28.12.31 英国の住宅事情 NO.1390
イギリス人といえばお金持ちのイメージがありますが、一般人の居住面積は50~
60平米が最も多いといいます。 不動産市場は中古物件が中心で90%をしめる。
既成市街地での新築や建て替えは厳しく規制されていて事実上不可能に近い。
だから、土地を売買するということはほとんど稀という。
住宅の耐用年数は75年。 住宅ローンはリコ・リースです。
つまり、ローンを払えなくなったら住宅を手放せば債務はゼロになる。
リコ・リースとはリコール・ローン・リースという意味で、債務をどこまでも追及し
ないというもの。
因みに、日本の住宅ローンは「ノンリコ・リース」で、家を売って借金が返せなくて
も、借金だけはどこまでもついてくるものです。
イギリスの不動産売買は、売った人が次の買い物が成立するまで取引は停止条件が付
くために、連鎖取引(チエーンといいます)が通常で、関係者が10~20組にもな
るのが通常で、なかなか成立しないものだという。 このような制度であるために、
乱開発は厳格に規制されて、供給が少なくなり、一種のバブル状態になっているとい
う。 ちょうど日本の反対で、その中間ぐらいの政策がいいんじゃないでしょうか?
*「少ないお金で夢がかなうイギリスの小さな家」
井形 慶子著」を参考にしました。