 もしも、地震がさらに大きければ福島のようになっていたかもしれない。もちろん仮定の話ですが想像するだけで恐ろしくなる。

 福島の事故について国会事故調の報告書は、津波より前、地震直後の配管の亀裂破断を「断定はできないが…」という断り書き付きで大いに疑っています。動き始めたイソコン(非常用復水器)を止めたことで「炉圧の下がりが速いので、漏洩(ろうえい)を確かめたかった」という運転員の証言を得ています。

 ただ放射線量が高くて内部を調べられないので、確かめられないのです。

 しかし、そうならば事故原因としてあらゆる可能性、また最悪を想定するのが科学的態度というものです。新潟県知事の心配は、地震国日本ならどこでももちうる心配なのです。

 科学的に未知があるというのなら、しかし危険だけれど経済活動に不可欠だというのなら、科学的合理性の代わりに少なくとも社会的合意は必要なはずです。政治家でも役人でも電力会社でも学者でもなく、国民が主体的に決めることなのです。


国民に是非も聞かず

 一九七八年、米スリーマイル島原発事故の前年、オーストリアでは国民投票で過半数が反対し、スウェーデン、イタリアが続き、ドイツはメルケル政権より前の二〇〇〇年に政府と電力業界の合意で最初の脱原発方針を決めている。

 原因不明のまま、国民に是非も聞かないというところに、この国の政治家、役人たちの根源的な隠蔽(いんぺい)体質があると言っても過言ではないでしょう。国民に聞けないのは、世論調査結果がすでに非を述べているからでしょうか。もしそうならば、これほど国民をばかにした話はありません
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●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」

2015年03月09日 00時00分07秒 | Weblog


たまたま2つの石碑に出会いました。偶然。「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」。



 「戦争への「きな臭い戦後70年」・・・「ああ、安倍談話さえなかったら!」が現実に一歩々々」近づく今、危機感を感じずにはいられません。

 「戦没 新聞人の碑」・・・・・・「アベ様のNHK」や産経、読売の様な報道姿勢で良いのでしょうか? 『朝日』君がベストだとは言いませんが、多くの他社の「新聞人」の矜持が失われていないでしょうか。 

   ●原発再稼働・もんじゅ推進を無批判に放送できる
                 公正中立な公共放送「アベ様のNHK」

   『●トップからして腐敗したメディア: 「きょうの安倍将軍」「安倍様のNHK」
   『●ジャーナリズムの矜持無きこんな「公共」放送なんて要らない!
   『●内閣法制局、NHK、秘密保護法、消費税増税・・・、
                「肝いり人事」という安倍首相の暴走人事

   『●「治安維持法」を止めるために:
         「アベ様のNHK」などマスメディアだけに任せてはおれない

   『●「アベ様のNHK」に、なぜ「皆様」が受信料を支払うのでしょうか?
   『●「鼻血問題」: 圧力に屈した「アベ様のNHK」
   『●「一体誰が朝日の記者に吉田調書を流したのか」
           ・・・・・・犯人捜しなどやってる暇があるのか?

   『●東京電力原発人災鼻血問題: 風評被害に矮小化していて良いのか?
   『●「鼻血」「死の街」問題と「金目でしょ」発言に対するマスコミ対応の落差
   『●(非)特定秘密「隠蔽」法を大歓迎:  
       「たかり記者」だった?読売新聞ナベツネ氏は正気なのでしょうか?
   『●「政権批判」だったら歌うなとでも?  
        「アベ様のNHK」は「放送禁止歌」にでもしますか?

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
       そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?

   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア
   『●「想像」力無き自民党高村正彦副総裁の「真の勇気」ある者、
                 そして、後藤健二さんのメッセージ

   『●カラスはやっぱり「黒い」:  
     「アベ様のNHK」的「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?
   『●亡国の大政翼賛報道・・・いつか来た道:    
        アベ様は「現地を取材されて困ることでもあるのか」?
   『●綿井健陽さん
     「「様々なメディアが多種多様な報道を自由にできること」は社会の根幹」

   『●「有形無形の圧力となって、現場の刃がそがれていく」

            ・・・カラスはやっぱり「黒い」と言えなくなる日


 以下のような琉球新報の記事がありました。

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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-107667-storytopic-86.html

平和の誓い新たに/戦没新聞人慰霊の集い
2001年10月19日

 新聞週間(15-21日)期間中の18日、戦没新聞人慰霊の集いが那覇市若狭の旭ケ丘公園内に建てられた「戦没新聞人の碑」前で行われた。県内の新聞人ら約20人が出席、碑に花をささげ、平和への誓いを新たにした。

 琉球新報社の野里洋取締役が「戦時中、壕の中で新聞を発行し、多くの先輩が犠牲になった。沖縄の記者としてこの事実を心に刻み、住みよい沖縄をつくるために力を入れていきたい」とあいさつ。沖縄タイムスの真久田巧(さとし)中部支社編集部長が戦没新聞人の碑が建立されたいきさつなどを説明した。

 建立にかかわった共同通信初代那覇支局長の横田球生さんからメッセージが寄せられ、藤塚正道共同通信那覇支局長が「ただ先人たちの霊を慰めるだけでなく、先人たちの前に反戦平和を誓う場所がこの碑ではないか」と読み上げた。

 集いは県内の新聞社、全国紙の那覇支局長らが呼び掛けた。碑には沖縄戦で亡くなった沖縄新報、同盟通信、毎日新聞、朝日新聞の14人がまつられている。今年は碑建立から40年になる。
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 そしてもう一つ。「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」。

   『●「通貨が社会を変える?」
       『週刊金曜日』(2014年7月4日、998号)についてのつぶやき

      【黒島美奈子の政治時評/対馬丸事件の教訓を唾する「武力放棄」
       憲法下での異常 日本は再び戦争のできる国に】、「この悲劇は、
       いったん戦争に巻き込まれればいかなる対象も、攻撃される対象と
       なる危険性を後世に伝えている

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●ハズレ東京地裁裁判長に当たってしまった: 国が経産省前テントひろばの撤去を訴えて起していた裁判

2015年03月08日 00時00分07秒 | Weblog


山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事【経産省脱原発テント――東京地裁が「撤去と土地使用料」求める判決】(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=7198)。
CMLの記事【[CML 036479] <テント日誌2月27日(金) 経産省前テントひろば1266日目、商業用原発停止530日目>】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2015-March/036626.html)。

 「村上正敏裁判長。被告と代理人は、昨年より裁判長の忌避を申し立てており、誰も出廷せずボイコット・・・・・・「村上裁判長は非常に聴き取りにくい小さな声で判決文を読み上げるとそそくさと退廷。傍聴人が一斉に抗議の声を上げたところ、裁判長が戻って来て、これも小さな声で『退廷命令』を下した」・・・・・・判決確定前にテント撤去を強制執行できる仮執行も認めている」。

