R 04.11.28 良き法律家は悪しき隣人 No.3622
土地の境界線・建蔽率・容積率・日照権などについて法律に照らして抵触しているなどなど、いちいち
こと細かく言い募る隣人は、さぞかし窮屈だろう。 杓子定規に物事を言う人を隣人にすればさぞか
しつきあいにくい相手ということになる。
こういう場合のことを「良き法律家は悪しき隣人」などという。
とやかく言われないように法律を遵守して、法的にどうこう文句を言われないようにお互いが注意をすれ
ばよいことだ。 ある人から売却の依頼を受けた不動産を見て驚いた。
土地境界線侵奪・建蔽率違反・容積率違反・違反てんこ盛りの物件だった。
こんなもの市場に出せない。工夫を凝らしてそういう事情を丸呑みしていただける相手をさがして、隠密
行動で買っていただいた経験がある。
不動産業を40年もやってるといろんな事例にぶつかり、これほど面白い商売はないと思う。