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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲麻生発言「地方交付税1兆円増やす」のまやかし
◆来年度の国の方針は、「借金をして財源を確保しなさい。あとは自分で返しなさい」
日・月と、東京オリンピックの会場であった代々木青少年会館で、来年度国が地方にどのようにお金を配るのかについて、勉強してきました。
昨年総務省が地方に配布した資料と、つい最近国が地方に対して出した資料を比較しながら、麻生発言の「地方が使いやすいように交付税を配布する。1兆円増やす」は、本当だろうか?との視点で講義をききました。
結論は、1兆円も増えないということ。増えるのは、4000億円。資料にもしっかりと昨年比として4000億円増と書いてある。それも臨財債という借金を地方でしないさいと。つまり、借金のツケをどんどん将来に回す手法でした。
道路特定財源についても、先日、国会の麻生答弁にあったとおり、歳入が一般会計に入れられただけで、やっぱり道路に使われる。道路建設に於いては、以前より借金しやすくなり、地方自治体が判断を誤ると、大きな借金を背負うしくみになっています。要注意です。
◆地方交付税の財源不足は、今後更に深刻になり、増税として市民に降りかかる?
私は、地方交付税が今後どうなるんだろうとずっと関心をもってみてきました。
地方交付税の財源は、所得税、法人税、酒税、消費税、たばこ税の国税5税の一定割合が充てられます。
地方交付税がもらえるのは、自主財源の少ない自治体で、来年度は愛知県も交付団体になるのでは?と言われています。税収減で、来年度は交付団体が増えることでしょう。
ということは、1自治体当たりの交付額は減るということ?更に、地方交付税には「合併特例債の元利償還金の7割負担額」も含まれており、ここ数年で、その割合が急速に増えることになっています。つまりは、福祉や教育にくるお金は少なくなるということ?
財源不足は、借金として未来の人たちにツケを回すか、国税5税の増税という道を歩むのだろうと今回の講義を聴いてそう思いました。
私たち市民の生活は、更に厳しくなります。
私に出来る活動は、「ムダを削って、福祉や教育に回すよう提案していくこと」。あきらめずに頑張ろうと思いました。