R 02.11.30 跳ね飛ぶカエル NO.2861
マジックボランテイアで、ある障がい者施設を訪問した時の
ことです。 そこに目の不自由な女の子がいました。
どんなマジックを演じてもその子にはわかりません。
でも、近くにいる子供たちが「これ牛乳が紙テープになった
のよ」などと言って、その少女の手に紙テープを触れさせる
など、かいがいしく、実に温かい雰囲気でした。
目の不自由な子は「そうなの?」とただ頷くだけでした。
返り際になって、ささやかなプレゼントとして、牛乳パック
から作った「跳ね飛ぶカエル」のおもちゃをプレゼトしたと
ころ、その少女にも遊べるものだったので、少女は「これ面
白い!」とって言って何回も何回も「パチン」と音をたてて
飛ばしていました。
付近の子供たちは「上手上手」と拍手を送り、少女は笑顔い
っぱいになって、何回も何回も繰り返し飛ばしていました。
その光景を見て「なんとこの子供たちは思いやりがあり・け
なげなんだろう」と涙が出て来ました。
自分たちがやってることは大したことではありませんが、こ
んなに感動したことはありませんでした。