2足のわらじでガンバ!
★無党派・市民派「愛西市議会議員」★
★市民活動「環境&子育て&高齢者&まちづくり」★
吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲6月議会の最終日、賛成反対の意見を述べました
選挙後、休みなく突っ走ったツケがきたようで、
季節外れの風邪を引き、しばらくブログへのアップをお休みしてしまいました。
6月議会の最終日に、議案に対し、以下の意見を述べて賛否の意思表示をしました。
◆議案第35号 愛西市職員の育児休暇等に関する条例及び愛西市職員の勤務時間、休暇に関する条例の一部改正について
【賛成しました】
この議案は、「仕事と家庭の両立支援」のための条例改正であり、単に愛西市職員の労働環境の整備という意味だけではなく、この公務員の労働環境改善を民間にも広げていくという市としての使命があります。
公務員のみなさんは、民間の労働環境をどうとらえていらっしゃるのかわかりませんが、民間では、育児休暇も産休も、子どもの病気での休暇もとりづらいのが現実であります。
この改正により、更に、民間の労働環境と公務員の労働環境に格差が生じ、かなり公務員のみなさんは、民間に比べ、優遇された中で仕事をされていくになります。
議案質疑の中で、「民間については、国が周知を進めていく」との答弁がありましたが、市に於いても、この地域の会社への労働環境の改善への働きかけ、および、市民が仕事と家庭を両立できるような支援は、市としてのがんばってとりくんでいただかねばならない課題であり、特に、男女共同参画担当部署、子育て支援の関連部署に於いては、少子化問題と子育て環境の変化をふまえ、今後も積極的な取り組みが必要だと考えます。今後も、育児休暇等がとりやすい環境を庁舎内で進めると共に、公務員が民間に比べ、優遇されていることを忘れることなく、市民のみなさんの労働環境が、公務員並になるよう努力して頂くことを要望し、賛成と致します。
◆議案第37号 愛西市学校給食センター整備・運営事業契約の締結について
【反対しました】
私は、人と人とのコミュニケーションをうまくとれないなどの、知識を身につけることはできても、人間形成の面で様々な問題を抱えている子どもが増えている現在、学校給食が果たせる役割は大きく、貴重な解決のための素材であると考えています。
◎ 経済性に於いても、優位な自校式
教育委員会も、「センター方式より、自校式の方が優れているが、やむなく経済性からセンター方式を選択する」との決定をしており、どのようにセンター方式の優位性を説明されようとも、今回の議案は、最良のものでなく、経済性を優先した選択であることは市側も認めていることであります。
学校給食で、安全でおいしいものを食べらるのは最低限のハードルで当然のことですが、学校給食を使って、まちづくり、人作りができることを私はずっと申し上げてきました。
自校式学校給食で、地元の安全な野菜を使うことをうまくつかい、地元野菜のブランド化を進めたりしている他市の事例も見たり聞いたりしてきました。
そこには、様々なしかけがあり、学校給食で農業振興を図り、学校給食を使って 地域の方々との接点を作り、今一番子どもたちに欠けている「人と人とのつながり」を作り、「感謝する気持ち」をはぐくみ、地域の人たちには「子どもたちは地域の宝だという気持ち」を芽生えさせ、給食ひとつで、様々な課題が解決されていました。
こうした中で育った子どもたちは、自分の育った地域が好きになり、地元に住み続けるそうです。
こうしたことから、学校給食が他の課題も解決できる素材であるならば、経済性においても、決して自校式が劣るものではありません。
自校式の方が優れていると教育委員会が判断しているのであれば、その工夫していけば、よいのではないでしょうか。 私は、これ以上コストダウンができないから、センター方式にするといった論法は納得がいきません。良いものであれば、それを維持するにはどうしたらよいか、知恵を絞るのが市の役割だと考えます。
ひとつの事業で、複数の課題解決ができれば、かなりの財政削減になり、今後の行革手法の大きな手法のひとつではないでしょうか。
◎15年間、給食のしくみが変えられない
また、15年間も契約内容が基本的には変えられないPFI方式を、子どもたちの食に関わる部門で使うことは、大変問題があると考えます。
◎総合評価一般競争入札の入札審査に、問題がある。
更に、総合評価一般競争入札についてですが、「要求水準書」が示され、委員により、採点がされていますが、この総合評価一般競争入札の根本的な問題なのか、それとも愛西市の実施のしかたの問題なのかわかりませんが、要求水準以上の提案を業者がした場合、本来ならば、その部分は評価に入れてはいけないと思います。そうでなければ、入札価格が高くても、提案内容が良いものが優位に立つ結果となってしまうという欠点があります。