 原発を推進したいアベ様らが司法と癒着しているのではないかと疑いたくなります? むしろ司法がアベ様に擦り寄っているのか? ヒッドイ裁判長に当たってしまったようだ。

   ●〝犬〟になれなかった裁判官
   『●「絶望の裁判所」: 裁判所の頂点、最高裁からして・・・・・・
   『●真の司法改革とは?、そして「イヌのイヌのイヌのイヌ」

 「雨の2・26不当判決の周辺で何が起きたのか ―非暴力・不服従の意味するもの」。今後の成り行きが非常に心配。

   ●「九電本店前ひろば」「経産省前テントひろば」の継続した抗議行動
   『●経産省前テント村、設置から1000日
   『●冷たい国: 国が経産省前テントひろばの撤去を訴え裁判を起こす』   

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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=7198

2015/02/26 執筆者: Yamaoka (5:39 pm)
経産省脱原発テント――東京地裁が「撤去と土地使用料」求める判決

 2011年9月11日、霞ヶ関の経済産業省敷地内に突如設置された「脱原発テント」。この間、時々の政府の圧力や右翼団体の襲撃に会いながらも、脱原発を訴える「運動拠点」として維持されて来たところだが・・・・・・、本日、国が不法占拠として訴えた訴訟の判決がついに下された。

 午後1時半、東京地裁前に300人を超える支援者が結集。「裁判長は正しい判決を」「原発再稼働反対」とハンドマイクで掛け声が上がる中、傍聴を求めて長い列が並んだ。

 法廷は民事第37部、村上正敏裁判長。被告と代理人は、昨年より裁判長の忌避を申し立てており、誰も出廷せずボイコットした。

 そうしたなか、2時頃に開廷。「村上裁判長は非常に聴き取りにくい小さな声で判決文を読み上げるとそそくさと退廷。傍聴人が一斉に抗議の声を上げたところ、裁判長が戻って来て、これも小さな声で『退廷命令』を下した」(傍聴した支援者)とのこと。

 法廷前の廊下にも支援者がつめかけ、「不当判決を許さないぞ」「福島の声を聞け」と怒号が飛び交うなか、支援者2名が廷吏に拘束され、裁判所の外に追い出された。

 判決は、国側の主張を全面的に認め、テントの撤去及び、土地使用料として約1140万円の支払いを命じた。判決確定前にテント撤去を強制執行できる仮執行も認めている

・・・・・・・・・。
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2015-March/036626.html

[CML 036479] <テント日誌2月27日(金) 経産省前テントひろば1266日目、商業用原発停止530日目>

・・・・・・
2015年 3月 1日 (日) 06:39:22 JST

テント日誌2月27日(金)
経産省前テントひろば1226日商業用原発停止530日

雨の2・26不当判決の周辺で何が起きたのか
―非暴力・不服従の意味するもの

 一度でも、テント広場裁判の傍聴で法廷に入ったことのある人は、村上裁判長の声が低く、傍聴席の物音にも神経質に訴訟指揮を繰り返していたことを知っているだろう。僕は最初のころの「傍聴報告」で、原告側の沈黙と裁判長のイライラは、経産省の自信のなさの表れであり、負い目を持っている者特有の態度であると批判した。今回の不当判決に至る経緯と、2月26日の東京地裁103号法廷の混乱は、こうした村上裁判長の態度と訴訟指揮に原因があることは明白である。

 第1にはだまし討ち的判決期日指定は認められないとして被告側の出廷拒否を招いたことであり、第2に約80の傍聴席を埋め尽くした人たちに全く聞こえないほどのぼそぼそ声での判決言い渡しという現実である。国会の強行採決で議事録にも残されないほどのぼそぼそ声と同様の手口である。

 この結果、傍聴席の「聞こえない!不当判決!」という抗議の声に呼応した、103号法廷前の廊下を埋め尽くしていたテント関係者の抗議の声が高まり、裁判所廷吏ともみあい3名が庁外退去させられた。法廷内では抗議を続けていた8名が廷吏に担ぎ上げられ庁外退去させられたのである。たまたま27日の東京新聞朝刊の佐藤優の<私人逮捕>と題された「本音のコラム」で22日の沖縄辺野古での沖縄平和運動センターの山城さんたちの逮捕に触れた記事を読んだ。

 「現行犯逮捕なら司法警察官に限らずだれでも行えることが刑事訴訟法に定められている。現場に警察官がくるまで身柄を拘束することもできる。」として米軍警備員に拘束されたということであった。非暴力不服従の運動であっても、山城さんと同様に、裁判所でも私人逮捕はいくらでもでっちあげることができるということである。

 さて、一方的な不当判決の内容は1・テント撤去、2・被告敷地内退去、3・1140万円支払え、など原告経産省の言いなりであった。裁判については、そもそも福島原発事故に対して国も経産省も東電もどこも責任を取らず、福島の声を聴いていないことに対する抗議として、「表現の自由」「幸福追求権」「言論抑制―スラップ訴訟批判」に立脚した裁判闘争として展開されていることは論を待たないので内容は繰り返さない。

 2月26日氷雨の中、東京地裁前集会450名、傍聴券抽選参加350名、参議院議員会館での報告抗議集会400名の参加で行なわれた「テントを守ろう」という一連の行動は、会場があふれるような抗議集会の様々な発言、提言で確実に今後につながるものであった。被告正清さんの「テントが経産省前に在ることによって、全世界が注目することの意義を確認しよう。」という発言を始め、決してあきらめないという一貫した姿勢を再確認した。

 特に福島の女たちの会の黒田さんの「アメーバ―のように粘り強く、触手を伸ばし、それぞれの核を尊重し、沖縄とも結合するような戦いを続けよう!」という力強い発言と、3月11日を「フクシマの日」にしようという提言がなされた。

 テント撤去の仮処分断行はいつになるのかは予測できない。泊まりこみも含めて、可能な限りの現地体制を強化するとともに、全国、全世界の脱原発運動、さらには反戦、反基地、反差別の戦いにテント広場の意義と権力の強権的弾圧の実態を発信していかなければならない。非暴力・不服従を戦い方の原則としつつも、不服従は対抗暴力を必然的に生み出していく。その場合、決して暴発に終わらない戦いとして組織されなければならない。26日の東京地裁もみあいは一つの教訓であったことも再確認しておきたい。    (加藤)


 静かであるが緊張が深まるテントから

 昼間比較的暖かかったのに夕方になって急に冷たい風が吹き寒くなってきた。

 4時ごろ毎週来てくださる90歳のTさんがやってきた。

 裁判の時は毎回来て抽選に並んで下さる。

 ずっと抽選に当たったが、いつも福島の人などに譲ってきた。でも最後の二回は外れてしまったとのこと。

 昨日は抽選の後テントに戻り雨の中娘さんのS子さんと一緒に座って下さった。そしてメディアの質問などに答えて下さり予定の時間より遅くなって帰られたそうです。本当に感謝です。

