陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

「蚤とり侍」映画

2018-06-04 21:24:14 | Weblog
 まったり見て来た(平日の昼10人くらいだった)

公開中ネタバレ注意。(かなりテレビで宣伝してるけど・・・)

老中田沼意次(桂文枝)がいた時代。
田沼に媚びる商人がたくさんいた(金になればなんでもOKな世だった)

越後長岡藩士小林廣之進(阿部寛)は失言して藩主忠精(松重豊)から左遷
されてしまう。「猫ののみとりになって無様に暮らせ!」とお沙汰が出て・・・

猫の<蚤とり>を生業とする貧乏長屋、そこには旦那の甚兵衛(風間杜夫)、と
女房のお鈴(大竹しのぶ)、貧しい子供たちに読み書きを教える
友之介(斉藤工)が暮らしていた。

「猫の蚤取りってなんだ?」と首をかしげて店に入る。
女将さんが着物を持って来て廣之進に着せる。
そこには大勢の男達がいろいろな恰好していた。化粧している輩もいた。
甚兵衛が蚤取りの方法を教えるが・・・
私は理解出来たが・・・年配者は理解出来たかな~
蚤取りは男と女の体の関係なのだ。昼間っからやるの~?
二階の出窓から顔を出していた女の顔を見た廣之進は驚く。
亡き妻にうり二つの女がいた。名はおみね(寺島しのぶ)
さっそく女の所に出向く。女との情事・・・しかしことが終わって、
おみねから「この、へたくそが~!!!!!」と言われて途方にくれた廣之進。

伊達男の清兵衛(豊川悦司)は小間物問屋の婿養子、元は直参旗本で武士だった。
若い妻おちえ(前田敦子)は夫の浮気をよく知っているのでうどん粉などを
清兵衛の一物につけていた。 さすがに<15R>

ここから清兵衛が浮気をしてというより廣之進に女を喜ばすには・・・という
実践を見せつけるのだ。廣之進まったくもって人がやっているそばまでいくんだから
かなりきわどい。(見られる方も本気にならないと・・・

それをおみねで試して・・・
寺島しのぶってあそこまでOKなんだ~と驚くばかりの演技だった

その後三人の女に奉仕(山村紅葉、雛形あきこ、涌井明日香)の廣之進。

まあ山村紅葉さん最近いろんなとこに出ているので笑ってしまうけど・・・
何が終わって「冥土の土産が出来たわ」って・・・かなり笑えた

そんな折、長屋で読み書きを教えていた友之介が猫の餌を取り上げたとき、
猫に引っ掻かれて病気になったが・・・彼にはお金がなかった。
長屋のみんなが心配して見に来るが手が出させない。医者に頼んでも30両かかると言われ・・・
そこに居合わせたのが清兵衛、自分の知っている医者を紹介しようとすっ飛んで行ったが・・・
夜だったので夜遊び中の馬にぶつかって・・・

清兵衛が全然戻って来ないので自分に何が出来るか考える廣之進。
友之介が持っていた刀の中に刀を作った人や年月日が入っていた。
この刀は有名なものだという証拠の証書。
それを見て医者の宗庵(伊武雅刀)は往診してくれることに。
宗庵は友之介の脇の膿を取り出すが、長屋の人達が友之介の手足をつかんで
離さないようにしたが・・・麻酔薬なんてない時代の荒療治だったが・・・
この場面はちょっと目を離してしまった。ちょっと恐かった

そのかいあって友之進は回復した。清兵衛はどこに消えた?
宗庵は刀をかえしに来た。名刀というのは嘘だった。
証書が偽物だという。こりゃまたなんとも

おみねと抱き合っていたが田沼意次がやってきた。
実はおみね、田沼の妾だった 逃げようとしたが・・・
田沼がおみねに向かって話をしているのではなく、背中合わせの廣之進に話していた。
勘定方書き役として働いていたのでその不正にも理解していた。

田沼が出て行った後逃げ出していたか廣之進
しかし町方が蚤取りをしていた人達を捕まえて首を切るという。
廣之進も捕まって・・・どうなる?

おみねが役人にお金渡していたけど・・・

田沼意次失脚後、廣之進は長岡藩の江戸屋敷に出戻ってきた。
そこになぜか清兵衛が・・・記憶喪失になっていた。
しかしじょじょに記憶が戻って来て廣之進のことも思い出した。

最後はめでたし、めでたしで長岡藩に戻れることになって・・・おみねも同伴で・・・
清兵衛達と別れていった。

あっちの方が「ご無沙汰で・・・」って廣之進に最初に会った時に言った言葉が妙に残っていた。
お忙しの田沼ではおみねはウズウズしていたんだな~きっと。
年配者を相手にどこまで出来るかってことだ。
そりゃ女としては自分を悦ばしてくれなきゃこまるんもね~

桂文枝さんの田滑意次がメチャクチャ良かった。
田沼ってこんな感じだよな~と思うくらい良かったのだ。
よくぞ使ってくれました。ベストキャスティング

蚤取り家業なんて知らなかった。
風俗店のようなことをしていた時代もあったんだね
小説は未読なので読んでみようかな~
小説のほうがもっときわどいかも
 
コメント
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