31.01.26 友 NO.2128
たしか?与謝野鉄幹は「妻を選ばば 才たけて 見目麗しく情けあれ」
友を選ばば書を読みて三分の侠気 五分の熱・・といったと思う。
でも、兼好法師は違う。
「名椿名花は五体悪ろし」つまり、立派な椿を庭に植えていると、誰か
に盗まれはしないかと心穏やかにおれないし(美人の妻だったら誰かに
盗られないかと心配する)。 友についても、悪しき友として次のよう
に言っています。
高貴な人・病なく身体強き人 思いやりに欠けるひとだ
酒を飲む人・猛く勇める人 冷静でない・危険な人
虚言する人・欲く深き人 信用できない・財産を狙われる
良き友については言ってませんが、何でも話せる人・モノくれる人
・・・だったでしょうか?
だれが言ったか知りませんが、美人は飽きる 不美人は慣れる。
自分自身は酒を飲みますから、友達になってくれるひとは少ない
のかもしれませんが、幸い美人の妻に巡り合わなかったので、だ
れかに盗られる心配だけはしないで半世紀を生きることができま
した。