 5時過ぎ日比谷のほうから労働者のデモが通った。

 テント前で原発反対のシュプレヒコールをしてくれて嬉しかった。

 丁度居合わせた双葉町から避難しているKさんがデモ隊に向かってアピールをしていた。デモには若い人たちが多かったので期待したいですね。

 判決に対するテントの声明とニュース45号が出たのでKさんが準備し配布のため官邸前に向かう。彼の精力的な行動に脱帽です。

 6時過ぎ関西電力東京支社前行動を終えたたんぽぽ舎の柳田さんがテント前で関電前行動の報告や非暴力・不服従でテントを守ろう!などのアピールをして官邸前に向かって行った。

 今夜はテントのことを心配して下さる方達がいつもよりたくさん寄ってカンパを入れて下さった。

 寒かったけれど、皆の脱原発の思いを感じられて良かった。(I・K)
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●投票者自身の首を絞めてはいけない: 「格差是正のための税制を求め、豊かな層に多く課税すべき」

2015年03月07日 00時00分48秒 | Weblog


マガジン9』の記事【雨宮処凛がゆく!: 第327回/ピケティ・ブームと税制。の巻』(http://www.magazine9.jp/article/amamiya/17757/)。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」: 
                      2014年12月衆院選に是非行こう!

 「もうひとつは、「公正な税制を求める市民連絡会(仮称)準備会」。こちらの呼びかけ人は弁護士の宇都宮健児氏、反貧困ネットワーク世話人の赤石千衣子氏、奨学金問題対策全国会議幹事の水谷英二氏、ブラック企業被害対策弁護団副代表の新里宏二氏、そして私だ。どちらの団体も、格差是正のための税制を求め、豊かな層に多く課税すべき、という点では一致している」。

 小泉純一郎氏や竹中平蔵氏らの新自由主義・市場原理主義によって再分配機能が壊れた社会。大資本・大企業が潤い、中小企業・個人が貧しく、そして分断されるような社会ではいけない。内橋克人さんの本を読みつつ、つくづくそう思った。
 話は横道に。その本には、宇沢弘文さんも出てきます。日刊ゲンダイからの再引用「 宇沢氏は40年以上前、ベトナム戦争を批判された米国防長官が経済効率性を理由に胸を張ったことに愕然とし、「言葉に言い尽くせない衝撃を受けた」と語っている。以後、平等・公正・正義ではなく「稼ぐ」ことだけを目的とした経済学に批判を投げかけてきた。人材派遣大手・パソナの会長として、巨額の報酬を得ながら、産業競争力会議のメンバーにもなって、パソナが得をする雇用改革を推し進めている竹中氏などは、宇沢氏にしてみれば論外蛇蝎のごとく嫌う存在だったのである」(【●「大切なものは決してお金に換えてはいけない」: 「宇沢弘文氏が蛇蝎の如く嫌った新自由主義」】)。東京新聞「経済とは、経世済民。世をおさめ、民をすくう。言葉の本来の意味の経済学者だった」(【●「大切なものは決してお金に換えてはいけない」: 「宇沢弘文氏が蛇蝎の如く嫌った新自由主義」】)。
 

   ●アベ様は「株価さえ上がれば
      何をやっても許されると思っているのだろうか」?

   『●斎藤貴男さん「庶民から取れるだけ取ろうとしているのが安倍政権」
   『●「財政危機を叫び、国民に大増税を強行しながら、
                この財政規律の欠如は何なのか」!?

   『●「年功序列賃金見直し」: 正義面でアベ様は庶民から
           搾り取れるだけ搾り取り、「ドアホノミクス」を推進

   『●格差社会を助長するトンデモな「ト」理論=トリクルダウン理論
   『●アベ様達の「政(まつりごと)」、
        この現状の虚しさよ・・・・・・本当にこのままで良いんですか?

   『●衆院選の酷い結果: 本当に、
       「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」のか?

   『●格差社会を拡大する「トリクルダウン理論」:  
       「したたり落ちているのは、若い世代の悔し涙なのか」?
   『●「トリクルダウン理論」: 
        「貧しい者」ではなく「アベ様の自民党」に「お零れ」が!
   『●「大切なものは決してお金に換えてはいけない」:
            「宇沢弘文氏が蛇蝎の如く嫌った新自由主義」

   『●所得再分配機能が破壊:
      「眠り猫」はアベ様を「支持」することで自分の首を絞めている

   『●「弱者に厳しく、強者に優しい」ドアホノミクスは
       「一番大切なものをないがしろにしているのです」

   『●「アベハラスメント」(©やくみつる氏): 
       こういう社会を目指してるんだ自公投票者達は?

   『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?
   『●子どもたちが「キチンとした教育」を受けることができ、
                        平和に暮らせる世の中に

   『●「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」
               (『カナエール福岡応援ページ』)

   『●石坂啓さん「道徳心とか愛国心とかが
      コドモたちにとって安全かどうか、なぜ疑ってかからない」

   『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの? 
       「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??

   ●「弱者に厳しく、強者に優しい」ドアホノミクスは
          「一番大切なものをないがしろにしているのです」

   『●残酷な現実・・・自公支持者や「眠り猫」の皆さんのお好きな「格差社会」

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http://www.magazine9.jp/article/amamiya/17757/

雨宮処凛がゆく!
第327回
ピケティ・ブームと税制。の巻

 昨年から、世の中は「ピケティ」ブームだ。

 持ち歩くだけで筋トレになりそうな分厚い本の値段は5940円。それが飛ぶように売れていると聞くと、思わず印税を計算したくなってくる。しかも、1月に来日してからは様々なメディアで目にしない日はないというほどの露出度だ。

 そんな『21世紀の資本』、あなたは既に読んだだろうか?

 私はまだ読んでいない。あの分厚さを前に、心は折れかけている。が、様々なメディアで、ピケティは格差社会に警鐘を鳴らし、富裕層への課税を訴えているということくらいは知っている。そんなざっくりしたイメージで、私はざっくりピケティを支持しているという、この国に数十万人くらいはいそうな人間の一人だ。

 そんなピケティ・ブームを受け、にわかに「税制」に注目が集まっているが、2月、「税制」をメインテーマとした2つの団体が発足したことをご存知だろうか?

