聴くという字を分解すれば、耳が十と四の心を持つという意味
だという。 ほかに男という字は十人の口を力で支える、とか、
「戀」(こい)という字は糸し糸しという心など面白い解説がある。
中でもこの「14の心を持つ耳」という言葉が面白い。
認知症介護の要諦だという。 なんでも聞いて上げることが、認知
症進行防止にとって最良の効果があるという。
認知症患者はわけのわからないことを言ったり、明らかなウソのよ
うなことを言うかもしれないが、その発言の背景や事情を聴き出す
ことによって、言わんとしていることが解るのだという。
なかなか根気のいる「作業」ですが、親身になって介護するのと、
おざなりに介護するのでは大きな違いが出てくるという。
面倒くさいこと・辛気臭いことかもしれないけれど、そういってる
本人が「認知症」に陥る可能性だって十分にある。
80~84歳 21.8% 85~89歳 41.4% 90~94歳 61.6%
95歳以上79.5% の罹患率という。 他人事ではない。