小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

Mさんの場合

2022-04-13 08:55:43 | 日記

        R 04.04.14  Mさんの場合  NO.3453

高度経済成長期に、印刷業をしていたMさんは借地権付き建売住宅を購入しま

した。   いわゆる「下駄ばき住宅(1階は店舗または作業所・2~3階

は住居、5戸1棟建ての長屋の真ん中の家)」でした。

その後40年もたって、印刷業界は不況業種になるとともに、Mさん自身高齢

化のために仕事に耐えられなくなってきたところ、地主からは「建物も古く

」なってきたから使用に耐えられない、土地を返還してほしい」との依頼を

受けた。

借地権付き建物を他の第三者に売却できないことはないが、なんたって家は

ボロボだし、買手は付きません。 契約書を見ると、土地を返還する場合

は、建物を撤去して更地にするという条件になっている。

ところで、5戸1の建物の真ん中の家を取り壊すことは、5戸1建てだから

保っていた他の建物を不安定にする。  物理的にできないことはないけれ

ど、莫大な費用がかかるし、切り離した両隣の家が傾いたり、倒壊する危険

がある。  こういう場合、借地人が団結して家主と交渉すべきですが、み

なさんそれぞれに事情があってまとまらない。どうすればよい良いのでしょ

うか?という相談でした。   …続く。

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