 ひとつは民間税制調査会。エコノミストの水野和夫氏、民主党時代に政府税制調査会専門家委員会委員をつとめた三木義一氏らが呼びかけ人となって設立された。

 もうひとつは、「公正な税制を求める市民連絡会(仮称)準備会」。こちらの呼びかけ人は弁護士の宇都宮健児氏、反貧困ネットワーク世話人の赤石千衣子氏、奨学金問題対策全国会議幹事の水谷英二氏、ブラック企業被害対策弁護団副代表の新里宏二氏、そして私だ。

 どちらの団体も、格差是正のための税制を求め、豊かな層に多く課税すべき、という点では一致している。

 さて、2月15日、そんな「公正な税制を求める市民連絡会(仮称)準備会」によって緊急シンポジウムが開催され、会場のキャパを上回る300人以上が詰めかけた。

 この日のシンポジウムのタイトルは「税金を払わない巨大企業〜公正な税制で社会保障の充実を〜」。

 基調講演をしてくれたのは、昨年秋、文春新書から『税金を払わない巨大企業』を出版した富岡幸雄氏だ。

 今年で満90歳という富岡氏は、19歳で学徒動員によって戦地に赴き、戦後は国税庁の職員として徴税の現場や税務行政の管理をしてきたという人だ。退官後は中央大学教授として税務会計学を創始し、また多くの会社の顧問も経験してきたという。いわば70年間にわたって「税を知り尽くしてきた」生き証人のような存在なのである。

 そんな富岡さんの『税金を払わない巨大企業』、私は出版されてすぐに読んでいたのだが、同書には衝撃の数字がずらりと並ぶ。

 例えば、実効税負担率の低い大企業の1位が三井住友フィナンシャルグループで、純利益は1479億8500万円なのに納税額は300万円、負担率は0.002%。2位はソフトバンクで純利益788億8500万円なのに納税額500万円、負担率は0.006%――などなどだ。

 「日本の法人税は高い」とはよく言われる言葉だが、本書を読むと、様々なからくりがあり、多くの巨大企業が税逃れしているという現実が見えてくる。

 そんな富岡さんの話をぜひ聞きたいと思っていたのだが、お年もお年だし、難しいのでは、と思っていた。しかし、今回の緊急シンポジウムの企画が立ち上がり、準備会が依頼してみたところ、すぐに快諾して頂いたのだ。そうして2月15日、初めてお会いできたのである。

 富岡さんは、90歳とは思えないよく通る声で、1時間以上立ちっぱなしでパワフルな講演をしてくださった。時に大企業のみを優遇する政策への怒りから机を叩き、時に声を荒らげて「現在の理不尽な税制」を訴える姿は、迫力に満ちていた。

 いろんなことが語られた。今の日本の負担構造は、「巨大企業が極小の税負担」で、「中堅中小企業が極大の税負担」になっていること。「社会保障のため」と言われる消費税収入が法人税減税の穴埋めとなっていること。そして様々な大企業からの政治献金によって、政策が大企業に都合のいいように「買収」されていること。様々なデータから立証される不公平な税制の実態が次々と明らかになった。

 富岡さんはこの日、著書『税金を払わない巨大企業』を「命がけで書いた」と述べた。この本では、大企業が実名で書かれ、「避税」の実態が隅々まで暴かれている。おそらく、各方面から相当な圧力もあるだろう。実際、出版したことによって、様々な誹謗中傷に晒されているとも語っていた。それでも、書かないではいられなかったのだ。

 この本のあとがきで、富岡氏は戦地に行ったまま母国の土を踏めなかった同窓生、戦争の犠牲となった多くの兵士や民間人について触れ、そのあとにこう書いている。

 「日本を戦争に駆り立てた原因のひとつに、国家財政のもろさや脆弱さがあげられます。日本の財政や経済の弱さを補うためにも、他国に侵略を企んだのです。

 ――こんな悲惨な戦争を二度と起こさないためにも、日本を内側から強くしなければならない。そうしなければ、戦争で亡くなった人たちに申し訳ない。

 私が、戦後、国税庁に奉職したのは、こんな決意もありました」

 そうして氏は、税に携わってきた70年間を振り返る。そうして、以下のように述べるのだ。

 「その結果、現在の日本の財政が著しく弱いのは、税の不公正さに起因することに気がつきました。とくに、大企業を優遇し、その財政面での“帳尻合わせ”をさせられているのが、一般国民や中小企業だったことが明らかになりました。

 かつては、国が栄えるためには、まず大企業が潤ってから、しだいに中小企業も活況になり、多くの労働者の賃金も上がって、内需が拡大するという波及効果が考えられていました。しかし、1980年頃から、大企業が盛んにグローバル化した結果、国を棄てて、無国籍としか言いようのない形態に変わっていきました。同時に、短期にできるだけ多くの利益を得ようとするアメリカナイズした経営方針が浸透して、大企業は、その利益をタックス・ヘイブンと呼ばれる税率がきわめて低い国々に蓄積するようになってしまいました。つまり、大企業が儲かっても、国や国民は潤わないようになってしまったのです。

 それにもかかわらず、政府は大企業を優遇するような税制を推し進めています。その結果が消費税の増税です。もし、大企業に、法が定めた税率に基づいて適正に納税させていれば、消費税を増税しなくてよかったばかりか、これほど財政赤字に苦しむ必要もなかったのです」

 今年1月、貧困撲滅に取り組む国際NGOオックスファムは、2014年の時点で富裕層上位1%が所有する富が48%になり、2016年までには半分を超えると指摘した。世界でもっともお金持ちの1%が、世界全体の富の半分を独占するという事態が今この瞬間、既に起きているのだ。

 何かおかしい。この20年くらい、日本に住む人々だけでなく、世界中の先進国の人々が思ってきたはずだ。だけど、何がおかしいのかよくわからない。格差を問題にすれば「自分が努力して這い上がれと言われるし、貧困を問題にすれば「自己責任」と突き放される。だけど、そもそも、この構造自体がおかしいのではないか? 個人の努力ではいかんともしがたい領域に、既にずーっと前から突入しているのではないか

 そんな中で起きた世界的なピケティ・ブームと、「税制」を問い直す動き。

 私たちは、自分たちの手で「公正な税制」のプランを作り、提示すべき時が来たのだと思う。みんなで一緒に、議論しながら作っていきたい。税制を考えることは、社会の在り方をイチから作り変えるような作業である。今から、楽しみでワクワクしているのだ。
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●トリガー: 戦争への「きな臭い戦後70年」・・・「ああ、安倍談話さえなかったら!」が現実に一歩々々

2015年03月06日 00時00分10秒 | Weblog


東京新聞の社説【週のはじめに考える 自衛隊は軍隊でよいのか】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030102000138.html)。

 「自衛隊のあり方を変える安全保障法制をめぐる与党協議が始まりました。昨年の閣議決定さえ拡大解釈され、もはや憲法の「歯止め」は風前の灯火(ともしび)です」。

   ●『ルポ戦場出稼ぎ労働者』読了
   『●「積極的平和主義」の未来:
      「後藤さん・・・が伝えようとした多くの民衆の死を想像してほしい」

   『●「積極的平和主義」なアベ様という
         civili-UNcontrolな大暴走(out of control)

