R 04.04.08 減 価 償 却 NO.3447
形あるものはすべて壊れる。 これは会計学上でも当然の理屈として、取り
入れられています。 いわゆる「減価償却」です。
鉄骨建物の法定耐用年数は40年・木造は20年・乗用車なら4年で価値がなくな
るという理屈です。 価値が減少する金額を毎年「経費」として利益から
除外します。でも、そういうことは企業会計上だけの問題ではありません。
個人の住宅だって同じこと。 木造住宅ならば、20年で価値がなくなるの
ですから、2000万円で建てた家ならば、毎年100万づつ貯めておかなければ、
20年後には同じ物が建てられないということになる。
でも、個人的にはそういうことをあまり考えない。
我が息子に無償で貸している建物は鉄骨3階建て延べ面埼は65坪で、もう
耐用年数34年経っている、物理的にはまだまだ使えそうですが、仮に、6年
後に建て替えるとすれば、5000万円ほどいる。
私自身そんなお金はないし、建替えるべき息子だって預金より借金の方が多
いから建て替えなどできる訳がない。 つまりそういう時期が来れば、土
地値で売却してほかの安い物件に乗り換えるほかない。
つまり、きちんと減価償却(積立)していないと、住まいのレベルを下げざ
るを得ないということになる。