R 04.04.29 火 災 保 険 NO.3568
一般的な統計でいうと、一家庭で火災を発生させるのは1000年に1回、こん
なものに保険を掛けるのは、ばかばかしいと思いますが、1000年に一回発生
ということは、1,000戸の家が建ち並ぶ街では毎年1戸の火事が発生している
ということになる。
万一類焼すれば賠償してもらえるのかと言えばそうではない。
火災を出した家に賠償能力はないのは当然ながら、法律上も火事を出した家
に「故意もしくは重大な過失」がない限り、類焼させても賠償責任は免除さ
れることになっている。 (失火の責任に関する法律)
だから、そういう場合を考えて火災保険に入っておく方がいい。
ここでいう重大な過失ってどんなことかと言えば、テンプラを揚げていると
きに電話がかかった、当然火を消して電話にでるべきところ、そうしなかったために火災を発生させてしまったという様な場合です。
長年空き家にしていたためにホームレスが住みつき、火災を発生させた場合
なども賠償責任を問われることになるかも知れない。 故郷の廃家・未相
続物件など空き家があればそういう配慮が必要です。