   『●「積極的平和主義」を愛する公明党の愚:
       「軍隊は人を守らない」し、「戦争で得たものは憲法だけ」だ

   『●「いま」壊憲を議論できる、「主権在民」どころか「主権アベ様」な呆れた国

 「戦争できる国」になり、それは「戦争したい国」に変わり、アベ様は「死の商人」でカネ儲けすることになり、世界、特にアジアの国々、の軽蔑を集めることになります。「平和憲法」を「壊憲」して何の良いことがあるのでしょうか? アベ様や、おトモダチの下村文科相が、コドモたちに説くのがお好きな言葉「道徳心」「愛国心」を満たすためだけでは? アジアの国々の声にもっと耳を傾け、オトナな対応が出来ないものでしょうか。

 「もはや憲法の「歯止め」は風前の灯火です」・・・・・・「きな臭い戦後70年」・・・・・・「ああ、安倍談話さえなかったら!」が現実に一歩々々々々近づいていませんかね? アベ様の「戦後70年談話」が戦争へのトリガーの一つになりはしないかと大変に心配。

   ●「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」:
           「ケンカを売り」「火に油を注ぎ」そうな雰囲気

   『●この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁:
          「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」

   『●アベ様の「戦後70年談話」:
        「ああ、安倍談話さえなかったら!」が現実に一歩近づく・・・


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030102000138.html

【社説】
週のはじめに考える 自衛隊は軍隊でよいのか
2015年3月1日

 自衛隊のあり方を変える安全保障法制をめぐる与党協議が始まりました。昨年の閣議決定さえ拡大解釈され、もはや憲法の「歯止め」は風前の灯火(ともしび)です。

 「自衛隊は戦争する軍隊になりますよ」。安倍晋三首相のブレーンで、昨年亡くなった岡崎久彦元駐タイ大使は昨年五月の民放テレビ番組でこう断言しました。女性キャスターが「もし総理が決断したら、自衛官が血を流す可能性があると…」と聞いたところで、岡崎氏は「そうです、その通りです」と即答し、「自衛隊は戦争する…」と続けたのです。


◆閣議無視の与党協議

 率直な物言いをする岡崎氏がメンバーだった首相の私的懇談会集団的自衛権の行使や多国籍軍への参加について「踏み切るべきだ」との報告書を出した数日後の番組でした。

 報告書を受けて、自民党と公明党による与党協議が行われ、七月の閣議決定を迎えたのです。閣議決定は憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を認めただけではありません。武力行使のハードルを全体に下げるという問題の多い内容です。

 その中のひとつに自衛隊が米軍を守ることがあります。先月再開された与党協議は、共同訓練中などの米艦艇の防護は当然のこととして議論され、オーストラリア軍の防護まで検討されました。

 ちょっと待ってほしい。閣議決定は「米軍の防護」に限定しています。米国との間では日米安全保障条約があり、共同訓練は日本防衛につながります。日豪間にそのような取り決めはなく、オーストラリア軍の艦艇は日本を防衛するために訓練に参加しているのではありません。与党協議は閣議決定を踏み越えているのです。あらためて閣議決定を読んでみます。


◆過去の憲法解釈逸脱

 米軍を守るためには、自衛隊法九五条「武器等の防護のための武器の使用」の考え方を参考にするとしています。九五条の武器防護は「人命を防護するための自然的権利に匹敵する」(政府見解)とされ、自衛官に武器使用の判断を委ねる規定でもあります。

 自衛隊が米軍を守るために武器使用すれば、集団的自衛権の行使とみなされる可能性があります。米軍を攻撃した相手からみれば、自衛隊は敵でしょう。現場の判断で踏み切る「米軍の防護」が重大な結果を招きかねないのです。

 米軍は自衛隊を守ってくれるのでしょうか。米陸軍発行の「運用法ハンドブック2014」には「唯一大統領または国防長官だけが集団的自衛権の行使を認めることができる」とあり、米軍であっても現場の判断だけで自衛隊を守ることはできません。

 他国の軍隊を守るために攻撃すれば、戦争に巻き込まれるおそれが高まるのですから当然のことです。一方、閣議決定は自衛隊が米軍を守ったその先に何があるのか触れておらず、不安になります。

 閣議決定は野党から撤回を求める声が出るほどの内容にもかかわらず、与党協議は、これさえ無視してずんずん進みます。「武力行使との一体化」にあたるとして、これまで政府が認めなかった他国軍への武器・弾薬の提供や発進準備中の航空機への給油・整備まで検討されています。

 閣議決定は「『武力行使との一体化』論それ自体は前提」と明記しているので、ここからはみ出す与党協議は話になりません。憲法の制約からも逸脱しています。

 昨年九月、江渡聡徳防衛相(当時)は、中東のホルムズ海峡の機雷除去について、自衛権行使の新三要件にあたれば集団安全保障、すなわち多国籍軍への参加であっても自衛隊は活動できるとの見解を示しました。閣議決定は多国籍軍への参加に触れていないにもかかわらず、です。

 憲法解釈を一方的に変更した問題のある閣議決定飛び越え、これまで政府が憲法違反との見解を示してきた自衛隊の活動を解禁する。この国会で策定を目指す安全保障法制で裏付ければ、もはや憲法九条は何も禁止していないのと同じことになります

 そうだったのか。岡崎氏が言った「自衛隊は戦争する軍隊になりますよ」とはこのことか。「憲法改正するべきでは」との女性キャスターの問いに「憲法改正ができるならもうとっくに変えていますよとも言っていました。


きな臭い戦後70年

 解釈の変更によって憲法をなし崩しにすれば、憲法改正への国民の抵抗感は薄れるかもしれない、安倍政権はそう計算しているのでしょうか。

 戦後七十年の節目の今年が戦後で一番きな臭くなっている。無理に無理を重ねて、国民に決断を迫るようなやり方が認められてよいはずがありません
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●文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』・・・コドモタチの道徳教育のための好例として記載を可能か?

2015年03月05日 00時00分42秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【口封じも発覚…下村文科相“いわく付き人物”からの献金認める】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157728)。

 東京新聞の記事【下村文科相、不適切な献金認める 10万円返金の意向】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015030302000245.html)によると、「自らが代表を務める自民党支部が2009年、暴力団と関係があるとされる企業に融資していた男性から10万円の献金を受けていたと明らかにした。不適切な献金であると認め、速やかに返金する意向・・・・・・下村氏は会見で「秘書官のメモに沿って答えたが、後で確認したところ献金が判明した。事務方のミスだ」と釈明」。

   ●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で
        夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??

