ふぐ

　　　　　　　R,07,01,03   フ    グ　　　NO,4376

昨年末以来フグの豊漁が続き、知人を通じて我が家にもフグがやってきた。

思い起こせばフグなんてバルブル期に、黒門の「太政」で食った短冊（てっさの分厚いもの）

以来数十年ぶりで、この先も異常な豊漁が発生しない限り、一生涯口にすることはないだろ

うと思う。　　遺憾ながら、猛毒のテトラドキシンは取り除かれているから、フグを食って

天国へ行くなんて希望は叶えられないだろう。

猛毒を含む肝臓は、命の危険を冒してでも食いたいほどに美味いものらしい。

何年か前に、歌舞伎役者の坂東三津五郎が、他人の分まで食ったために死んじゃった。

フグの肝臓ほど美味いものはほかにないらしい。