小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

盗み

2019-01-06 19:21:38 | 日記

       31.01.07       盗      み    NO.2111

  包丁一代という歌があります。 味の一文字 背中にしょって 包丁に賭け

る男意気・・・見て盗る・聞き盗る味捌き、包丁一代磨くこの腕 板修業。 

先輩の料理人は後輩に仕事を教えないのです。

腕をあげるには技術を盗まないとならないのです。

わたしたちが就職した昭和32年当時もそうでした。  稟議書を書いて上司の

ところに持って行くと、無言で書類を放り投げるのです。

鼻で笑っているのです。 侮辱・イジメ・パワハラ、そういうことは誰も言わな

い。 それが、新人を「育てる?」テクニックでした。

そういう苦い体験があったから、自分が少しはベテランになった時には、知って

ることはなんでも、気軽に教えるようにしましたが、もうその頃は、教えてもら

うのは当たり前、新人が仕事ができないのは先輩の教え方が悪いのだ・・という

時代になっていた。

どちらが良いかよくないかとは一概に言えませんが、近年職人さんが育たないのは、

職人を目指す人がすくなったことと、そもそも習う気がない・・と親方衆は嘆いて

います。

 

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