R 05.08.03 金 言 NO.3616
元ヤクザで麻薬中毒患者だった人が、一念発起して弁護士になった。
そのきっかけは、薬物使用の裁判の被告人陳述で、そのヤクザが裁判官の
(将来は今後どう生きるのかという)問いかけに対して、「司法試験を目指します」
と言ったところ、担当した裁判官は「頑張りなさい・君ならやれる」と励ましてくれた。
裁判官は普通冗談にしてもそんなことは言わないものだ。
ヤクザはその言葉に感激して、一心不乱に勉強して7年目にして、日本で最難関の司法
試験に合格して、今、弁護士をやっている。
大阪市の助役までやった弁護士の大平光代氏も、元やくざの情婦だったところ、
養親に励まされて司法試験に合格した人だった。
誰にだってできるものではないが「君ならできる」って魔法のような金言だ。
*元ヤクザ弁護士 諸橋仁智著 採図社刊