<副題 透明な絵と堕天使の誘惑>
以前読んでいたがもう一回読み直した😊
千景は19歳、祖父母に育てられていたが祖父は亡くなって・・・
千景は図像術を学んで、そばにいる透磨と一緒に心霊スポット「切山荘」、四つの絵
など怪奇なものに出くわしながらも、自分の過去と向き合っていく話。
図像術は見た人は具合が悪くなったり、はたまた鬱状態になって
自ら死も選んでしまうという凄い絵だという。
人を引きつけるパワーがあると言われていたが、そういう勉強をした千景。
絵を描くことは下手だと言われ続けていた。
しかしこの作品では千景を挑発した人物がいる。図像術を模写した人物が・・・
(かつて千景が描いたといわれるものを模写した)
しかしそれは図像術の絵ではなかったというオチ。
“カゲロウ”という人物(男性)は千景と同じくらいの年齢の人で・・・
(この人は関係者でおびき寄せた人物じゃないので・・・)
凄くよくしてくれている。(透磨とは性格は真逆)
透磨は千景の祖父統治郎から千景を守るように託された思いもあり、
自分の気持ちは別の所に置いておいた。そこがもどかしいね。
一回読んでいたので今回は中味がよくわかった感じ。
でもな~、小原と絵を描いた真柴はどうなったか・・・
最後が曖昧になってしまって中途半端で終わった。
千景は過去(11歳の時図像術を描いたいきさつはわかったけど・・・)
のことは思い出せたけど・・・透磨のことは思い出せない結果に。
まだ続くのだろう。いい加減このシリーズも終わってくれないかな😅
難しい題材をライトノベルでどこまで表現出来るかギリギリの所だね。
これを映像にするのは難しいだろうが・・・作品的には好き😊
谷さんの作品は全体的に難しいが好きな部類です。