   『●政治献金という名の「賄賂」:
       アベ様達は原発産業と「ズブズブ」の関係

   『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます
   『●闇勢力問題だけでなく、アベ様はオカネ(マネー)にもダークだっという話
   『●「統一協会、暴力団、日本会議に
      神道議員連盟・・・どうするの」?、とアベ様をヤジり返してみては?


   『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの? 
        「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??
   『●「不正文科相が子どもに「道徳心」を説き得る」
        「大臣を辞めながら反省どころか、威張る」・・・「珍芸」


 「返せばいいんでしょ、返せば」「ごめんごめん、訂正、訂正」「俺のミスじゃないってば」「口封じっていう手もあるんだよ」・・・・・・って、「道徳」の時間に子どもに教えるの? 末期的ですよね。文部科学省がつくった道徳教育の教材『わたしたちの道徳』に最適なサンプルで、本気で『道徳』を教科化するのなら、こんな生きたサンプルを使わない手はないでしょう。「カネと政治」「社会の裏と表」「職業倫理」。それが出来ないのなら、オトナたちは『道徳心』をコドモたちに説くことはできないはずで、『道徳』を教科化するなんて以ての外でしょう。教科化しなくても、『道徳心』の重要性がコドモには十分に伝わりましたょ、今回の文科相の言動・行動で。そんな無様なオトナが『道徳心』を説くっていうのは、オトナ達の別の意図、隠された意図、裏の意図が透けて見えます。

   『●石坂啓さん「道徳心とか愛国心とかが
      コドモたちにとって安全かどうか、なぜ疑ってかからない」


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157728

口封じも発覚…下村文科相“いわく付き人物”からの献金認める
2015年3月3日

     (完全否定から一転(C)日刊ゲンダイ)

 下村博文文科相は3日、閣議後記者会見で、自らが代表を務める自民党支部が09年8月、暴力団と関係があるとされる風俗業者らに融資していたことが報じられたいわく付き人物から10万円の献金を受けていたことを明らかにした。下村文科相は「事実が判明したので速やかにお返しする」と返金する意向を示した。

 下村文科相は先月27日の衆院予算委員会で、民主党の柚木道義議員から、この疑惑を追及された際、「そういうことはない」と完全否定していた。

 さらに下村文科相に「巨額献金」をしていた後援団体「博友会」に対し、下村文科相側が口封じ”のメールを送っていたことも発覚。メールを入手した柚木議員によると、送り主は下村文科相の秘書官で、「(下村)大臣より、取材の要請が来ても応じる事無く、無視でお願いと申しております」などと書かれていた。

 同議員は「一切事務所が関わっていないという答弁が根底から覆されることになる」とし、3日午後の衆院予算委員会でさらに下村を追及する方針だ。
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●ポスト東京電力原発人災の原発推進、どんな理由が在ろうとも 「国際社会の尊敬も理解も得られまい」

2015年03月04日 00時00分10秒 | Weblog


東京新聞の社説【温暖化交渉 原発依存は通用しない】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030302000138.html)。

 「京都議定書に続く温暖化対策の新たなルールを定める国際交渉は、スイスの準備会合で、順調なスタートを切った。自主削減目標提示の期限は迫る。原発頼みの日本は、取り残されてしまうのか・・・・・・原発事故は命や暮らし、自然をそれ以上に脅かす。福島の事故がその実態を世界中に知らしめた。当の日本が原発頼みの削減目標を掲げても、国際社会の尊敬も理解も得られまい」。

   『●「死の灰」を回避し得ない上に、
      「発電機能付き湯沸し装置」では温暖化は止まらない


 「発電機能付き湯沸し装置」では、温暖化が止まるはずもありません。
 ましてや、「死の灰」を回避し得ない上に、「トイレの無いマンション」問題を放置して、地球温暖化を理由に原発推進では、無責任にも程がある。それに加えて、「より強烈な? 死の灰」を生み出すフルMOX原発を造りつつある。愚かすぎないだろうか?

   ●「世界初のフルMOX原発で、年に約一トンの
        プルトニウム」を燃焼させて「安全」と言い得る自信に慄く

   『●責任ある答えの提示を: 大間「世界初のフルMOX原発」の
                  強烈な「死の灰」の処理・処分は何処で?


 ポスト東京電力原発人災の原発推進・原発輸出、どんな理由が在ろうとも 「国際社会の尊敬も理解も得られまい」。温暖化問題は後付の理由で、原発推進の真の理由はインフラ輸出戦略の一環なのじゃないか、と透けても見える。世界の軽蔑を受けるだけだ。

   『●『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221)についてのつぶやき
     「■⑥『自然と人間』(2014年11月号、Vol.221) / 
       【対談 鎌倉孝夫斎藤貴男 帝国主義時代を想起させる
       安倍政権のインフラシステム輸出戦略(前)】、「輸出先の国民の
       生活をも変える開発は住民の反発を招くかもしれない・・
       過剰資本の処理としての資本輸出」。
       http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/69d0c6a3e04d43fbf8cf382aaf28e9ce

   『●インフラ輸出・原発輸出のためには国内での
         原発稼働・リニア建設が必要という「愚」な論理


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030302000138.html

【社説】
温暖化交渉 原発依存は通用しない
2015年3月3日

 京都議定書に続く温暖化対策の新たなルールを定める国際交渉は、スイスの準備会合で、順調なスタートを切った。自主削減目標提示の期限は迫る。原発頼みの日本は、取り残されてしまうのか。

 去年の暮れにペルーの首都リマで開かれた気候変動枠組み条約第二十回締約国会議(COP20)は、会期を二日間延長した。

 加盟各国は土俵際で踏みとどまって、決裂を回避し、一年後にパリで開くCOP21で、先進国も途上国も応分の義務を負う、温室効果ガスの新たな削減ルール(ポスト京都議定書)を定める意思を確認できた。

 新ルールは、これまでのように先進国だけに削減目標を割り当てるものではなく、各国が自主的に削減目標を宣言し、それに向かって行動し、その進展を相互に検証することになる。

 リマでは、可能な限りこの三月までに、先進国も途上国も、より高い削減目標を国連に提出することなどを確認した。

 各国の目標案を検証し合う事前協議の開催は、中国、米国の二大排出国が強く反対したため、見送りになった。ポスト京都の実効性には、課題と不安が残る。しかし、二十年来の懸案だった、先進国と途上国の間の溝は、世界的な異常気象への危機感もあり、少しずつ狭くなってきたようだ。

 先月、スイスのジュネーブで開かれた今年初の作業部会では、各国の意見を採り入れた「交渉文書」が、すんなりまとまった。あらゆる国が参加する新ルールの原型になるものだ。今のままでいいとは誰も思っていない。

 米中も目標案は公表済みだ。ポスト京都への動きが加速する中、取り残されていくのが日本である。発電時に温室効果ガスを出さない原発が止まったままでは、目標が立てられないという

