28.04.16 焼 き 鳥 NO.1133
東京ではこんなこともありました。 焼鳥屋さんで店に入って飲み食いするとどうしても高くつきます
から、持ち帰って寮で食べようと思い、開店前で準備中の焼鳥屋さんの勝手口に回って「持ち帰りで
きますか?・・」と尋ねたところ、店主は無言でアゴをしゃくって店へまわれと指図する。
言われるままに店から店内に入ったら、店主は改まって「いらっしゃい」という。 つまり、お客さんは
裏口などから入らず正面から堂々と入れということらしかった。 東京人は恰好を重んじるんだなと気
付きました。 それと、何回か通ううちに一度は店で飲み食いしたいと思って、あるとき 「毎度!」と言
って店に入ったところ、おやじさんはムッとした顔で睨みつける。
「アッシャ蕎麦屋じゃねえんだ」「毎度はねえだろう」「ここは江戸なんだ!」「第一、その変な大阪弁が
気にくわねえ」・・・と。 つまり、関西を見下している。
あの橋下さんが「大阪都」を言いだしたころ、石原慎太郎は「首都は東京だ!」「二つもいらん」と言って
いた。
橋下さんは「著名人」の慎太郎にしっぽを振って言い寄って、利用しようと思っていんでしょうが、結局
はうまく行かなかったのは慎太郎始め東京勢の心中は「大阪風情が何をぬかす」という気持ちがあっ
たからではないかと思っています。