<航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する
鳴瀬佳音(なるせかのん)は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。
練習と任務の演奏会に明け暮れる中、
数々の不思議に遭遇する。失われた楽譜の謎、楽器のパーツ泥棒、
絵葉書に込められた見えないメッセージ・・・。個性豊かな仲間達とともに
“事件”を解決!していく。 裏表紙より>
最初はたまには別のジャンルの本を読もうと買っていた。
読んだのはずいぶん前で・・・感想を書いてなかった。
なかなか読み応えはあった。
『ギルガメッシュ』って人の名前だったとは知らなかった😵
古代メソポタミアの王様の名前だったのね。
(ヴィジュアル系のバンドの名前しか知らなかったから😅 )
『ギルガメッシュ交響曲』なるものがあるとはね。
校舎で起きた不思議な光事件が五線譜だと私はわかったけどね。
窓が音符の代わりになっていたというオチ。
佳音は少しづつ成長し、後輩も指導していく過程が描かれていてる。
まわりの人達がいい人ばかりでよかったんじゃないかと。
佳音に同期の渡会俊彦(高校で一緒だった)が一番ちょっかい出してるかな。
でも佳音は今の仕事に満足しているのだ。自分で選んだ道だから・・・
こういう音楽家もいるんだな~と初めて知ることが出来た。
音楽をやると言っても自衛隊の音楽隊ですからね。
なので訓練もたまにはあるのです。(佳音はそれは苦手みたい😁)
作者の『取材ノート』が最後に書かれていた。
これを読んでまた作者さんのご苦労がわかったような気がする。
私らには到底無理だな~。ご苦労さまです。
内容的に充実していて読み応えがあったと思う。面白かった。