 国連の潘基文事務総長からも「三月までに目標を提示するよう頑張ってほしい」と特に要請を受けた。

 だが考えてみてほしい。国際社会は、なぜ温暖化に立ち向かうのか。命や暮らし、国土を守るためではないか。太平洋の島国は水没の危機にある。

 原発事故は命や暮らし、自然をそれ以上に脅かす。福島の事故がその実態を世界中に知らしめた。

 当の日本が原発頼みの削減目標を掲げても、国際社会の尊敬も理解も得られまい原発に頼らない温室効果ガスの削減案を世界に問わねば、出遅れは取り戻せない。
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●続・「首相はくず」とは言っていないけれど、「息吐く様に嘘つく」「ネット右翼の書き込みと大差なし」

2015年03月03日 00時00分11秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【日教組ヤジは氷山の一角…安倍首相こそ「息吐く様に嘘つく」】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157480)。

 日刊ゲンダイは相変わらず刺激的、「日教組ヤジは氷山の一角…安倍首相こそ「息吐く様に嘘つく」」。他のメディアや多くのジャーナリストもそうは思っていても、なかなかこんなコトを書けません。

 「<民主党は息を吐く様に嘘をつく>――。かつて自身のフェイスブックにそう書き込んだ安倍首相。この過激な言葉がそっくり我が身にハネ返っている。先週の衆院予算委員会で飛ばした「ヤジ」の説明について、「正確性に欠く発言だった」と事実誤認を認め、訂正に追い込まれた・・・・・・安倍首相は国会でデマをまき散らしたようなものである・・・・・・論理の飛躍や根拠の乏しい情報に基づく誹謗中傷で「政敵」を陥れるのが常套手段だから、タチが悪い」。

 相手と同じレベルに自分を貶める必要はないですが、ブログ主の内心では・・・・・・「事実」でヤジり返して、アベ様ご自身にヤジの内容の正誤を調べ、申し開きしてもらいたいもの、と思ってしまいます。

   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟・・・どうするの」?、   
                            とアベ様をヤジり返してみては?


 以下の2点は大変興味深い。いずれも日刊ゲンダイ関連。

 まず、第1点目。
 「野党時代の11年5月には自身のメルマガで、福島原発事故の対応をめぐり<海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです>と断言。後にデマだと判明しても、今なお問題のメルマガを削除せず、菅元首相から名誉毀損で訴えられている」。
 これについては、・・・・・・福島第一原発海水注入中断事件の裏にいたヒト=アベ様でした・・・・・・「菅降ろしのための「原発クーデータ」計画」だった訳です。まさに、安倍首相こそ「息吐く様に嘘つく」典型例。

   ●安倍晋三氏の政治を振り返ってみると・・・
   『●福島第一原発海水注入中断事件の裏にいたヒト
     「民主党の偽メール事件と同じ構図。福島第一原発のメルトダウン直後、
      海水注入を菅直人首相が中断させたことが再臨界を招きかねない
      行為だとして、自民党その他やマスコミが大騒ぎをしたが、
      なんとそのガセネタの背後にいた人があの安倍晋三元首相だったとは。
      国会その他での谷垣禎一自民党総裁の追求のネタ元が安倍元首相の
      ブログ!」
     「結果は大丈夫だったが、海水注入を中断していれば再臨界が起こる
      可能性があり、このネタが本物なら菅首相はすでに辞任していたかも
      知れない。自民党、安倍元首相の背後には原発を今後も推進したい
      経産省が付いており、この谷垣総裁質問の本質は、菅降ろしのための
      「原発クーデータ」計画だったといっていいだろう。」

 次に、第2点目。
 「安倍首相は昨年2月に国会で「ある夕刊紙は私を毎日“人間のくず”と報道している」と答弁。恐らく日刊ゲンダイ本紙を指したのだろうが、これもデマだ。本紙は安倍首相をボンクラ」「嘘つきと評したことはあっても、創刊以来「人間のくず」と報じたことは一度もない」。

   ●首相は産経や読売以外も読んでるのね!?:
           「首相はくず」とは言っていないけれど・・・

     「安倍首相が衆院予算委員会で「ある夕刊紙は私のことをほぼ毎日のように
      〈人間のくず〉と報道しております。私は別に気にしませんけどね」
      と述べたそうです。安倍首相が『日刊ゲンダイ』を愛読しているとは
      思いませんでした! 一方、その『日刊ゲンダイ』は、「もっとも、本紙は
      首相のことをボンクラ」「嘘つきとは表現したが、
      一度も「くずとは報じていない」と反論(?)。
       それにしても、最近の首相の発言は凄まじい、「野党議員からの問いに、
      安倍首相は次のように答えた。 「(憲法解釈の最高の責任者は私だ
      政府答弁に私が責任をもって、そのうえで私たちは選挙で国民の
      審判を受ける。審判を受けるのは、内閣法制局長官ではない。私だ」」。
      こんな発言を許容できる自公支持者や自公議員への投票者の気が
      知れない。先の衆院選、参院選で一票を投じた人たちの
      「はあまりに重い。」

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157480

日教組ヤジは氷山の一角…安倍首相こそ「息吐く様に嘘つく」
2015年2月24日

     (デマまき散らし (C)日刊ゲンダイ)

 <民主党は息を吐く様に嘘をつく>――。かつて自身のフェイスブックにそう書き込んだ安倍首相。この過激な言葉がそっくり我が身にハネ返っている。先週の衆院予算委員会で飛ばした「ヤジ」の説明について、「正確性に欠く発言だった」と事実誤認を認め、訂正に追い込まれた

 安倍首相は19日の予算委で民主党議員が西川前農相の脱法献金を追及中、突然「日教組はどうするの」とヤジった。翌20日も「日教組は補助金をもらっていて、教育会館から献金をもらっている議員が民主党にいる」と答弁したが、日教組は国から補助金を受け取っていなければ、教育会館から献金をもらっていた民主党議員もゼロ安倍首相は国会でデマをまき散らしたようなものである。

 安倍首相にとって今回の騒動は氷山の一角。論理の飛躍や根拠の乏しい情報に基づく誹謗中傷で「政敵」を陥れるのが常套手段だから、タチが悪い


デマに基づく悪口雑言の数々

 昨年秋の国会質疑中には民主党の枝野幹事長を面罵した。何の脈絡もなく「JR総連」や「JR東労組」から枝野氏が献金をもらっていると指摘。両労組に革マル派の活動家が浸透していることを背景に、両労組と過激派を一緒くたにして論理を飛躍させ、枝野氏が「殺人を行っている団体」から「献金を受け取った」と一方的に断罪した。

