28.04.29 断 捨 離 NO.1146
30余り建売業をやって来ました。 古くなった家屋を買い受けてそれを新築に建て替えて販売する
という仕事です。 古くなって耐久性に問題があったり、現代の生活に不便であったり・売却される
住人が高齢で、老人ホームに入られるために不要になったり、時には「あるじ」がお亡くなりなっても、
相続人がその家に住まない家などが主な「仕入れ先」です。
ところで、近年感じることはこういうお家にはなんでこんなに・なんでこんなものまでというほどの荷物
が退蔵されていて、室内の移動すら困難なほどにガラクタ(失礼)の巣窟のようになっていることです。
その中には経済的な価値があるものも多分あることでしょう。
でもそういうものを選別して再利用を図ったり、バザ―に提供できるものはあるのかもしれませんが、
そういう選別や抽出をするメリットも手間・時間もありませんので、すべてお金を出して廃棄処分する
のです。 ちょっと処置に困るのが「仏壇」です。
ご存命中はおそらく大切になさったものでしょうが、ほとんどの人は放置して行かれます。
相続人も受け取りを嫌います。 「仏壇」も別途費用を出して「処分」します。
ですから、どうせ捨てるようなものならば初めから「購入」しないとか、維持継承する人がいないと解って
いるものならば、ご健在なうち人「断捨離」しておいていただきたいな・・・と思います。