小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

菊2

2020-11-09 20:10:38 | 日記

    R 02.11.09     菊  2        NO.2841

坂口安吾が書いた本に「天皇に捧ぐる言葉」というのがある。

超人的な礼拝、歓呼、敬愛を受ける侘しさ、悲しさに気付かれない

ことは、これを暗愚と言わざるを得ぬ。 

人間が受ける敬愛、人気は、もっと実質的でなければならぬ。

天皇が人間ならば、もっと、つつましやかさがなければならぬ。  

天皇が我々と同じ混雑の電車で通勤する、それをふと国民が気付いて

、さあさあ、天皇、どうぞお掛け下さい、と席を勧める。 

これだけの自然の尊敬が持続すればそれでよい。

天皇が国民から受ける尊敬の在り方が、そのようなものとなるとき、

日本は真に民主国となり、礼節正しく、人情厚い国となっているは

ずだ。  ・・・続く

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