たとえば、アレルギーについて、この議会で質問しましたが、将来どこまで取り組む予定なのかは明らかになっておらず、このような状況であれば、多少高くても設備が整っているものが選択されてしまうのは当然ではないかと感じ、選定に於いて問題があると感じました。
いろいろ申し上げましたが、自校式の方が優れているとの考えを持ちながら、経済的なデメリットの解決に努力されないまま、大型給食センターに移行されることは問題でありますので、反対と致します。
◆議案第38号 平成22年度一般会計補正予算について
【賛成しました】
今後、いくつか改善をせねばならない点が明らかになったとおもいますので、その点について述べさせていただきます。
◎(給与等について)
私の議案質疑から、退職金組合等への負担金の計算間違いといった単純ミスが明らかに成ると同時に、職員の給与増額からは、昇格人数の見込み間違いがあり、予算立ての甘さが明らかになりました。
この現実を聞き、私たち議員は3月に次年度の予算を審査し、議会として賛成してしまっているのですが、何を信じて仕事をすれば良いのか、こんなことまで議員としてチェックしなければならないのか、正直なところ唖然としているのが今の気持ちであります。私は、すべての予算項目について、見積もりの甘さがあるのではないかと、強く疑いを持っておりますので、改めて、予算立てについて、より正確が予算が示されるよう、改革を求めると同時に、間違いが起きてしまったときの事後対応について、適切かつ迅速に行われることを要望いたします。
◎(選挙費用:開票機800万円の支出について)
また、選挙に使う開票機についてですが、費用対効果について、見積もりの甘さがあるのではないでしょうか。
先の市議会選挙開票において、ケーブルテレビで開票速報をご覧に成った市民の方々から「開票が遅かった」との苦情を頂いたことはわかりますが、中途のロスと、スタート時間が遅かったことを配慮すると、清須市と比べて 20分遅かっただけですし、清須市より、 票数 6000票多い 面積は、4倍 のなかで、更に、職員は20名少なく、開票機もないことを考えれば、実際には、2台の開票機をもっている清須市より開票が早かったと言えると思います。
私は、市民からのご意見をしっかり聞くのも大切だと思いますが、分析結果をしっかりとお伝えし、理解いただく姿勢も必要だと、市側の説明を聞いて感じました。
市は、1時間早く終われば、1回の選挙で28万円節約できると説明しましたが、これでは、800万円の投資をする価値がないと考えます。
しかし、参議院選等に於いては、分類の数が多く、深夜の2時~3時ころまで、職員が働き、翌日出勤との労働環境があるとの説明がありましたので、こうした労働環境の改善は必要であるとの考えのもと賛成を致します。
購入するからには、この機械が効率よく利用できるような体制のつくり、無駄な購入だったと言われないようなことのないよう、準備を進めることを要望すると同時に、先の議案第35号の賛成討論でも申し上げましたように、民間であるならば、利用頻度の低いものに投資されることは少ない中、職員の労働環境改善のために購入されるものであることを自覚いただき、今後は、民間の労働環境改善にも目を向けていただくことをお願いし、賛成と致します。
◆議案第39号 平成22年度国民健康保険特別会計補正予算について
電算業務委託料
ソフト予定価格の見積もりの甘さがあります。
業者の見積もり提示のままで契約ですか?
(原稿無しで、アドリブで発言したので、正確が記録がてもとにないのでごめんなさい)
◆請願 身近な庁舎を維持し、住民サービスの充実を求める請願について
【反対しました】
私は、部署が4庁舎に分散しており、縦割り行政がますます進んでいることや、人事異動により、前任者が他の庁舎に移動した場合は、今までつちかったものが後退してしまったり、ミスにつながったりとの問題がおきているとかんじており、部局が一カ所にあつまり、ひとつの事業を複数の部局で共同で行ったり、問題を効率よく解決できる体制づくりも行革tおして進めていかねばならないと感じています。
よって、行革の徹底や市長の目が届く庁舎にするためにも、部局が本庁周辺に集まることには賛成の立場です。
私は、部局が一カ所に集まることと、市民の皆さんの利便性に影響する窓口の業務の問題は別の問題であり、「本庁舎に統合する」という市の方針が、市民の方には「窓口もなくなる」と誤解されているように感じます。
立田地区に建設部があること、佐織地区の福祉部等があること、八開地区の教育部があることは、市民の利便性に大きく影響することではありません。
こうした誤解が生じているのも、市の説明にも問題があるかと思いますので、市には、市民にわかりやすい広報をすることをもとめ、そして、市民の利便性を重視した窓口確保をし、できるだけ周辺施設も利用するなど、コストダウンに努められることを希望し、この請願には反対を致します。