29.05.07 不 倫 5 NO.1518
和久峻三の作品に「賑やかな悲しみ」というのがあります。 夫が長期出張中だっ
たのに、その間に妻が妊娠したので夫は「妻の不倫」を原因として、離婚訴訟と
「子」との間における親子関係不存在の確認訴訟を提起したのです。
数回の口頭弁論を経てDNA鑑定をすることになったのですが、鑑定結果はその子は夫
の子である確率は99%と出て、夫側敗訴の判決が出たのです。
ところが、判決が確定するまでの間に、妻側から離婚OKのとの答弁書が出て、一件
落着になったのです。 和久作品が面白いのはその理由です。 夫の出張中に高校生
の息子がスキーで骨折して風呂にも入れない。
「母」は息子の全身を蒸しタオルで拭ってやっていたところ、息子の股間の一物が屹
立怒張しているのを見て、こんなスゴイの久しぶりと、長い孤閨の切なさに耐えかね
ていたからでしょうか、無我夢中の内に息子の一物をわが「室内」に招き入れてし
まっていたのでした。 その後、この爛れるような甘魅な関係は止まることなく綿々
と続き、その結果の妊娠でした。
離婚成立後この「親子3人」は明るく楽しく暮らしている・・・とのこと。
「事実は小説よりもなお奇なり」といいます。