29.06.05 花咲か爺さん NO.1547
日本昔話の「花咲か爺さん」異聞ですが、その前にこのお話はちょっと問題があります。
だって、畑を掘って大判小判が出てきたのならば、まずは警察に届け出なければなりませ
ん。 そうしないと当然「遺失物法」違反になります。
警察に届けて6か月間持ち主が現れない場合に限って、自分のものになるのです。
もし、持ち主が現れた際には概ね10~20%の謝礼をもらえるだけなのに、そういうことを
していませんね。 それは問題です。
それはさておくとして、昔から「身代は三代続かない」と言います。
「親苦労 息子楽して 孫乞食」と言います。 花咲家もその例外ではありませんでした。
初代は大金持ちになったのですが、つつましやかに暮らしました。
でも、2代目の爺さんが放蕩の限りを尽くしたために、すってんてんの貧乏になり、3代目は
もう「赤貧洗うが如し」になってしまいました。
そこで3代目はふと思いました「そうや、爺ちゃんはポチが鳴いたところを掘ったら大判小判
が出て来たんや!」「なんでそんなこと気がつかなかったんや!」・・・て・・・続く。