R,06,11,11 広 田 弘 毅 NO,4330
先の戦争で戦犯となって、絞首刑に処せられた7のうち、文官は広田弘毅ただ一人だった。
広田は行けゆけモード中にあって、唯一戦乱の拡大を防止しようと命がけで戦った人だった、
極東裁判でも、在任中の行動をつまびらかに明らかにしすれば、極刑を免れたかも知れないが
、他の被告人が、弁明に汲汲とするなか彼は一切の弁明もせず、弁護士のアドバイスも受け
入れないで、戦時の総理だったことは戦争に加担したことだと、自分を納得させて、
絞首刑の露と消えた人だった。戦時の総理大臣が無罪とは言えないが、立派な人だったようだ。
城山三郎「落日燃ゆ」より。
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