28.12.05 失敗の本質 NO.1364
平成のバブルが崩壊してはや26年、失われた20年が30年になろうとしている。
ではなぜこんな失敗をしたのだろうかと、標記の図書を参考に読みました。
(日本軍の組織論的研究)要は、①意見が対立すると常に積極策を主張する側が、慎
重論を押し切って無謀に猛進したこと。 ② 過去の成功例を墨守して新しい事態に
対応する柔軟性に欠けていたこと。 ③ 科学的思考が排除され精神論が支配したこ
と。 ④ 情報の管理がずさんで敵側にすべて漏洩していたこと。
収集能力に欠けたいたこと。 ⑤ 幹部の方針が朝令暮改で、まとまった組織目的が
確立されていなかった。 ⑥米軍は先頭の合間に隊員がテニスをするくらいの余裕を
持っていたが、日本軍は「月月火水木金金」と常に緊張の糸を張った状態であったた
めに、冷静さや余裕がなかったこと。
・・・と今さら負けた理由を探しても仕方がないけれど、失われた20年を30年も
40年も引きずらないためには、こう少し冷静に施策を検討する余裕がなければらな
いのではないかと思う。