 朝日新聞についても、常に根拠を示さず「安倍政権打倒が社是」と繰り返し答弁。拉致交渉にあたった元外務省審議官の田中均氏が13年に毎日新聞紙上で「外国での国際会議などで、日本が極端な右傾化をしているという声が聞こえる」と指摘すると、安倍首相は<田中均局長を通し伝えられた北朝鮮の主張の多くがデタラメ><彼に外交を語る資格はない>とフェイスブックで切り捨てた

 野党時代の11年5月には自身のメルマガで、福島原発事故の対応をめぐり<海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです>と断言後にデマだと判明しても、今なお問題のメルマガを削除せず、菅元首相から名誉毀損で訴えられている

   「安倍首相は『総理の言葉の重み』を理解していないのでしょう。
    政敵にはどんな誹謗中傷も許されるという姿勢なら、ネット右翼の
    書き込みと変わらないヘイトスピーチすら想起させ、不愉快になります」
    (政治評論家の山口朝雄氏)

 安倍首相は昨年2月に国会で「ある夕刊紙は私を毎日“人間のくず”と報道している」と答弁。恐らく日刊ゲンダイ本紙を指したのだろうが、これもデマだ。本紙は安倍首相をボンクラ」「嘘つきと評したことはあっても、創刊以来「人間のくず」と報じたことは一度もない。
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●残酷な現実・・・自公支持者や「眠り猫」の皆さんのお好きな「格差社会」

2015年03月02日 00時00分28秒 | Weblog


asahi.comのWEB新書の広告【「1億総中流」には戻れない 逃れられない格差と貧困の現実】(http://astand.asahi.com/webshinsho/asahipub/aera/product/2015022400001.html?iref=comtop_btm)。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」: 
                      2014年12月衆院選に是非行こう!

・・・・・・だったんですけれどもね。

 「「アベノミクス」なんて言葉に踊らされているうちに、この国の足元では残酷な現実が広がり始めている。非正規雇用の増大により、広がる経済格差。それは教育現場での学力格差へとつながり、世代を超えた負の連鎖の歯車は滑らかに回り続ける。税制に公平性などは見られず再分配機能が回復する兆しもない。機会の平等もなく、貧困率は主要国中では最悪クラス。いまこの国は、確実に金持ちだけが得をする社会へと向かい始めている。アナタは、それでも我慢、続けますか」。

 上記導入部・・・・・・アベ様達自民党の「政」の目指している方向性。
 自公支持者や「眠り猫」の皆さんのお好きな「格差社会」ですね。アベ様大人気ですもの。でも、この「学力格差」の部分を見ただけでも、暗澹とした気分になります。私は嫌ですねこんな社会。なので、自公議員や翼賛野党議員には決して投票しません。

   ●アベ様は「株価さえ上がれば
      何をやっても許されると思っているのだろうか」?

   『●斎藤貴男さん「庶民から取れるだけ取ろうとしているのが安倍政権」
   『●「財政危機を叫び、国民に大増税を強行しながら、
                この財政規律の欠如は何なのか」!?

   『●「年功序列賃金見直し」: 正義面でアベ様は庶民から
           搾り取れるだけ搾り取り、「ドアホノミクス」を推進

   『●格差社会を助長するトンデモな「ト」理論=トリクルダウン理論
   『●アベ様達の「政(まつりごと)」、
        この現状の虚しさよ・・・・・・本当にこのままで良いんですか?

   『●衆院選の酷い結果: 本当に、
       「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」のか?

   『●格差社会を拡大する「トリクルダウン理論」: 
       「したたり落ちているのは、若い世代の悔し涙なのか」?
   『●「トリクルダウン理論」: 
        「貧しい者」ではなく「アベ様の自民党」に「お零れ」が!
   『●「大切なものは決してお金に換えてはいけない」:
            「宇沢弘文氏が蛇蝎の如く嫌った新自由主義」

   『●所得再分配機能が破壊:
      「眠り猫」はアベ様を「支持」することで自分の首を絞めている

   『●「弱者に厳しく、強者に優しい」ドアホノミクスは
       「一番大切なものをないがしろにしているのです」

   『●「アベハラスメント」(©やくみつる氏): 
       こういう社会を目指してるんだ自公投票者達は?

   『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?
   『●子どもたちが「キチンとした教育」を受けることができ、
                        平和に暮らせる世の中に

   『●「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」
               (『カナエール福岡応援ページ』)

   『●石坂啓さん「道徳心とか愛国心とかが
      コドモたちにとって安全かどうか、なぜ疑ってかからない」

   『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの? 
       「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??

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http://astand.asahi.com/webshinsho/asahipub/aera/product/2015022400001.html?iref=comtop_btm

「1億総中流」には戻れない 逃れられない格差と貧困の現実
2015年02月26日

 「アベノミクス」なんて言葉に踊らされているうちに、この国の足元では残酷な現実が広がり始めている。非正規雇用の増大により、広がる経済格差。それは教育現場での学力格差へとつながり、世代を超えた負の連鎖の歯車は滑らかに回り続ける。税制に公平性などは見られず再分配機能が回復する兆しもない機会の平等もなく、貧困率は主要国中では最悪クラス。いまこの国は、確実に金持ちだけが得をする社会へと向かい始めている。アナタは、それでも我慢、続けますか。

   ◇教育の貧困が招く負の連鎖
   ◇不安定な雇用、格差の温床
   ◇公平性が揺らぐ税制
   ◇最大の問題は若者の貧困


教育の貧困が招く負の連鎖

◎6人に1人は要就学支援

 「日本は識字率100%ではないのではないか

 関西の公立中学校で社会科を教える男性教諭Aさん(39)は、そんな疑問を持っている。

 授業で生徒に教科書を音読させると、漢字をほとんど読み飛ばす。自分の住所も書くことができない。そんな生徒はクラスに1人、2人ではない。

 感じるのは、そうした生徒たちは、生活保護を受けるなど貧しい家庭の子が多いということ。夜に親が家にいない子も多い。ひとり親で、生活費を稼ぐために夜も働いているからだ。夕食はコンビニで買って食べる。宿題を親に見てもらい、漢字の間違いを直されるような経験は、ほとんどない。

 「経済的に恵まれた家庭とは、本など周囲においてあるモノ、日常的に接する文字がまったく違う。文字をちゃんと読めないまま卒業しても、健全な社会人になるとは思えない。まさに負の連鎖です」(Aさん)

 この教諭が見ている世界は、特異なものではない。

 生活保護を受けるなど、生活が困窮している家庭には、子どもが小中学校に通えるよう、学用品費や通学費、学校給食費を国、自治体が援助している。文部科学省の調べによると、こうした就学援助を受けている児童・生徒は、この15年間で倍増。2012年度は155万人に上り、公立学校の児童・生徒の15・64%を占めた。実に6人に1人が、援助なしには学校へ通うことすらできない・・・・・・。
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