28.04.28 検 証 NO.1145
「じゃんけん」で後から出せば勝ちますし「下司の知恵はあとから」という言葉もあって、あとからはなん
とでも言えると言いますが、こと国民の生活に影響を及ぼす重要な政策や決定は、それを施行して一定
の期間が経過した後に、それが正しかったのか・正しくなかったのかを「検証」することが重要です。
圧倒的な支持を得て成立した小泉政権の政策はどうだったのでしょうか?企業のリストラに伴う失業者
が増えて、大都会の公園にホームレスがボランテイアが賄う給食に列をなし、低賃金の非正規雇用が
拡大し住居を持てない人の為のネットカフェが繁盛し、貧困の差が拡大して国際的にも相対的な貧困率
(ジニ係数)が高くなって、自殺率も高くなった。
日本の国民はそういうことを「実現」するために小泉政権を誕生させたのでしょうか?
構造改革ってつまりは国力を劣化させ、貧困を量産することだっだのでしょうか? これでは「羊頭狗肉」
じゃなくて「羊頭腐肉」じゃありませんか?
今のアベノミクスもそういう意味では「羊頭腐肉」に酷似しており、小泉改革よりももっとヒドイ結果をもたら
しはしないのか?・・・ちょっと気になる。 *「迷走する民主主義」森 政稔 著 を一部参考にしました。