R.06.04,05 花 見2 NO,4155
落語に「長屋の花見」いうのがある。 富裕層の真似をして貧乏長屋の連中が花見に出かける。
貧乏なんだからお重弁当も、卵の替りに沢庵を詰め、酒の代わりに水のんで、
気勢を上げようとするが、ちっともおも盛り上がらない。
どんな「落ち」が付いたのか忘れたが、そこまでしなくてもいいという連中がいて、川柳を
作って憂さ晴らしをした。 骸骨に 白粉(おしろい)付けて 花見かな
栄誉・栄華を誇っているが、どんな美女だって、いずれ骸骨になるんだ、その骸骨が今
お化粧して着飾っているだけなんだ・・・いうこと。 貧富はこの世の間だけ、そうすぐ終わる。